ナガランド州の州都コヒマ。第二次世界大戦のインファール作戦において、
1944年ナガランド州で最大の激戦地となった、
ギャリソン・ヒル(日本側の呼称はイヌ高地)に英国軍兵士墓地がある。
駐車場から見上げたところ。中央に十字架が見える。
全体の見取り図と十字架。
登っていくと丘の傾斜にそって整然と墓石がある。
インファールの墓地と同様に戦没者の宗教のシンボル、
名前、部隊、亡くなられた日、年齢が記載されている。
十字架が建てられている場所には白いラインが引かれていた。
これはテニスコートのラインである。
丘の上にイギリス軍の司令部が建っており、
戦闘のない時にはテニスをしていたのだ。
そのテニスコートを挟んで下から登って来た日本軍をイギリス軍が迎え撃った。
当時はテニスコート左側の下に大木があり、
日本軍の腕のいい狙撃手がその木に登って狙撃していたそうだ。
その大木のあった場所には新しい木が植樹されていた。
なお日本軍はこのテニスコートの戦い(日本側の呼称はコヒマ三叉路高地の戦い)には、
勝利できず撤退する事になってしまった。