からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
明るく楽しい趣味Blogが目標。
毎日ほっこりと。(^0^)

出番の少ないレンズ

2012年11月14日 22時17分22秒 | からくり情報

 今日は誕生日です。と云うことで特別な日。のはずですが、今日から老人の仲間入りで早速送ってきたのが介護保険の支払い書です。口座引き落としにして欲しいのだとか。いずれ必要になるかも知れない仕掛けなので払わずばなるめぇと云ったところです。年間通せば結構な金額でありますが、頂くより払っているのがいい保険でありますが・・・(^0^;)

と云ったものが急に出てきている実感。でもインフルエンザ注射が半額? ジパングクラブへの加入資格ができた。この程度かなぁ?

そんな日だったので今日は新宿へお買い物、誕生日のプレゼントの仕入れ旅に付き合いました。何をもらうのか分かっているのですが、週末のお祝い会を終えるまでは私のものではありません。でも楽しみです。(^0^;)

さて、このところレンズ偏重になってしまいましたが、6月以来色々なレンズが来たせいです。そして根本的な原因は RICOH GXR+MOUNT A12 が来てしまったことです。カメラのリストラをしながらレンズが増えているという変な状況になりました。あれは渋谷東急東横店の中古カメラ市が発端だったのか?それとも一年前にマイクロフォーサーズ用に入手したレンズだったかも知れません。この機会に忘れかけているレンズに光を当ててみます。blogには断片的に書いていたかも知れませんが、再度まとめておきます。いわば私の備忘録。(^0^;)

Dscn3340

今年6月に何となく入手したTopcor 50mm/f3.5 です。GXRで使える安いレンズを探した成果です。バルナックライカのコピーのLeotaxに付属のレンズです。

これで撮るとこんな具合になります。

R0010131 (Topcor 50mm/f3.5 f4)
まあまあの写りかなと思っています。これ以上撮っていませんでした。

Dscn3237

一年前に来ていたレンズは小西六、つまりミノルタと同じく消え去ったコニカが作ったHexar 50mm/f3.5 です。

R0010118 (Hexar 50mm/f3.5 f4)
似たような写りかなと思ってそのままになっていたというのが本音です。どう料理しようかなと思ったまま忘れていたようです。凡庸な雰囲気かなと思ったままになっておりました。(^0^;)
今しっかり見るとHexsarがシャープに感じます。

そして挽回すべくハヤタカメララボの棚で見つけたのがこれです。

Dscn3781 新品同様のコニカ Hexanon 50mm/f2.4 がハヤタカメララボにフルセットで委託されていたので退職記念でゲットしていたHexanon 60mm/f1.2 の実力を思い出してこれは是非ともと思った次第です。
その後、お宝レンズの数々を試写する機会を得て名レンズと云われるものの片鱗に触れました。この結果でもこのレンズの実力は高いものがあります。あれから既に3ヶ月半、ちょっとはレンズの審美眼の進化はあったでしょうか。

このレンズの撮影結果は一度blogに掲載しましたが、その後お蔵入りのままでした。

R0010808

(Hexanon 50mm/f2.4 開放)
予想通りの結果に満足し、いずれ使おうと思いつつ3ヶ月経過していました。困ったものです。いいものは後で食べるという癖から来たのかなぁー。(^0^;)

こんなレンズであれば使わなければいけませんね。と反省。 しかしながら、これ以降幾つか興味深いレンズが来てしまったのでここしばらく書いていたような行動のblogになってしまいました。

クラカメレンズをデジタルで使いたいという方に分かっていただけるように書いているつもりですが、まだ独善的かなぁ。 GXRが最近の最適解と思うので採り上げています。初めてだとどうしても私のように遠回りしがちです。不明な点はコメントを頂戴出来ればと思います。

このレンズ遊びを何とか終息してメカニカルな世界にも入りたいと思っています。
仕事も落ち着かせたいのですが、こちらは自分の思うようにはなかなかなってくれません。(^0^;)

今回もやっぱりレンズの話になってしまいました。RICOHのトラックバックblogにもレンズのことばかり話題を提供しているようで恐縮です。
それではまた次回。遅くなったので昨日でしたので翌朝見直しておきました。(ペコリ)


