まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

四十九日

2020-06-21 | 暮らし
父が亡くなって葬儀終了となって、そのあと友達や従妹たちがお参りに来てくれたり遠くから書留で香典を送って頂いたりとありがたいことだった。
49日ということで弟も来て葬儀屋との後処理の話しや、お墓の話などをした。
祭壇が撤去される前に鶴来の従妹兄弟が来てくれた。
足を骨折して動けなかったのだそうで足首の包帯が痛々しい。
コロナの折、49日に親戚が集まれなかったが、従兄が「仏説阿弥陀経」を、あげてくれて母はたいそう喜んでいた。
葬儀の花が枯れそうになると友達や従妹たちが持ってきてくれたので49日の間途切れずに祭壇を飾ることが出来たことが、母にとって何より嬉しかったようだ。
父の世話ができない代わりに、祭壇の花の水を替えたり生けなおしたりする仕事があることが、慰めになるようだ。
花は亡くなった人のためでもあるが、遺族の心を慰めるものでもある。
葬儀屋が祭壇を撤去しに来て、すべての清算が終わった。
少し寂しくなった座敷に母とふたりで久々に長い間話をした。
とりとめもない話をしているわたしたちを、父が床の間からにこやかに笑って見ているようだった。


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