水島臨海鉄道の水島本線は、JR倉敷駅に隣接した倉敷市駅から、同
市南部の水島地区にある三菱自工前駅までで、全線非電化の単線である。
営業距離は11.2Km、この間では旅客営業も行ない所要時間は25分ほどと
言う短い路線だ。
旅客を扱う駅は10駅あり、そのほとんどが無人駅で、そのほかにも貨
物駅が1駅ある。
どの駅間もかなり短く市内電車並で、長いところでも倉敷市駅から次の
球場前駅間の2㎞が最長で短い所では400m程しか離れていず、ホーム
から先の駅が見通せるほどだ。
三菱自工前駅から先は貨物専用の路線で、800m先の倉敷貨物ターミ
ナル駅が終着であるが、線路は更にその先の川崎製鉄まで続いている。
又、水島から分岐し東水島駅に向かう、貨物専用の港東線を3.6㎞ほど
有している。嘗ては専売公社倉敷工場への引き込み線が途中にあったら
しいが、今は工場の閉鎖と共に廃止になっている。
倉敷の中心市街地から水島地区の工業地帯に向かう路線だけに、朝夕
は通勤客も多いのか、三菱自工前駅まで運行される列車が多い。
それ以外の時間帯では、途中の水島駅止まりとなっていて、それらは概
ね1時間に二三本程度設定されている。
この鉄道の前身は、水島に建設された軍需工場・三菱重工水島航空機
製作所の専用鉄道で、昭和18(1943)年に開業している。
当時の倉敷駅は、現在の駅とは数百メートル程離れていたらしい。
その後一時倉敷市が市営として営業を行った時期もあった。
現在は民間の鉄道として 水島臨海鉄道にその運営が引き継がれている。
旅客は年間180万人ほどだと言う。(続)
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市南部の水島地区にある三菱自工前駅までで、全線非電化の単線である。
営業距離は11.2Km、この間では旅客営業も行ない所要時間は25分ほどと
言う短い路線だ。
旅客を扱う駅は10駅あり、そのほとんどが無人駅で、そのほかにも貨
物駅が1駅ある。
どの駅間もかなり短く市内電車並で、長いところでも倉敷市駅から次の
球場前駅間の2㎞が最長で短い所では400m程しか離れていず、ホーム
から先の駅が見通せるほどだ。
三菱自工前駅から先は貨物専用の路線で、800m先の倉敷貨物ターミ
ナル駅が終着であるが、線路は更にその先の川崎製鉄まで続いている。
又、水島から分岐し東水島駅に向かう、貨物専用の港東線を3.6㎞ほど
有している。嘗ては専売公社倉敷工場への引き込み線が途中にあったら
しいが、今は工場の閉鎖と共に廃止になっている。
倉敷の中心市街地から水島地区の工業地帯に向かう路線だけに、朝夕
は通勤客も多いのか、三菱自工前駅まで運行される列車が多い。
それ以外の時間帯では、途中の水島駅止まりとなっていて、それらは概
ね1時間に二三本程度設定されている。
この鉄道の前身は、水島に建設された軍需工場・三菱重工水島航空機
製作所の専用鉄道で、昭和18(1943)年に開業している。
当時の倉敷駅は、現在の駅とは数百メートル程離れていたらしい。
その後一時倉敷市が市営として営業を行った時期もあった。
現在は民間の鉄道として 水島臨海鉄道にその運営が引き継がれている。
旅客は年間180万人ほどだと言う。(続)
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