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いつか来た道へ驀進<本澤二郎の「日本の風景」(4368)
2022/02/28 13:02コメント11
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いつか来た道へ驀進<本澤二郎の「日本の風景」(4368)
<恐ろしい自民党と連合の翼賛体制強化で改憲「戦争する日本」か>より、転載させて頂きました。
人々の耳目は、疲弊する生活に苦しみながらも、ロシアのウクライナ侵略に釘付けされている。エネルギー高騰に怯えているのだ。そんなさ中に東京では、恐ろしい政治変動が起きていた。日本を代表する労働組合・連合が、こともあろうに7月の参院選挙前にして、安倍晋三内閣以降の極右・ナショナリズム化した自民党権力の軍門に降るというのである。
想定できない事態だ。連合は女性を代表にしたばかりである。何かあると気付いたが、遅かったのか。筆者は「連合の罪と罰」(データハウス)を執筆した時点で、連合の市民不在の右傾化を確認していたため、遂に来る時が来たとの思いだ。連合を労働貴族と評する向きは少なくない。事実上、財閥の傘下に置かれていた。弱者の声を代表していた総評を呑み込んだ結末が、自民党化・翼賛体制化への道、元来た道へと突っ込んでいる。
<カネと票の公明党創価学会に次いで、連合も戦争党に変身?>
ロシアのプーチンやウクライナのゼレンスキーの国家主義に注目したい。軽視すべきではない。いまも国粋主義が英雄と弄ばされる時代に変わりない。
日本が先行していたのではないか。戦犯・岸信介の孫の長期政権で、日本社会は大きく変動、崩壊している。内外政が崩れ、言論界が死んでしまった。
カネと票が自民党に集中している。公明党創価学会に次いで、いま連合までが白旗を掲げて平河町に接近している。銀行や郵便も医師会も、すべてが自民党になびいて、からめとられている。
維新は自民党別動隊だ。橋下のテレビの突出度が裏付けている。政府の代弁者だ。国民民主党は、政府予算案に賛成した。自民党化の試験に合格した証拠である。もはや立民とは異なるが、その立民も怪しい。連合の翼賛体制化で足元がぐらつく者が少なくない。となると、まともな国民のために働く野党は、日本共産党のみとなる。
<野党勢力の要が弱者・市民を無視して改憲軍拡勢力に加担>
戦前の翼賛体制化は、政党に限らなかった。労働組合も、宗教団体などすべての組織団体、もちろん新聞ラジオも、これらに先行した。これこそが日本軍国主義の戦争体制を可能にした。
昨年、平和主義派の三木武夫側近の志賀節氏が亡くなった。彼は安倍内閣が誕生すると、民意を代表しない選挙区制と、もう一つはヒトラー研究にのめり込んでいった。その成果を聞く機会を失ってしまったが、いまの日本は戦後70余年にして、財閥傀儡政権が鎌首をもたげてきていることに気付くべきだ。
次男の東芝病院医療事故死のことで、その片鱗を見てしまった。世界にはロスチャイルドやロックフェラー財閥が控えているが、日本にも存在する。原子力ムラの暴走が、立派に証明しているだろう。フクシマに視線を向ければ、誰もが感じられる。
連合もその一翼を担って、反原発に抵抗してきた。連合は原子力ムラの走狗なのだ。そして平和憲法の破壊へと、自民公明と歩調を合わせているのである。強く弾劾したい!
<原発阻止を封じる原子力ムラの暴走も止まらない!>
ロスチャイルド傘下かどうか確認できないが、IAEAを活用してフクシマの膨大な放射能汚染水を、太平洋に投棄する目前の自公政府と東電である。電力料金が、悪しき政治工作の要となっていることにも留意したい。
恐ろしい事態は、10年前から始まっている。安倍内閣から本格的に始動した。311の東電原発爆発炎上にも関わらず、再稼働を強行した。これには議会も言論も屈した。原子力ムラの暴走は続く。旧動燃のもんじゅ西村謀殺事件、東電の渡辺泰子さん謀殺事件に、言論は太刀打ちできなかった。
<参院選後に野党沈没して平和憲法を破壊が本格化>
おそらくは参院選で野党は、壊滅的打撃を受けるだろう。その後に戦後日本が世界に確約した平和主義の道を踏み外すことになろう。戦争する日本は、核武装の日本を前提にしている。偏狭なナショナリズムが全開するだろう。
連合の自民党化が約束しているではないか。
<戦後日本が消えてなくなる!無党派の決起で食い止めるしか手段なし>
ロシアとウクライナの戦争を軽視することなかれだ。国家主義・国粋主義が乱舞することになれば、戦後の平和日本は消える。残された手段は、無党派の決起だ。小選挙区制を廃止することである。
いかなる事由があろうとも、武力で問題を処理する政治体制は許されない。
2022年2月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
自民、連合と政策協議推進 運動方針案発表、野党分断狙うhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/162316
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コメント 1
1.
唐澤辰巳
2022年02月28日 13:18
連合の自民党すりよりはあまり驚くに当たらず、「やっぱりな」という思いしかありません。立憲民主党の不甲斐なさが一番の理由と言えましょう。
ロシアのウクライナ侵略に対して中国が国内の学者達がロシア非難の声明を発表したものを即時削除しました。中国はロシアの行為を侵略と認定しないということですが、あれが侵略でなければ日本の中国侵略も侵略ではないと言わざるを得ません。中国がそれでもロシアを支持するなら残念ながら中国の正当政権は台湾と言わざるを得ません。
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