カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

21世紀 仏教への旅 インド編。

2013年02月24日 21時58分59秒 | 神様・聖仙・聖者 / GOD & SAINT
21世紀 仏教への旅 インド編・上
五木 寛之
講談社


21世紀 仏教への旅 インド編・下
五木 寛之
講談社

70歳を超えた作者が、
仏陀の誕生よりも死のありさまについて興味を持ち、
仏陀の最後の旅路を追いかける。

最後の旅の出発点となったラージギルから、
ガンジス河を超えて北上するのだ。

仏陀の頃は徒歩で向かっただろうし、
80歳の仏陀にとっては容易くなかった事は想像できる。

仏陀は道中で出会ったあらゆる階級の人々に平等に接し、
同じように教え、諭し、激励し、喜ばせるのだった。

 また死を悟った仏陀の言葉が所々にしたためられており、
それを読むだけでも多利を重視する仏陀の気持ちが感じられ、
熱いものがこみ上げてくるのだった。

ラージギル、ブッダガヤー、
そして三蔵法師も学んだ最初の仏教大学遺跡のあるナーランダは、
私も2010年の秋に訪れたが、
特に仏陀に帰依していたわけではなかったので、
残念ながらそれほどの感動はなかった。

 もう少し勉強してから行けば良かったと、
この本を読んでそう思った。もし時間ができたら、
仏陀のルートをたどってみたいし、
十分な時間がなかったら、未達の場所だけでも訪れたい。



特に興味を持ったのは、ケッサリアと言う場所である。
なんでもインドネシアのボロブドゥール遺跡以上の規模で、
世界最大の規模だそうだが、発掘が進んでいない。
上部が10mほど崩れているそうだが、高さは32mある。

 
             
ボロブドゥール遺跡でも感動した私であるから、
さぞかし圧倒されるであろう。

 ≪ 関連記事 ≫ 

ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
ボロブドゥールの仏教遺跡 その②


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コメント (4)
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