実家の母は来月末で101歳を迎えるが、施設暮らしが続き孫子の判別
も出来なくなりつつあるようだ。
元気だった頃の母が頻繁に口にしたのが「子は鏡、親の悪がみな映る」
だった。
不出来な子を愚痴る息子を思って戒めたものだった。
「的を得た」母の箴言が今頃になって気になり出し、語源を調べたら
ドロシー博士の詩にあった。
ソニー創業者井深大著「幼稚園では遅すぎる」を読んだのも子供達が
大きくなってからだったが、「子は親の鏡」にも早い段階で触れていた
ら「もっとまともな子育てが出来たものを」と悔まれてならない。
若い頃、石原慎太郎の「スパルタ教育」を読んで影響を受けてしまい
子供達には申し訳ないことをしてしまった。
(薄く積雪のある畑を耕起)
「子は親の鏡」
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところ
だと思えるようになる