jlj0011のblog
プーチン戦争<本澤二郎の「日本の風景」(4366)
2022/02/26 10:54コメント12
前の記事
ホーム
プーチン戦争<本澤二郎の「日本の風景」(4366)
<安倍と似た者同士の国粋主義者=武器による領土拡張の愚>より、転載させて頂きました。
人類は1991年に崩壊した旧ソ連(帝国)を忘れているが、当時、スパイ機関KGBで活躍していたプーチンは、典型的な国家主義というよりは国粋主義者となって、大統領の椅子に執着している。大ロシアへの野望実現に動いた。
ウクライナは、ソ連時代の穀倉地帯で核兵器工業地帯だったことを考えれば、ロシアの国粋主義者大統領の標的が何かを知ることが出来る。しかも、そのウクライナまで、米国主導のNATOが、深く手を突っ込んできていたことを悲しむ。言ってみれば、窮鼠猫を噛む類である。
他方、欧米が分析して久しい、日本の国粋主義者・安倍晋三の、国家神道による日本帝国への郷愁もまた、日本とアジアの脅威である。暇さえあれば、改憲軍拡を口走る。日本会議の野望もこの点にある。
プーチンと安倍は、共に国粋主義者として仲間なのだ。よって北方4島返還を棚に上げ、2島返還で譲歩したが、むろん、領土的野心の塊であるプーチンはNOである。「モスクワのエージェントのような、宗男と佐藤優に手引きされた安倍のアホぶりが情けない」という事情通の指摘は、まさにその通りだろう。
<プーチンの罠にはまった米国のバイデン=ロシアの狼に対抗困難>
今のアメリカは、戦争NOが世論である。ロシアの狼を封じ込めることに失敗したバイデン民主党は、秋の中間選挙で共和党に敗北必至だろう。起死回生策が見つかるだろうか。反対に、台湾問題に突っ込むと、もはや再選の道を閉ざすことになる。今後の米中・日米関係の舵取りが、極めて重要になる。
それは岸田政権にも言える。東京の国粋主義者は、台湾独立派とは行動を共にしている。安倍と高市の右翼コンビの牙城でも知られる。このことが中国の警戒心を、異常に高める要因となっている。
軍事面を安倍一派が牛耳って、10年以上にわたって、沖縄周辺の軍拡に力こぶを入れて、中国を刺激して久しい。外交面では、台湾問題が岸田内閣のアキレス腱なのだ。安倍が第二のプーチンにならない、と誰も保証できないだろう。安倍―岸の軍拡ラインによる、沖縄と米国と対中外交の危うさが、岸田文雄を第二のバイデンに追い込む危険性を秘めていることを、強く指摘しておきたい。
<ワシントンのNATO作戦の強欲がロ国の戦争屋を誕生させた!>
プーチンによるウクライナ制圧作戦は、数日で決着をつけてしまった印象を国際社会に発信している。国連も決め手を欠いている。NATOもまとまりがない。優柔不断のバイデンを計算に入れてのプーチン軍事作戦も、底を洗ってみると、ワシントンのNATO作戦が、余りにも稚拙で強欲だった。そこにロシアの狼が噛みついたものだろう。
そんなワシントンに期待をかけたウクライナの悲劇は、人々の目に焼き付いている。誰も手を出して助けてくれない。同情はするが、NATOは事実上、ソッポを向いているだけだ。ウクライナ指導部のお粗末さが、一般市民にも及んできている。恐ろしくも悲しいキエフであろう。
あのチェルノブイリは、キエフの100キロ先にある。崩壊した原発までもロシア軍が占拠した。ウクライナの中枢を制圧するプーチンは、21世紀最大の独裁的暴君の地位を確立した格好である。
バイデンのワシントンに失望する人々は少なくないが、戦場に狩り出されることがない米兵とその家族は、安堵しているだろう。そのことがプーチンの軍事作戦を可能にさせてしまったのだろうが、軍事的に勝利したプーチンによって、世界の人々は、新たな冷戦によって生活を疲弊させてゆく。
ただでさえもコロナと大不況で命を奪われる人々の群れに対して、各国政府は対応不能状態にある。国民の代表も右往左往しているが、日本のバッジ組は自身の優雅すぎる報酬に内心満足している。他方、超格差社会によって老人・年金生活者は、死への道に追いやられている。
疫病と恐慌と戦争=21世紀の野蛮すぎる独裁者誕生に世界は、どう対応すべきだろうか。軍事的対応は愚の骨頂であろう。
<徹底抗戦の愚=非暴力不服従抵抗運動の台頭を願う>
ウクライナ指導者の賢明な対応に期待するしかない。徹底抗戦は最悪の作戦である。人々の死を招くだけである。和平に持ち込むしか打つ手はない。獰猛な牙を向いた狼には、非暴力不服従抵抗運動が賢い対応である。
戦争回避が賢明な策である。軍事力で野望が実現するという誤ったメッセージを発信させない、せめてもの賢明策であろう。市民の死を誰も見たくない。
2022年2月26日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
コメントを書く
コメント(1件)
カテゴリなしの他の記事
安倍と黒田は晒し首だ<本澤二郎の「日本の風景」(4365)
マンションで覚醒剤密造<本澤二郎の「日本の風景」(4364)
アメリカの良心<本澤二郎の「日本の風景」(4363)
長い物には巻かれろ<本澤二郎の「日本の風景」(4362)
アベノミクス大惨状<本澤二郎の「日本の風景」(4361)
前の記事
ホーム
LINEで送るこのエントリーをはてなブックマークに追加
コメント 1
1.
桃子
2022年02月26日 11:02
日本人へのコントロールが非常に深くまで及んでいる事
そして、そのことに気づかない人が多い事、
コントロールについては、コールマン博士が
戦後本にしています。裕仁の名もでてきます。
「タヴィストック研究所」太田翻訳です。
日本人の目覚めはこれから来ることで、さらに増えることを
祈っています。
0
コメントを書く
ブログ
ランキング
ブログ速報
livedoor Blog
PCモード
トップへ
Powered by livedoor Blog