DR Summicron 使いました。

2012年11月13日 17時27分49秒 | からくり情報

 今日も午前中は自宅です。当番の朝食作成、洗濯とやり終えるとホッとして一服。さっさとやる処理能力が落ちているのでちんたらちんたらと仕事中です。結構逃げていることが多々あります。そして逃げ込む先は趣味。最近はカメラと云うよりレンズの世界です。(^0^)
写した作品よりも写し取るメカニズムに興味を覚えるのはからくり仕掛けに興味を覚えているからでしょう。その証拠にビゾフレックス関係の部品が転がっています。それでもVISO1関係の機材はほぼお輿入れさせました。 あ、レンズは3本残っております。そろそろ高齢者の仲間入りなので後始末のことも頭をよぎります。(^0^;)

と書いているところへ用事が飛び込んで一仕事してきました。続きを書きます。

帰宅後明るいうちに急いでレンズテスト。今回はまだ使っていなかった先日調達のDR Summicron 5cm/f2 GRXに装着、絞り開放とf4の組み合わせて撮りました。秋らしい風景を撮るつもりでしたが、そんな風情があるかどうか。 お手軽なblogになって恐縮です。 

R0011561 (DR Summicron 5cm/f2 開放)
この季節は紅葉を除いて庭木はモノトーンになってしまいますが、片隅に咲いている花を見つけました。

R0011563 (DR Summicron 5cm/f2 f4)
二目盛り絞って f4 です。うーん、開放がいいかなぁ。

R0011575 (DR Summicron 5cm/f2  開放)
西洋紫陽花の葉が紅葉してきました。近接Summicron でなければ出来ない撮影です。50cm程度の距離です。

R0011576 (DR Summicron 5cm/f2 f4)
ほぼ同じものですけど後方のボケで絞り具合が分かります。マニュアルのピント合わせは、風が大敵で意外に時間がかかります。

P1020317(Summicron 5cm/f2  f4)
これは紅葉した木で咲いた西洋紫陽花です。10数年愛用している固定鏡胴Summicron 5cm/f2 をパナG2に付けて撮ったものです。半年前のものです。ズミクロンはいつも安定した写りをしてくれるので手放せません。大事にしすぎて出番が少なかったのですが、最近は孫の写真を撮ることが増えました。二本体制になったのでどんどん撮るようにいたします。そしてフィルムも少々。(^0^;)

私のレベルでは両者の比較など出来そうにありません。どちらも捨てがたいレンズのようですね。

何となく日記帳になりましたがこんなところで本日はお仕舞いです。(^0^;)

Dscn1233 (追記)
再掲写真で恐縮ですが、DR Summicron 5cm/f2 とはこんなレンズです。近接用眼鏡が丸いボタンの上にかぶさるのですが、デジカメでは不要なので入手していません。


存在感一番、ズミクロン90mm/f2

2012年11月12日 22時02分34秒 | からくり情報

 昨日は居眠りしながら支離滅裂な内容を書いて一部書き直し。(^0^;) 今日は失敗したくないなと書き始めたのですが、次第に眠気が襲ってくるようです。頑張ろう。

午前中は来客やら飛び込みの打ち合わせやらで落ち着きませんでした。その後一歩きに出かけたものの写真を撮る元気も消えてグルリと回って帰宅、歩きの量が足りません。持っていったカメラがダンベル代わりになってしまいました。最近このパターンが多いなぁと反省します。(^0^;)

撮り足りなかった分は重量級のレンズをいつもの RICOH GXR に取り付けて試写することにしました。

Dscn1257 ご覧のような超重量級のレンズです。製造番号では昭和39(1964)年に作られたもののようです。実は僅かにバルサムに不具合がありますが、10年以上使っても変わらないので構わず使っています。所謂不具合品、よって格安といういつものパターンです。写りへの影響は読み取れません。

R0011556 (Summicron 90mm/f2 開放)
庭先にまだ残る花の残骸を開放で撮ると明るめになってしまいます。

R0011558(Summicron 90mm/f2 f4)
一絞り絞ってf4です。やっぱりこの辺がいいかなぁ?

