長いものに巻かれろ<本澤二郎の「日本の風景」(4362)

<野党も必死で不完全ワクチン打て打て!責任とれるか>

 人間は楽な道を選ぶ。寄らば大樹だ。憲法違反さえいとわない。ゆでガエル人生の結果、現在の日本の政治も経済も破綻寸前である。目下、コロナ問題で野党がこぞって「ワクチンを打て打て」とがなり立てている。打って亡くなる人も少なくない。副反応は4,5年後が危ない。誰が責任を取るのか?誰も取らない。それでも、ともかく打て打ての合唱である。

 もし、問題が大きくなった時は「政府自治体も煽っていた」と開き直ることだろう。コロナ感染は、個人の責任において「うつらない、うつさせない」に徹することが基本である。

 

 娘夫妻に催促され、3回目を打った友人は「もう打つな」と悲鳴を上げている。我が弟は、孫たちのことを考えて3回目。38度の高熱に泣いた。「3回目はNO」という身内もそばにいる。やみくもに打つなかれ、である。

 簡単にワクチンが作れるわけがないだろう。

 

<翼賛議会へとつっ走る第二の維新化・国民民主党の哀れ!>

 危険すぎる日本会議の安倍晋三内閣と、多くの安倍事件に蓋かけしてきた菅内閣も幕を閉じて、もう安心とばかりに、本来は野党の大黒柱と思われてきた国民民主党が右へ急旋回、国会の翼賛化にどす黒い羽を伸ばしている。

 

 今更の反共主義にあきれるばかりだが、公明に次いで、維新そして国民民主党の自民党化だ。これでは国民が期待する国会審議は、ますます形骸化する。参院選後の平和憲法の破壊活動が本格化して、元来た道へと日本人を巻き込んでいく。

 

 子や孫を持つ世代は、深刻すぎる課題を背負うことになろう。既に隣国は日本の将来を予測していたかのように、今では米ロに次ぐ軍事大国だ。日本など恐れてはいない。日本も負けてはいないとばかりに、極右は「専守防衛」を取っ払って、核ミサイル大国を目指す地球破壊国の一翼を担いたいらしい。

 それゆえの戦争神社・靖国も伊勢も出雲、明治も控えている、とうそぶいている。神代の世界が好きな極右の面々が、いま政権の中枢に控えて、内閣の舵取りに懸命だ。

 

 軍事大国は、国民の血税を武器弾薬に集中させ、財閥・軍需産業を肥え太らせるだけだ。原子力ムラの思うつぼである。ただでさえも安倍・日本会議のお陰で、軍事費は毎年うなぎ上りではないか。

 比例して日本国民の生活は、文句なしに疲弊してゆく。余談だが、昨夜Youtubeで孫正義の宮殿を見てしまった。白金(しろかね)という東京都の一等地に聳え立っているが、対抗してか近くに、昔ながらの日本人民の家もあって「孫に負けるものか」と張り合っていた。繰り返すが、軍国主義は富の一極集中の極め付きを内外に印象付けるだろう。

 改憲派の維新・民主は、国民政党というよりは売国政党でないだろうか。

 

<韓国の有力大統領候補がすごい公約を掲げている!>

 困った事態が生じてきた。次期韓国大統領候補が、日本どころかアメリカやEUをまねて、原発大国に突き進むと言いだしたのだ。核武装も念頭にあるのだろう。東アジア大乱の元凶の一つになる可能性を否定出来ない。

 原子力ムラのカネと票で、韓国にも右翼政権が誕生するかもしれない。日本をまねていることが分かろう。貧困と軍拡の地球にしたいのか。

 

 中東・ウクライナと、東アジアの、新たな火種を予感させる。

 

<辺野古に次いで馬毛島の米機訓練基地化に折れた大馬鹿市長>

 頭が腐ると、胴体から両手両足も腐る。それが南の小さな島で起きている。

 米空母艦載機の訓練場所を、極右・安倍の実弟である岸信夫の防衛省で、強力に推進されていた。安倍家のお庭番・加藤勝信も首を突っ込んだ馬毛島利権を、米軍基地として提供するという。国民主権を奪う行政行為である。 

 貧しい地方では、利権に転ぶ。フクシマもそうだった。原発基地の住民と同じである。悲しい属国・日本は、まだ継続してゆく。

2022年2月22日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

国民民主、異例の「予算案賛成」へ…玉木代表の提案を議員総会で了承韓国大統領選の最大野党候補「世界一の原発大国目指す」 仏も脱原発撤回
https://vimeo.com/673441084

(南日本新聞)西之表市の八板俊輔市長は20日、馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画に反対する市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」と市内で面会し、岸信夫防衛相に提出した要望書の意図などを説明した。「『整備決定』という新しい局面を迎え、市と国との協議の場を設けてほしいという趣旨だ」と理解を求めた。