瀬戸大橋線を行く「快速マリンライナー」は、茶屋町を出ると高架に
なった複線を高速で走行し、次の児島に停まる。
ここは本州と四国を結ぶ同線の本州側の起点駅で、寝台特急の「サンラ
イズ瀬戸」、四国連絡特急の「しおかぜ」「南風」「うずしお」を始め、
「快速」等全ての列車が停車する。
島式ホーム2面に4線を有する高架駅で、JR西日本が管轄する有人
駅でもある。又、JR西日本とJR四国の会社境界駅で、ここで旅客列
車の乗務員は交代する。
この先の瀬戸大橋を渡るのは、特急と快速のみで、普通列車の設定は
無く、岡山方面からの普通列車は全てこの駅で折り返す。
駅の開業は新しく瀬戸大橋の共用開始を見越した昭和60(1988)3月
20日のことだ。宇野線の茶屋町から分岐する本四備讃線が、当駅までの
間で先行開業した折りである。
そして同年の4月10日、待ちに待った島々を結ぶ大幹線動脈・瀬戸大橋
が開通し、鉄道も営業運転を始めることとなる。
総延長32.4㎞の同線は、新幹線の併設が可能な仕様で造られた。
玄関駅が、国産ジーンズ発祥の町を応援しょうと、生まれ変わった。
駅舎に向かうアプローチの屋根の下には、数え切れないほどのジーンズ
が吊るされている。
遠くから一見すると、洗濯物を干しているようにも、またまるで蝙蝠が
ぶら下がっているようにも見える。
駅舎に入れば、券売機や改札窓口や壁などいたるところにジーンズが
ラッピングされている。
極めつけは、改札を入りホームに向かう階段で、そこには巨大なジーン
ズが一面に広がっている。
何れも実物を撮影し、印刷したフィルムを張り付けたものだ。
駅には「ジーンズステーション」の愛称が付けられた。(続)
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