R0011559(Summicron 90mm/f2 f5.6)
ものの本でお薦めされるのはf5.6だったと思います。適度な被写体深度になるので気楽になるのは確かです。

R0011550(Summicron 90mm/f2 開放)
孫の遊ぶボールを並べて見ました。ピントの合わせ方が難しい。


R0011554(Summicron 90mm/f2 f4)
場所を変えてもう一枚、f4にしました。実はこれが1mの最近接です。もう少し近寄れると云うことありませんなぁ。(^0^)R0010188

(Summicron 90mm/f2 f4)
初夏の作品です。庭先の西洋紫陽花、家人の管理下にある花です。もう少し右に振って取った方がよかったですね。(^0^;)

このレンズは開放に限らず全体的に艶っぽいなと思いますが、いかがでしょうか?5cmのSummicron もそのような印象を受けます。現代レンズの冷たい鮮鋭さとは一線ひいた世界にあるような気がします。

このレンズはビゾフレックスにも付けられるので専用の距離計リングがありました。一時ビゾに凝っていたことからこのリングもありました。そしてElmar 9cm/f4 ビゾ用の距離計リングも出て来ました。何だかからくりもどきの部品が色々出て来てしまいます。

  (翌朝ちょっとだけ見直しました。)


戦前のレンズ

2012年11月12日 09時15分35秒 | からくり情報

 昨日は結局雨の日になり、ドタバタした一日でした。ホッと一息、からくり工具を拡げる時間も無いのでレンズ整理を始めたものの先に進みません。手持ちのレンズで一番古いものは何だろうと調べて時間潰しをしていました。ライカレンズは製造番号で年代が分かるのでそれも一興かも知れません。最近私の中でブームになっているレンズの戦前ものを引っ張り出してみました。結論はあまり使っていない。(^0^;)

一番古そうなものはElmar3.5cm/f3.5 だろうと調べると 昭和8(1933)年製でした。光学製品は古ければいいというわけではなくしっかり写らねばなりませんが、これは逆光に弱いので要注意レンズです。フィルムでは気にならなかったレンズでもデジタルでは評価が落ちてしまうことが多いようです。それが味なんて云いたくありません。撮った結果では少し汚れているように感じました。レンズと作品写真がありませんでした。(^0^;)

その次に古いのが Summar 5cm/f2 。昭和12(1937)年製です。山崎光学さんで再研磨とコーティングしたもらったのできわめて安定した写りです。例外的に出番が多くこのところ常用レンズの一つです。 Dc122931

見ての通りの時代がかったレンズですが、RICOH GXR+MOUNT A12 での撮影結果は次の通りです。

R0011528

(Summar 5cm/f2 f4)
昨日浅草吾妻橋から撮った光景です。75年前のレンズが切り取った光景とは思えません。間違いなく開放で撮っています。

今頃気が付いたのですが、戦前のレンズはもう一本Elmar 5cm/f3.5 がありました。こちらは昭和13(1938)年製です。

しかしながらこのレンズでの作品はまだありませんでした。GXR ではこのレンズは使用不可になっていますが、沈胴時お尻が奥に当たるようです。先端部が薄すぎるせいかも知れません。

その次に古いものは昭和24(1949)年製のSummarit 5cm/f1.5 でした。が、これもまだ使っていないことが判明。宿題がどんどん増えてしまいました。

10数年前にビゾを使ってみたくて入手した汚いテリート20cmf4.5は昭和10(1935)年製、ビゾフレックス1型用として昭和10年から昭和20年代にかけて作られたレンズのようです。もう一本新品同様で昭和28(1953)年製もありました。これも閉店間際のお店の在庫セール。古いけど大変よく写るレンズです。ノンコーティングなのですが古すぎてガラス焼けがコーティング代わりになっているせいのようです。
 同様に次のバージョンのテリート200mm/f4 は昭和35(1960)年製です。

Dc010982 十数年前に撮った小さな写真が残っていました。バルナックライカにビゾ1型を介して取り付けたこのレンズです。こんな構成で野外撮影するのは大変なことをご理解いただけるでしょう。レンズ以外は我が家から消え去りました。(^0^;)

