カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

祇園精舎の鐘 (シュラバスティ)

2015年05月12日 21時45分59秒 | 北インド / NOUTH INDIA
バルランプルからシュラバスティへは一本道を行く。
その道すがらシュラバスティの手前500m程の左側に見える。



これが、かの有名な「祇園精舎の鐘」である。
実際の祇園精舎には鐘はなかったらしいのだが、
日本人が寄進したらしい。

平家物語の頭の部分、真面目に勉強しなかったとしても、
この一節だけは記憶にあるだろう。
少なくとも最初の一行は(笑)。

平家物語 (岩波文庫 全4冊セット)
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岩波書店


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ


上記の意味は下記の通りである。

祇園精舎の鐘の響きは、
全ての作られたものは一定の状態に留まらず移り変わるという
「諸行無常」の精神を語っている。
釈迦がなくなる時に枯れたという沙羅双樹の花の色は、
勢い栄えるものも必ず滅びる「盛者必衰」の道理をあらわしている。
おごり昂ぶる者も長く続くためしはない。
ただ春の夜の夢のように、はかないものである。
勢いの盛んな者も最終的には滅びてしまう。
まるで風の前の塵のようなものだ。


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