広島へは今から40年ほど前に高校の修学旅行で行った。
記憶にあるのは原爆ドームとこの広島平和記念資料館、
それから安芸の宮島である。
史料館は改築されており40年前の印象はない。
まずは平和記念公園を原爆ドーム方向へ歩いてみる。
原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)より原爆ドームを望む。
「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」と
石碑には刻まれている。
奉納されている原爆死没者名簿は毎年加筆されており、
昨年までに32万4129人。
原爆の子の像は、2歳で被爆し12歳で白血病で亡くなった
佐々木貞子さんがモデル。
公園内にはボランティアスタッフが独自の資料を持って見学者を
案内していた。案内されていたのは主に子供達だったが、
大人でもお願いすれば大丈夫だろう。
入場料200円を払って広島平和記念資料館に入る。
40年ぶりであるが改築されて展示方法も変わっていた事もあり、
あまり悲惨さや恐怖は感じなかった。当時はまだ高校生だったので、
初めて見た遺品や写真から受けるショックが大きかった・・・
のかなぁ・・・それとも私が大人になる過程で、
悲惨な物を見たり恐怖を感じる経験をしたためか。
展示方法も観客に必要以上のショックを与えないよう
配慮されたのかもしれない。
なお、出口付近には2016年にオバマ元大統領が訪問した際、
折った折り鶴が展示されている。目立たないがスタッフに聞けば、
教えてもらえる。