このレンズは簡単な工夫でNikon一眼レフなどでも使えるので古いレンズに興味のある方なら一本あってもいいと思います。もちろん次の写真のようにマイクロフォーサーズでも使えます。

P1010045 (パナG2 テリート20cm/f4.5)
マイクロフォーサーズなので400mm相当になっていますが、この様な写りです。大昔のレンズとは思えません。窓越しに見える枝下櫻を写した今年四月の写真です。

Dc1201219 (フィルムより テリート20cm/f4.5)
恐縮ですが、数日前の記事写真の再掲です。このレンズをビゾに付け手持ち撮影した写真です。このレンズの予想外の鮮鋭さ驚いたという印象深いものです。PCクラッシュで行方不明のものが出てきました。

どうやらこの時代のレンズの使い込みはまだまだのようです。これからのお楽しみですね。それにしても安物を良く集めたものです。(^0^;)

幾つか試写結果が溜まったらまた書きましょう。下手の写真は試写の域を出ていかないですね。(^0^;)

昨晩書きかけて眠ってしまったので今朝アップする羽目になりました。寝ぼけていたせいかだいぶ間違っておりました。(ペコリ)

 


ルサール20mm/f5.6試写

2012年11月11日 10時07分10秒 | からくり情報

 太陽が覘いていましたが次第に雲に覆われてしまいました。天気予報が当たりそうです。北裏鐵道運転会の日でしたが、本日も所用で欠席です。これで数ヶ月の長期欠席になって残念です。次回は、と思ったらもう12月、忘年会の月です。今年は色々あって運転会と重なってしまいました。

さて、昨日は講義日でした。終えてから何処かへ撮りに行きたいと云う気分でしたので GXR+MOUNT A12に 新調したルサール20mm/f5.6をつけ、鞄に忍ばせておきました。軽くてコンパクトでいいビー玉レンズです。ですね。 大学を出たのが14時近くになり遠出は無理なので浅草へ行ってレンズテストです。週末の東武浅草駅はごった返しています。スカイツリー効果で明らかに人の流れが変わったことを感じます。

R0011529

(MP-2 20mm/f5.6 開放)
いつもの吾妻橋の上から開放です。開放値がf5.6なので周辺の落ち込みも無いと思って云い?それとも僅かにあると云うのでしょうか?

R0011532

(MP-2 20mm/f5.6 f8)
一絞り絞りましたが、変化あったような無いような?

R0011537 (MP-2 20mm/f5.6 f11)
もう一段絞ると何だかすっきりしたような気がしますが、さていかがでしょうか?

この後ハヤタカメララボに立ち寄って一枚パチリ。

R0011541 (MP-2 20mm/f5.6 開放)
近接でのルサールの写りです。もちろん開放。ISO320になっていてシャッター速度は1/30秒でした。APS-C素子なので30mm相当の画角になっています。

来週はお休みなので何だか忙しそうな様子なのでハヤタカメラへ回ってみるとさるノウハウでレンズ補修中でした。興味深く拝見、色々修理方法を習得中のご様子を感心しながら眺めてきました。
また仕事の邪魔をしたのかも。

私の手持ちのプリズム修理に使えるかも知れないと興味深く拝見してきました。

このルサールMP-2 20mm/f5.6 は 皆さん注目していたにもかかわらず、出現と同時に一時消え去ったようです。それが戻って来たタイミングに小生が居合わせたという僥倖だったことが雑談で判明し、何と運がいい?のだろうと盛り上がりました。宝くじ運はこれで消えたようですけどね。(^0^;)

緊張した午前中でしたが、午後はこんな具合にリラックスして帰宅しました。ついでに遅めの昼食もどきを神谷バーで、隣の方とも色々お話しが出来て充実の一日でした。(^0^)


