カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

WBC世界フライ級王座決定戦

2017年05月21日 10時55分59秒 | スポーツ / SPORTS
前WBC世界フライ級チャンピオン     WBC世界フライ級1位
 ファン・エルナンデス(メキシコ)    比嘉 大吾(白井具志堅)
      34勝(25KO)2敗            12勝(12KO)

                 

まずチャンピオンであったエルナンデス選手が計量にパスしなかったため、
この試合は比嘉選手が勝った場合に新チャンピオンになり、
エルナンデス選手が勝つか引き分けた場合は王座は空位となる。

タイトルマッチで軽量失敗・・・私は初めてである・・・。



写真右側:黒色のトランクスがエルナンデス選手。
写真左側:青色のトランクスが比嘉選手。

          

1ラウンド:エルナンデス選手は細かくスイッチしながら手数を出し、
比嘉選手の周りを回る。比嘉選手は前進するも手が出ず。
  (エルナンデス選手:10-9:比嘉選手)

2ラウンド:比嘉選手がジリジリと距離を詰めて行き、
動き回るエルナンデス選手に左フックを当てダウンを奪う。
  (エルナンデス選手:8-10:比嘉選手)

3ラウンド:比嘉選手が追って行くが、
エルナンデス選手がかわしなが連打を当てる。
  (エルナンデス選手:10-9:比嘉選手)

4ラウンド:比嘉選手がプレッシャーをかけて行くが手が出ない。
エルナンデス選手は足を使って動きながらマタドールのように連打。
  (エルナンデス選手:10-9:比嘉選手)

ここまでの私の採点は38-37でエルナンデス選手優勢。
公開採点は、38-37×2名エルナンデス選手、
37-38比嘉選手。2-1でエルナンデス選手リード。

5ラウンド:比嘉選手の左フックでエルナンデス選手がダウン。
立ち上がり足を使って逃げるが比嘉選手がつめてボディ攻撃。
  (エルナンデス選手:8-10:比嘉選手)

6ラウンド:勝負と見た比嘉選手が連打し、
右アッパーでエルナンデス選手がダウン。
立ち上がった所にボディで2度目のダウン。
またも立ち上がるが比嘉選手がラッシュして3度目のダウン。
WBCはフリーノックダウン制なのでここでKOとならず。
また立ち上がるが比嘉選手が連打した所でようやくレフェリーが試合を止めた。

2分59秒比嘉選手がKOでチャンピオンとなった。



13勝全てKO勝ちでの世界王座獲得は日本初。
ちなみに知人が比嘉選手から購入してくれたチケットには、
比嘉選手のサインがあった。欲しい方は連絡ください。
先着1名様にプレゼントします。



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村田VSエンダム戦のボクシング採点について。

2017年05月21日 09時39分39秒 | スポーツ / SPORTS
まず、私はプロのジャッジではない。
ただのボクシングマニアであるから、
私の採点が昨日のプロのジャッジより正しいとは思っていない。

私のボクシングマニア度がどのくらいか?と言うと、
今でこそインド在住で試合観戦はままならなくなったが、
全盛期には年間200~300試合を生で観戦し、
アマチュアのスパーリング大会のジャッジを務めていたくらいだ。
(まぁ大した事がない。)

誰もが知っている事だが社会には、
利害関係によって正義を曲げる人が少なからずいる。
ボクシングのジャッジ(採点・判定)に限らず、
人間の判断である限り公正な判定にならない事もある。

私が観てきた限り、ボクシングのジャッジは公正でない事がある。
例えば、ホームタウン・デシジョン(地元判定)、
主催者デシジョン、ランカー・デシジョンなどである。

地元判定は、試合が行われる場所のジムの選手に有利に採点する事。
主催者判定は、ボクシング興行はジムが主催するため、
主催者のジムの選手に有利に採点する事。ランカー・デシジョンは、
ランキングに入っている選手や上位選手に有利に採点する事である。

ジャッジは3名でリングサイドの下、異なる3辺の中央に座る。
攻防がレフェリーや選手の死角になる場合があるので、
違う角度から観る事になる。世界戦の場合は選手の国ではない、
(本来利害関係のないはずの)第3国のジャッジが採点する。

ジャッジはラウンド毎に甲乙をつけなければならない。
実際には互角で甲乙つけがたいと言う事もあるので、
そうなった時に○○デシジョンで甲乙つける場合がある。
(私はプロじゃないので、10-10イーブンをつけるが。)

採点はラウンド毎の10点満点の減点法で、
ダウンがない場合は10-9となる。
1回のダウンがあると10-8(2点減点)、
2回のダウンで10-7(3点減点)、
WBAルールでは3回のダウンでKO負けになる。
(ボクシング団体によって異なるが昨日はWBAの試合だった。)

採点の基準は、①有効打、②攻撃性、防御性、③リング・ジェネラルシップ。
解りやすく言うと、①どちらがダメージを与えたか?
②どちらがより攻撃的だったか?どちらがより相手の攻撃を防いだか?
③どちらがラウンドをコントロール(支配)したか?

村田VSエンダム戦に当てはめると、
①有効打は村田。②攻撃性を手数とするならばエンダムだが、
それをガードで防御していたのは村田。③常に前進していたのは村田で、
エンダムは下がったり逃げたりしながら手を出していた。

以上、私の見方ではエンダム選手の勝利はない。


            
これが昨日の試合のジャッジ・ペーパー(スコアシート)だ。


            
そしてこれはWBA会長がクレームを受けて、
自身がビデオを確認しながらつけた採点である。
(私の採点と全100%一致している。)
下部にダイレクト・リマッチ(再戦)と書かれている。



昨日の敗戦の原因の一つとして、作戦ミスもあると思う。
今までの村田選手の試合では、何が何でも倒しに行く姿勢があった。
彼は生まれながらのファイターなので倒したかったと思う。

しかし昨日は倒して勝つ事より、
世界戦なのでとにかく勝つ事が重要と言う考えから、
ポイントで勝っていると思っていたセコンドがからの指示で、
あえて倒しに行かなかったのだろう。
これは村田選手の責任ではない。

例えば野球の試合で、投手が打者と勝負したいとする。
しかし監督の指示が敬遠だったら・・・
勝負したくてもできないのと同じである。

昨日の試合は、とても後味が悪かった。

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コメント (2)
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