大日寺からは12キロ余りの道のり、3時間足らずで到着しているから、まだまだ
足取りは軽い。
聖武天皇の命で全国に一ケ寺ずつ開かれたのが国分寺。
白塀で囲まれた森の中に佇むしっとりとした感じのお寺だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/32/dbb8860b54aea2df75b99c8c15d169b3.jpg)
寺の前に「善楽寺方面」と書いたボードを掲げた青年が立っていた。
訝って聞いてみると「ヒッチハイク」だと言う。
「農業をしているけど今年は雨が無くて、地割れがひどいのでサツマイモが植え
られずヒッチハイクで遍路をしている」と言う。
すでに歩きでは何回も周っているから今回はヒッチハイクだとも言っていた。
この青年とは、この先色々なところで出会うことになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/15/8c0796c74620034067a65e861be2d9b1.jpg)
仁王門をくぐると、正面に珍しい杮葺き寄棟造りの端正で美しい本堂が見えてくる。
国の重要文化財で、由緒ある建物らしい。
余り広くはない境内だが、植え込みも多く、良く手入れされており、静かでなかなか
趣のあるお寺でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/6f/2ab0b5e5536c879a3f1a2aebd9736ec5.jpg)
納経を終え、仁王門を出ると件の青年は、まだ乗せてくれるドライバーが見つからず、
立ち続けている。
善楽寺への道を訪ねると、「こちらからでも行ける」と言った後、彼が何か言った
ような気がしたが、ろくに聞きもせず歩き始めたのがそもそもの間違いで有った。
道順を地図でその都度確認をすれば良いものを、ザックから出す手間を惜しむばかり
にしばしば間違いを犯す。
その結果、とんでもなく遠回りをしてしまう。
ろくに考えもせず、寺の裏側から、集落の中の細い道を進み、国道32号に出た。
それを横切り、その先の旧道を左折、そのまま直進したところで国分川の橋に出る。
何のためらいも無く橋を渡る。(続)
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足取りは軽い。
聖武天皇の命で全国に一ケ寺ずつ開かれたのが国分寺。
白塀で囲まれた森の中に佇むしっとりとした感じのお寺だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/32/dbb8860b54aea2df75b99c8c15d169b3.jpg)
寺の前に「善楽寺方面」と書いたボードを掲げた青年が立っていた。
訝って聞いてみると「ヒッチハイク」だと言う。
「農業をしているけど今年は雨が無くて、地割れがひどいのでサツマイモが植え
られずヒッチハイクで遍路をしている」と言う。
すでに歩きでは何回も周っているから今回はヒッチハイクだとも言っていた。
この青年とは、この先色々なところで出会うことになる。
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仁王門をくぐると、正面に珍しい杮葺き寄棟造りの端正で美しい本堂が見えてくる。
国の重要文化財で、由緒ある建物らしい。
余り広くはない境内だが、植え込みも多く、良く手入れされており、静かでなかなか
趣のあるお寺でもある。
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納経を終え、仁王門を出ると件の青年は、まだ乗せてくれるドライバーが見つからず、
立ち続けている。
善楽寺への道を訪ねると、「こちらからでも行ける」と言った後、彼が何か言った
ような気がしたが、ろくに聞きもせず歩き始めたのがそもそもの間違いで有った。
道順を地図でその都度確認をすれば良いものを、ザックから出す手間を惜しむばかり
にしばしば間違いを犯す。
その結果、とんでもなく遠回りをしてしまう。
ろくに考えもせず、寺の裏側から、集落の中の細い道を進み、国道32号に出た。
それを横切り、その先の旧道を左折、そのまま直進したところで国分川の橋に出る。
何のためらいも無く橋を渡る。(続)
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