
デリーへ戻るANAの機内上映で日本語字幕で観た。
もう一本「ドーニー」も観たのだが、
ヒンディー語版を観た時とそれほど違っていなかったので、
こちらだけ感想を書く事にした。
ヒンディー語版を観た時にセリフが理解出来ていない所は、
得意の妄想(思い込み、思い違い、勘違いなど)で片づけているのだが、
日本語字幕で確認してみると、なるほどと思う事や、
そうだったのか!と解ると所もあった。


ムンバイで映像技術者として働くカイラ(アーリヤ・バット)は、
レストランのオーナーの恋人シド(アンガド・ベーディー)がいたが、
俳優のラグー(クナール・カプール)と一線を越えてしまい、
その事をシドに伝える。

ラグーはニューヨークで映画を撮る事になり、
カイラに撮影担当として一緒に来て欲しいと言うが、
その映画の監督が彼の元の恋人であると聞かされて誘いを断る。
ここまでは、彼の事は一夜限りで本気でなかったのかな・・・
と思わせるのだが。
アパートを追い出される事になったカイラは仕事を辞め、
乗り気ではなかったが両親の住むゴアへと引っ越す。
彼女は両親に対し反抗的な態度をとり続ける。
ある日偶然やっていた心理学会を覗き、
精神科のカーン先生(シャールク・カーン)のセラピーを受けてみる事にした。
カーン先生に自分の事を語り始めるうちに、
彼女の心の中が見えてくる。
カイラはラグーを本気で愛していたのだが、
別れを言われるのが怖くなってツレない態度をとっていたのだった。
彼女は幼い頃、両親が仕事の関係でゴアを離れたため、
母方の祖父母に預けられていて、
両親の愛情を受けずに育っていた事に起因していた。

カーン先生に全てを話し、少しづつ回復して自分を取り戻す。
最初は喧嘩ごしだった両親や親戚とも上手くやれるようになり、
短編の映画を撮って披露した彼女にもう迷いはなかった。


【インド映画】 ~ディア・ジンダギ~