GXRでの古典レンズ遊び

2012年11月09日 20時14分16秒 | からくり情報

 RICOH GXR+MOUNT A12 を使い始めて手持ちのレンズをもう一度見直す機会が出来たかなと思う最近です。ハヤタカメラの60周年に遭遇し思いがけなく来たレンズも後押ししているような気もします。(^0^;)
10数年前は闇雲にレンズを集めた時期で、会社を辞めたらその資産?をせっせと使うぞと思ったものでしたが、どうやら不良資産化しているのが実状のようです。
 ところが、今年初夏のGXR の稼働とともにあらためて使い始める気が起き、使い始めた最近です。
「おいおい、アナログカメラはどうした。」と云われそうですが、聞こえなかったふりをして自分のライカ系ラインナップを整理して気が付いたことは。
一に「高価なレンズは無い。」 二に「広角レンズが少ない。」 三に「ノンライカレンズが多い。」と云っていいようです。 つまり、予算がなかったの一言に尽きますね。これがバランスの取れた社会人の現状です。ハイ(^0^;)

Dscn3242その代表例はソ連製Jupiter12 35mm/f2.8広角レンズ、Zeissのコピーと云われ安くて高性能なので10数年来使っています。お尻のガードがないのが特徴なのでもの凄く気を使います。(^0^;)

R0010164 Jupiter12 開放写真です。

今でもそうですが、広角レンズは目の飛び出るような高さです。本数の少ない超広角レンズなど数百万円、名前の通ったレンズでは数十万円もざらです。この様なレンズを持ってしまったら多分死蔵してしまうだろうなと普通のレンズですら死蔵してしまった私は考えます。(^0^;)
同好の士のお考えは如何に?

こんな中で我が家に多いのは、5cmクラスの標準レンズと呼ばれるものが、ゴロゴロ(^0^)そして広角でも3.5cmの廉価版と中望遠の9cmが色々あるようでいずれもプアマンズレンズ。(^0^;)資産と云えるにはほど遠い状態です。

Dscn3339

こちらは東京光学製のTopcor 5cm/f3.5 有名ではありませんがなかなかいいレンズです。使いこなしてませんが。(^0^;)

R0010108 季節外れになりましたけどTopcorでの写真です。

Dscn0980002 これは10年近い前に閉店する某店でたたき売りされていたピカピカのライカテリート200mm/f4 です。VISO用で特殊な装着が必要なので毛嫌いされていたようです。 工夫すれば扱いは簡単で大変よく写るレンズなのです。

Dc1201219上のテリートの一世代前、戦前のテリート200mm/f4.5で撮った高架工事中の小田急線です。前方の驛は豪徳寺です。高架化終了とともに面白い場面が撮れなくなってしまいました。
それはともかく、この戦前のレンズは前玉が焼けを起こした状態で更にたたき売りされていましたが、実はこのようによく写ります。古い時代なのでこのサイズのみのスキャンでした。

この様に細々とは使っていたもののアナログ/デジタルの切り替えに戸惑って使用頻度ががくんと低下。
しかしながら集まったものは使わなければ損ですので最近は心をあらためたところです。したがってこのblogでも関連記事が多くなってしまいました。ネタ切れの昨今、この先も続きそうなのでご容赦ください。(^0^;)

Dscn0542_2そうそう、これは先日オーバーホールを紹介したSteinheilのCulminar 85mm/f2.8 ジャンク気味のものが放置していたので更にジャンクになってしまいましたが、清掃後の写りは次の通りです。 R0011157 

絞りf5.6での写りです。

GXRで注目すべき点は、これらの多くの機種のレンズが工夫すれば装着出来ると云うことです。アナログで主力だったNikon 一眼レフレンズも着きますし、デッケルマウントやM42もOKです。付けられないものを挙げるのが早そうです。ただし折角の自動化が再び手動方式に戻るわけですからいざというときには使えません。まあ、遊びと割り切って楽しむのが良さそうです。幸いにもクラシックカメラの世界でも尊敬すべき友人達がおり、色々ご指導を受けられるのも心強い限りです。現役時代に仕事そっちのけで遊んでいたことが今頃役に立っております。怪我の功名とはこのことでしょう。(笑)

