簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

四国遍路 遍路宿での出来ごと

2010-10-20 | Weblog
今日は、野市を10時位に出発し、20キロ余りを歩いてきた。
気温31度と言うことで、日差しは強くアスファルト道の照り返しもきつく、暑さには閉口しながら
歩いてきたが、疲れた・・と言う実感は無い。





宿に入り、洗濯と夕食が済んでしまうともう寝るしかない。
布団に潜り込み、体をひねったその時、突然左足に激痛が走った。
ふくらはぎがこむら返りを起こしたのだ。
ユックリ身体を起こし、激痛に耐えながら親指の先を身体の方にそらし曲げてみる。
そして膝を曲げ伸ばししたり、足首を回してみたりしながら、硬直したふくらはぎを
さするように揉みほぐす。

こんなことを何分くらい繰り返していただろうか。
どうやら、こむら返りは治まったが、ふくらはぎに痛みが残っている。
この次不自然な動きで何時再び起きるかも知れないとの不安が頭の中をよぎる。

その時、この宿に入る時、玄関先に「気導術整体」の看板が掲げられていた事に気付いた。
女将に相談すると、「先生に整えてもらうのが良いだろう」と取り次いでくれた。

「気導術整体」がどんなものかは知らないが、この際この痛みが取れるなら何でも良い。
30分程の施術で痛みが和らいだ。
これで安心して休めそうだと布団にもぐりこむが興奮しているのかなかなか寝付けない。

眠れなくて寝返りを繰り返す。
そんなとき、辺りが静かになると、どこからかすかな鈴の音が聞こえてくる。
それは暫くすると止むが、また暫くすると、かすかに聞こえてくる。
遠くのような、近くのような。
何だろう?
こんな夜中に鈴の音が・・・・。
遍路宿に鈴の音、もしかしたら・・・・これは・・・。(続)



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コメント
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