簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 再び野市へ

2010-10-06 | Weblog
春はやっとの思いで冷たい雨が降り続くこの駅に着いた。
駅近くのスーパーで治療用のガーゼなどを購入した。
泊まる宿までは1キロも無いのに、それすら歩くのが辛く、断りを得てタクシーの
お世話になった。
疲れが有るわけではないのに、足の裏が痛くて歩けず、屈辱の中断を味わったのが
余りにも情けなかった。

その野市に再び戻ってきた。
駅の構内で行われていた産直市で、お弁当を仕入れ歩き始める。
9月も半ばと言うのに四国は連日の30度越え。
今日もまだお昼前だと言うのに結構日差しがきついが、竜馬歴史館を左に見て進む
町中の道は歩きやすい。





この辺りは高知県内でも温かい土地柄らしく、農家では色々な作物が作られ、豊かな
収穫をもたらしているらしい。
そんな風景を見ながら1.5キロ程進むと道路を離れ、遍路道らしい地道のちょっとした
登り道が現れる。
暫く登るとやがて車道に合流、門前の茶店が現れ、境内に続く石段の途中に構える
仁王門が見えてくると28番札所・大日寺だ。
市街地の小高い山の上に有る。





ここまでは駅から30分程、もうすっかり汗をかいてしまった。
相棒は、暑いからと半ズボンにはき換えている。
本堂前に広がる広場に射す日差しは夏そのもので、日影も無いから参拝者はここを避け、
木陰で涼をとっている。
「暑いですねえ~」があいさつ代わり、それにしても蒸し暑い日だ。
これから先が思いやられる。
納経を済ませ、山を下り駅前から続く県道を横切り29番札所・国分寺を目指す。(続)


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四国遍路 足の強化策

2010-10-04 | Weblog
一つには、週末には五本指の靴下と、普通の靴下を重ね履きし、軽登山靴を履いて
近所を2時間ほど歩くようにした。
その歩くコースの後半には近所に有る、小さな山登り(標高133m)を入れてみた。
心肺能力が衰えているのか、山道がからっきし駄目で、すぐに息が切れ、酸欠状態に
なってしまう。
これで何とか強く成らないものかと、山道も歩いてみることにしたのだ。

五本指靴下の感触は、そんなに悪くは無く、足にも馴染んでいるように思える。
最初は指の叉が擦れて痛くなるのでは・・と危惧していた。
しかし慣れて来ると、指の間に靴下の生地が有る事が返って気持ちよく、勿論擦れる
事も、マメが出来ることも無く具合はそんなに悪くない。
まぁ、これぐらいでマメが出来てしまったのでは、どうしょうもないのだが・・・。





もう一つは、家内では普段スリッパを履く習慣が有ったが、これを止めてみた。
出来るだけ素足で歩くことで、何とか足の裏が強く成らないだろうかと考えたからだ。
これから寒くなって、床が冷たくなっても続けてみようと思う。

仕事場から自宅までの、十数キロを歩いて帰る事も試みて来た。
平坦道を歩くだけなら多少の自信は有るが問題は山道だ。
自分なりに色々な対策を取りながら、何とか足の裏を強くしたい、心肺能力を高め
たいと、この歩き旅に備えて来た。

が、一つの心配の種が有る。
普段は毎日、自宅からバス停、仕事場の行き帰りで、トータルすると1時間ほどは歩い
ているが、8月に入っての連日の猛暑に感けて、週末の外歩きを怠けてしまった事だ。
その結果がどう出るか・・・また前回みたいの事になったら・・と若干心配でもある。(続)




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四国遍路 土讃線で

2010-10-01 | Weblog
朝早く岡山で土讃線の特急・南風1号に乗り換える。
瀬戸大橋を渡り、宇多津で高松から来る特急・しまんと3号を併結した列車は、大歩危・
小歩危の絶景を眼下に見ながら力強く四国山脈を越えて行く。





岡山からは2時間半足らずで後免に到着する。
ここで土佐くろしお鉄道に、10分ほどの連絡で乗り換える。
そこから野市までは更に10分ほどだ。
今回の遍路旅は、その野市から始まる。



それにしても春の旅は散々であった。
旅の後半に天気が崩れ、あいにくの肌寒い雨と風の荒れた日に成ってしまったことも
あるが、何よりも、足の裏のマメには散々悩まされ、泣かされた。

こんなにも足の裏が、か弱いとは・・・思ってもいなかった。
国道歩きが多いこともあって、スニーカーを履いて行ったのもいけなかったのかもしれ
ないが、それにしても悪すぎた。

ただ、行った先々の宿で、先輩方からは貴重なアドバイスは頂いた。
靴下は、五本指のものが良い。
それに普通の靴下を重ねて履くようにしたらマメは出来なくなったとか。
舗装道を歩くにしても、靴は底の厚くて硬い物の方が足の裏には優しいとか。

万が一マメが出来てしまったら、早めにガーゼを当て、幅の広いテープでガチガチに固
めてしまうのが良いとか。
怖くて自分には出来そうもないが、潰れる前に針で穴をあけ、そこに糸を通したまま
一晩置いて水を出してしまうとひどくならないとか。

色々アドバイスは頂いたが、全てが自分に当てはまる訳でも無いだろうから、自分なり
に参考に成る対策は積極的に取り入れてみようと思った。(続)



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