遊びサイトであるこのblogの新ネタとしてレンズ遊びも細々と続けたいと思いますので興味をお持ちの方はお付き合いください。


ビー玉レンズでは

2012年11月09日 09時55分50秒 | からくり情報

 朝のノルマが終わってちょっと一服、その合間に書けるのはお手軽話題です。(^0^;)
昨日紹介したビー玉レンズをRICOH GXR+MOUNT A12に付けて庭先で使ってみました。前回色々講釈を並べましたが、まあこんなものかなぁ。

R0011500 (ルサール20mm/f5.6 開放)
開放では周辺が若干落ちていますが、この程度なら良さそうです。先日のボディキャップレンズと比べると一目瞭然。興味ある方はクリックして下さい。

ただし、数枚を凝視してみると同じ位置にシミがあります。ぎょっとしてCCD面を見ると二三埃があり、ブロワーで飛ばすと無くなったので多分これでいいでしょう。 GXR の欠点は起動時にCCDを振動させて埃を落とす機能が無いことです。電源を入れたままレンズ交換をしないなどに気を付けるしかなさそうです。

これをf8に絞るとこんな具合です。

R0011503 (ルサール20mm/f5.6 f8)
画角のズレとシミはご容赦。開放から一絞りで周辺は問題なくなりました。f8だから当然と云えば当然。元々は距離計連動しないレンズですからf8-f11でピントを合わせずに撮るレンズでありましょう。

R0011508  (ルサール20mm/f5.6 開放)
右の檸檬を最近接50cmで撮ったものです。

そして

R0011510  (ルサール20mm/f5.6 f8)
f8に絞って同じ条件で撮ったつもりがちと違っているのはご愛敬です。
こんなレンズでありましたが、日常よりもパーッとひらけた風景を撮ってみたいですね。

日本製の同じような画角レンズで撮ったものをおまけしました。ソ連製ではどうなるか楽しみです。

R0010934

(コシナ Skopar 21mm/f4 f8)

それはそうとして、今年になって新しいレンズが幾つか来るとフルサイズCCD版がRICOHから出ないかなぁと期待してしまいます。このスペックにどのくらいのニーズがあるのか分かりませんが、小生は MOUNT A12で満足している位なので画素数を上げすぎずに適価で出せばいいのにと夢想しています。RAWで写して楽しもうなんて考えておりませんので。(^0^) ライカM9などは考えだにしません。

と云うことで本日はお仕舞いです。


レンズが来た。(^0^)

2012年11月08日 10時58分32秒 | からくり情報

 いいお天気にです。こういうときに限って所用でうろつけません。おまけに娘が孫を連れて所用ついでに立ち寄るとかで慌てて掃除をしていました。(^0^;)

昨日は外出ついでに急に思い立って来週はお休みになるハヤタカメララボへレンズとカメラ鑑賞に行って来たのですが、十数年入手出来なかったレンズが、ポロリとこぼれ出て来たので連れ帰ってしまいました。ライカのレアものレンズではなくソ連製の広角レンズ・ルサール20mm/f5.6と専用ファインダー。(^0^;) これまですぐ側まで来たかと思うと逃げ去る影のような存在でしたけど、僥倖と云うべき巡り合いでした。私にも買えるという驚愕の値段。(^0^)

Dscn1238 特殊な形状のレンズです。近年コシナから12mm、15mm、21mmと続々超広角レンズが発表され、それが収差も少なく安価なのでルサールの注目度は下がってしまいましたが、クラシックカメラを始めた頃は超広角レンズは高嶺の花でした。その中にあって唯一手の届きそうなレンズがこれ。戦後のどさくさに独逸から連れて行った技術者や機械で作り始めたソ連の光学製品ですが、ソ連のルシノフが設計したオリジナルのレンズと云われてますが、レンズ構成を見るとZeissトポゴンをベースにしたもののようにも見えます。ベルテレの遺産かも知れないレンズ。 このビー玉が何よりの証拠だとか云々・・・。まあこの時代は様々なレンズが産み出されて何度聞いても理解出来ません。(^0^;) 中央部と周辺の明るさの差異を吸収するために風車付きのハイパーゴンなるビー玉レンズもありました。一度見せてもらったことがあります。恐ろしいアイデアレンズでした。その後ホロゴンでは中央部が暗くて周辺部の明るいセンターフィルターで全体の露出バランスをとる方式になっています。
ところで、前玉がビー玉ならば後は凹レンズと思いきや、

