その奥の正面にある洋館は呉鎮守府司令長官の官舎だった。
明治22年に呉鎮守府が開庁した後、呉は軍事都市として発展。
明治25年に建てられた屋敷が38年の芸予地震で崩壊したため、
立て直された物。内部は金唐紙で飾られた見事な壁が見どころ。
正面玄関のステンドグラスは明治38年当時の物で、
日本のステンドグラスの初期の作品である。
書斎と金唐紙の壁。中世ヨーロッパで壁紙や工芸品として用いられた
金唐革を参考にして和紙を使って作られ国会議事堂や鹿鳴館でも使用。
応接間と壁紙。
食堂と当時の食事と壁紙。
一番奥の右側の建物は民俗資料館で金唐紙が展示されていた。