教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

前時津風親方の恩師 「命の重さ伝えたか」 山本君なぜ

2008年02月17日 12時17分29秒 | 受験・学校

 新聞記事によりますと大相撲の前時津風親方らによる弟子の傷害致死容疑事件が、2月17日で逮捕から10日を迎えた。「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ」。前親方の中学時代の担任だった丸木一磨さん・75歳は、「自分に出来ることはなかったか」自問している。 数学教諭をしていた丸木さんは、北海道から東京都墨田区立両国中学校の1年に転入してきた山本順一君の担任だった。  「当時は、1クラスに2、3人の見習いの力士がいたが、山本君は名門・時津風部屋に弟子入りし、誇らしげだった」  明るく素直な山本君は、力士以外の友だちもすぐにできた。成績も悪くなく、朝げいこを終えてから兄弟子たちと休まず学校に通ってきた。  中学2年まで担任をした丸木さんが、相撲部屋に家庭訪問すると山本君はうれしそうに出迎えた。盲腸で入院した時には見舞いに行った。  中学卒業後、山本君は双津竜のしこ名で小結にまでなった。「少しずつ昇進するのがうれしくてね」。番付が発表されると名前を探したものだった。  親方になる少し前に都内で見かけた時、山本君は輝いて見えた。「立派な力士になったものだな」と感慨にふけった。  だが、2月7日に、前時津風親方は部屋の序ノ口力士斉藤俊さん・当時17歳を稽古中に暴行して死なせたとして、傷害致死容疑で逮捕された。 「自分と同じ道を歩んだ若い力士を、なぜ……。罪を償い、素直で明るい両国中学時代の人間・山本順一を取り戻して欲しい」  事件は、丸木さん自身にも問いを投げかけた。1人の命を奪ったかつての教え子。教師として、無関係ではいられないのではないか。  「彼の最後の学校生活で、私なりに人の命の重さを伝えられなかっただろうか」  その無念の思いをペンに託し、朝日新聞に投稿2月11日朝刊の「声」欄に掲載された。  丸木さんは今、不登校や高校を中退した生徒たちを支援する「通信制サポート高校」で、200人あまりの生徒のケアに当たっている。  「相手の心を理解できる人になってほしい。そうすれば、人を思いやる気持ちは、おのずと出てくるものだから」  生徒へのまなざしは、40年以上前の教え子への思いに重なっている。教育現場で、長年経験を積まれた丸木先生の教育者としての『良心』を感じる投稿記事と思います。『相手の心を理解できる人になって欲しい。そうすれば 、人を思いやる気持ちは、おのずと出てくる』先生も生徒も肝に銘じるべき言葉です。いじめ問題や登校拒否、引きこもりの解決への教育的指針と思いました。教育現場を本当に理解しないで、法規万能主義で法律や規則、罰則を持ち込んでも、いじめの原因を作ったのでは生徒は救われず、教育の深刻な諸問題は解決しないと思います。今こそ『心と命』を大切にする教育を忘れてはらないと思います。以前教え子に自殺者を出したことが、教師人生の中で自分として悔やんでいることですと言われました岡本武雄先生の「命と教育者としての良心」を大切にする教育理念と相通じるところがあるとこの記事を読ませて頂感じました。丸木先生、これからも健康に注意されて、不登校や高校中退した生徒の皆さんの心支えになって頑張って下さい。丸木先生の御活躍と御健勝を心からお祈り申し上げます。

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高1生徒、校舎4階から転落し意識不明 神戸・神港学園

2008年02月17日 11時16分32秒 | 受験・学校

 ニュースによりますと2月16日午後1時半頃神戸市中央区の私立神港学園高等学校の校舎脇に同校1年の男子生徒・15歳がうつぶせで倒れているのを教員らが見つけ、119番通報した。生徒は病院に運ばれたが、全身を強く打っており、意識不明の重体。生田警察署は、生徒が校舎4階の教室の窓から外側のひさしに下りようとした際に転落した可能性があると見ている。 調べでは、生徒は野球部員。練習を終えて着替えた後、外側階段の踊り場から4階教室の窓の下にある幅80センチほどのひさしに移り、窓から教室に入って野球用具を置いた後踊り場に戻ろうとして、約11メートル下の地面に転落したと見られる。この日は授業は無く、教室は施錠されていた。校舎のひさしから落ちる事故は、千葉県の高校でも起こっています。今後このような学校事故が、校内で起きないように原因を調査し、校舎の安全確認と点検を実施して下さい。いつもこのようなことを皆していたのかも分かりませんが。4階校舎の高さから落ちると危ないです。落ちる危険性を学校も生徒に指導して下さい。踊り場から下に落ちないように防護作を作ったり、校舎の安全対策を学校側も施して下さい。落ちて怪我をされた生徒さんの意識と怪我のご回復心からお祈り申し上げます。

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