Dscn1240 ご覧の如く後玉も半円状のビー玉です。この形状のレンズを磨き出すとは並の腕ではありません。恐るべしソ連のレンズ。 このレンズだけではなく、ユピテル(ジュピター)と名付けられた一連のレンズはよく写ります。いまだに何本か鎮座しています。ただし、当たり外れがありかの国の品質管理レベルの低い実体にたまに遭遇していました。

開放値がf5.6暗めのレンズですが、最近のデジカメで使う分には問題なさそうです。

しかしながら、焦点距離20mmと聞いても驚かなくなったことはいいことやら悪いことやら、ちと考えものです。

RICOH GXR+MOUNT A12 が来てからと云うもの、巷のレンズが気になってなりません。つい手に取りどのような写りを見せてくれるのか試したくなってしまいます。このレンズでラボの中を撮りましたが、プライバシーの塊写真だったので消去。これから近隣で試してみるつもりです。
ラボでは久し振りにへら絞りのYさんにもお目にかかり歓談出来ました。 お仲間は何年経っても楽しいものです。 その余勢を駆ってこの一本も。(笑)

Dscn1233 GXRに装着すると気持ちよく填まります。45cmまで近接出来るDR Summicron 5cm/f2 デジカメにはもってこいのレンズです。一般撮影と近接撮影の切り替えがいかにも独逸風のメカニカルなベストコンディションのレンズが転がっていました。やはりハヤタカメララボはお宝がゴロゴロしているようです。(笑)

昔撮った 手持ちのSummicronでの開放絞り写真です。フィルムから取り込んでいました。

Dc032307_2

とここまで書いたら娘達がやってきました。これでお終い。(^0^;)

追記
孫か来ると遊んでしまってやっぱり何も出来ませんね。次第に仕事が溜まります。ルサールのファインダーを日光消毒。僅かに黴の予兆があるので紫外線に当てるのがいいとのことでしたので。


朝のからくり談

2012年11月07日 08時42分08秒 | からくり情報

 今日は半年ぶりの歯の検診日、このところ問題なしですり抜けていますが、気を抜けばまた治療。と云うことで手短に。

すっかり忘れていたからくりにラジコンがありました。

Fork1

ある時期一生懸命に作っていたのですが、どう見ても電子からくりと云うことで逃げてしまいました。ゴミにするわけにも行かずその残骸が転がっているのが現状。そろそろリストラする時期かなと思う最近です。そんな中でもまともだったのはこのフォークリフトでした。このがっちりした構造はやはり独逸製、機械ものとなると底力があるので流石だと思います。

Dc060904 この様な中国製の玩具に似た姿ですが、大きな水入りペットボトルも持ち上げる力持ちで、駆動輪にはデフギアが入るという本格派です。こんなものを寝かせて置いては勿体ないと、古いHomepageの写真を見て思い出しました。もう電池切れかなぁ?

最近のラジコンはほぼ中国メイドのものですが、ブランドものはいざ知らず、露店で買ったものはちと怪しい規格で危なさを感じます。電子玩具は玩具として数の内に入れない方がいいかなと思っています。

0702v_engin1 むしろこの様な物理的動作をするからくりを大事にに扱いたいと思います。ライブスチームにも相通じるのがこの模型。

えーとこれはアルコールランプの炎を食べて動くバキュームエンジン、学研の大人の科学製です。 ヤフオクで同好の士から頂戴した独逸製もありましたが、飾っているだけでは寂しいですね。
この領域の模型となるとメイドインジャパンはグーッと少なくなるのはどうしたわけなんでしょうか?

