呉での観光は大和ミュージアムとてつのくじら館であるが、
せっかく呉まで行ったのでその他を探したところ徒歩圏内では、
この入船山記念館が見つかった。ここは広島県の文化財で
明治38年に建築され歴代の呉鎮守府司令長官の官舎だった。
門を入ると左側には東郷平八郎元帥が明治23年(1890年)から
約1年7か月呉在任中に住んでいた離れ座敷がある。
木造平屋建瓦葺きの家で正円寺よりこの場所へ移築・復元されている。
門から坂道を登って行くと右手に時計塔、左手に番兵塔がある。
時計は大正10年(1921年)~終戦まで旧呉海軍工廠造機部屋上で
時を刻んでいた物を移設した。高さ10m、一辺2.4m。
国産で最も古い電動親子式衝動時計の一つ。ここまでは無料エリア。
その先の左側に入場券売り場がある。入場料は200円。
2階は郷土館になっており呉鎮守府司令長官関係の展示物がある。
その奥の右手にあるのは旧高島砲台火薬庫で、明治35年に
休山に建設された物を昭和42年に移築復元した物。
大砲もあった。