バルランプルからシュラバスティへは一本道を行く。
その道すがらシュラバスティの手前500m程の左側に見える。
これが、かの有名な「祇園精舎の鐘」である。
実際の祇園精舎には鐘はなかったらしいのだが、
日本人が寄進したらしい。
平家物語の頭の部分、真面目に勉強しなかったとしても、
この一節だけは記憶にあるだろう。
少なくとも最初の一行は(笑)。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ
上記の意味は下記の通りである。
祇園精舎の鐘の響きは、
全ての作られたものは一定の状態に留まらず移り変わるという
「諸行無常」の精神を語っている。
釈迦がなくなる時に枯れたという沙羅双樹の花の色は、
勢い栄えるものも必ず滅びる「盛者必衰」の道理をあらわしている。
おごり昂ぶる者も長く続くためしはない。
ただ春の夜の夢のように、はかないものである。
勢いの盛んな者も最終的には滅びてしまう。
まるで風の前の塵のようなものだ。
≪ 関連記事 ≫
シュラバスティへの道のり。
【インドの宿泊施設】 ~ スリランカ寺 ~(シュラバスティ)
サヘート・マヘート。
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その道すがらシュラバスティの手前500m程の左側に見える。
これが、かの有名な「祇園精舎の鐘」である。
実際の祇園精舎には鐘はなかったらしいのだが、
日本人が寄進したらしい。
平家物語の頭の部分、真面目に勉強しなかったとしても、
この一節だけは記憶にあるだろう。
少なくとも最初の一行は(笑)。
平家物語 (岩波文庫 全4冊セット) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ
上記の意味は下記の通りである。
祇園精舎の鐘の響きは、
全ての作られたものは一定の状態に留まらず移り変わるという
「諸行無常」の精神を語っている。
釈迦がなくなる時に枯れたという沙羅双樹の花の色は、
勢い栄えるものも必ず滅びる「盛者必衰」の道理をあらわしている。
おごり昂ぶる者も長く続くためしはない。
ただ春の夜の夢のように、はかないものである。
勢いの盛んな者も最終的には滅びてしまう。
まるで風の前の塵のようなものだ。
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