世界の七不思議の一つかも知れません。(^0^)

あ、忘れたわけではありません。日本製には協和合金さんのスターリングエンジンがありました。これはなかなかの製品だと思っております。興味のある方は是非ご覧下さい。

Dscn1112 そのエンジンを利用してからくり名人殿が開発したスターリングエンジン駆動車です。熱エネルギーを気体を介して駆動し発電した電力で走行します。究極?の自然エネルギーカーです。
我が国の最新の潜水艦は川重製スターリングエンジンを搭載していましたね。

ということでおしまい。


白煙の目立つ気候

2012年11月06日 10時10分05秒 | からくり情報

 週末までの心地よい青空が消えて冷たい雨の朝です。どんよりした曇り空は必要とは云え気持ちまで鬱陶しくなります。この閉塞感は國の歩みがおかしくなっているせいかなぁーと一人悩んでしまします。意外に國士であったのかも知れないと自分の歩みも振り返ってしまいます。(^0^;)

それはさておき、今日は一仕事終えたら雨のぶらり散歩に出てみようと思ったりしますが、仕事のまとまり次第ですね。やることは山ほどあるので一瞬では終わりそうにありません。あまり焦らなくなったのは半分隠居になっているせいでしょう。勤め人時代は狂っていたとしか云いようがありません。(笑)
で、仕事前に思い浮かんだものは、そろそろ思い出さねばならない汽車ポッポでしょうか。例によってHomepageバックアップ写真集をめくって目に付いたものを再編集です。からくり写真が山ほど入っているので我ながら驚いています。

Img149スーパードリナ2 Zeiss Tessar 5cm/f2.8)
10数年前に出かけた栃木真岡鐵道の蒸機です。毎週走っているのでふらっと行くにはいい路線です。運転室の窓ガラスに映る文字で益子停車と云うことが分かりますが、芸の細かいことをやっていたのだなぁーと往時の私に納得。デジカメの最近は、ぱぱっと撮って消すの繰り返しです。
このカメラは蛇腹式35mm、何故か気になる簪(かんざし)のあるカメラです。もちろん自分でメンテしたものです。

Dc032471 しかしながら、しばらく使っていないのでまたメンテナンスが必要と思います。下手な腕でやったのでどこが拙いのか分かるのです。(^0^;)

このところ私事多忙で欠席が続いている吉祥寺北裏鐵道の写真も結構Homepageに含まれています。お気に入り機関車の快走シーンです。

Dc021267 LMS Duchess of Southerland です。組み上げた英國機関車の中ではこれが一番に思っています。最近はちと死蔵気味。四気筒エンジンで実にパワフルです。

この機関車は秘密FBの表紙に使っています。こちらです。

Dc021266今でもそうですけどなかなか上手くならない流し撮り、懸命に撮ったつもりです。運転しながら自分で撮るのは至難の業と悟り、最近はやっていません。多分Nikon D100 で撮りました。

ついでにこの機関車のエンジン部分です。

Dc060503

主台枠内前部に二気筒、外側に二気筒あって走行中の写真のように見かけ普通の機関車に見えてしまいますが、実は出力は倍の四気筒なのです。英国の機関車はこの様なものが結構多いようです。実物のこの機関車は英國史上最大出力を有しており、200km/h以上は充分出せる能力がありましたが、200数km/hの世界記録を持つマラードは三気筒なのです。

上の状態に配管を施すとこの様になります。
製造記録に興味ある方はこちらをご覧下さい。

Dc060554_4 ボイラーからの高圧蒸気を四つのシリンダーにそのまま配分しています。(左右はそれぞれ、中央へは一本)この方式が英国では主流です。排気管も実物同様に二本あり煙突も二つ並んでいます。
仏蘭西では一組のシリンダーで使った蒸気を直径の大きい低圧シリンダーに送り込む複式エンジンが主流でした。

とどんどん話を拡げると切りがありませんのでこれでお終いです。

Dscn2262

終わりに、この世界に再び足を踏み入れるきっかけになったJNR9600 です。 
門鐵デフを付け九州型らしくするとともにボイラーに排水弁を付ける改造をしました。(排水中) 更に煙室の気密性を上げ排気の引きを良くしたつもりですが、まだ試運転をしていません。ここにも宿題が・・・。(^0^;)

カメラの話のつもりから蒸機からくりの話になってしまいました。そろそろ復帰しなければと思っています。
何となくHomepageの焼き直しのような気分で綴った本日です。(^0^;)