まこの時間

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デブリ

2025-03-09 | 暮らし
通販生活に「カタカナ語辞典」というのがあって、2022年度版と2023年度版が手元にある。カタカナ語が増える一方なのでこれは重宝する。
小学生の孫でもコラボだとか「コスパいいね」だとか、使うし「エモイ」なんて女子高生が言う。
しかし、辞典に載っていないが耳にタコな言葉が「デブリ(溶けた核燃料)」だ。
ついでに言いうなら、コロナの時の「パンデミック」とか、忘れられないカタカナ語が増えていく。

今日の中日新聞に「最悪レベルの事故から14年 福島第一原発と被災地」と、いう特集で、除染で発生した膨大な汚染土が巨大な丘になっていることを写真で説明していた。
考えても考えても分からないことがある。
小学生の時に、六ケ所村に使用済み核燃料を集めると習った。そして永久に放射能は消えないんだと先生は力説した。わたしたちは、そんな危ないものを作って捨てて積み上げていくのはおかしいと思った。
小学生の時、強く思ったのに、大人になるにつれそんな気持ちが薄れてきて、危ないと知りながら、知らぬふりをする大人たちに紛れてしまった。
この記事を見ながら、大人から見て、ひとりの人間として数えてもらえないような小学生の小さな自分が悶々としていたのを思い出した。
今も小さいままで、悶々とした気持ちは続く。

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