午前10時半頃、近くで消防車のサイレンが聞こえた。携帯で確かめたら町内ではないか。道路へ出ると道の向こうに火の手があがっている。
娘や孫が家族ぐるみで仲良くしている家に近い。空には灰色の煙がもくもくと上がっていて、そちらのほうに近所の人たちが向かっているので、わたしも急いで向かう途中、公民館の方だというので、だんだん怖くなってきた。到着したら向かいの家の奥さんやお嫁さんと思わず抱き合ってしまった。怖いよね・・・消防が放水が始まったので、もう大丈夫と言いつつ心配だった。
しかし、後ろの家に火が入り中が焼けてしまった。怖い。午後は仕事なので一旦家へ帰り昼食の準備をしていると携帯がなった。
婦人防火クラブで炊き出しを頼まれた。わたしは、自分が防火クラブのメンバーだった自覚がなかった。年1回、着ぐるみを着て、保育園周りをすることしか頭になかった。こんな時こそなのだ。町内の人が、火の番を夜中までしなくてはならないらしい。
結局、豚汁やおにぎり、漬物を出すことが決まって、わたしは仕事があるので途中抜けし、6時に、公民館へ向かったら、すでに準備が出来ていて、我が家の鍋だけが参加していた。その後、2度目のおにぎりを作り、8時ころ帰ったのだが、緊急の時の対応を、改めて考えさせられた。