教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

突然店から消えた「熊本産アサリ」… 産地偽装問題で困惑も【熊本】

2022年02月02日 19時58分32秒 | 食・レシピ

突然店から消えた「熊本産アサリ」… 産地偽装問題で困惑も【熊本】

KKT熊本県民テレビ

 

 
熊本県民テレビ(KKT)
熊本県産アサリの産地偽装問題で波紋が広がっている。
2か月間の緊急出荷停止を発表した熊本県。売り場からは県産アサリが消え、スーパーや業者から困惑の声があがっている。

2日、熊本市のスーパーマーケット。開店前に訪れると…。

「Q.何をしているんですか?」
「きのうまで有明海産で売っていたけど、きょうから中国産で売るようになった」

前日までは熊本県産として販売していたアサリのポップを中国産に貼り替えていた。
実は仕入れ業者から数日前に次のような連絡があったという。

■スーパーの店長
「今まで有明海産で売っていたが、今からは認可が下りなくて中国産で売るようになったと言われた」

突然店から消えた“熊本産”のアサリ。
そのきっかけとなったのが…「産地偽装問題」だ。

■金子農水相
「消費者の信頼を揺るがしかねない」

熊本県産のアサリをめぐっては、農水省が「熊本県産の97%で外国産が混入している可能性が高い」と発表。

蒲島知事も怒りをあらわにした。

■熊本県・蒲島知事
「私はこれは犯罪だと思う。誰がみても犯罪」

熊本県は県産アサリの出荷を2月8日から停止し、この間に産地偽装をあぶりだす対策に乗り出した。
こうした事態に店からは不安の声が…。

■スーパーの店長
「せっかくの今からの時期にアサリが売れなくなったら大打撃。(アサリが育つ経緯を)もっと自分たちも分かるようにしてほしい」

では、一体どうやって外国産のアサリが熊本産にかわるのか?
外国から輸入したアサリは税関を通った後、県内の養殖場や畜養場で状態を回復させる。
その後、卸売業者や仲介業者に搬出され、そこからスーパーなどの店頭に並ぶ。
問題は「畜養場」。県内の畜養場で育てたのは短期間にもかかわらず、畜養場から回収した外国産の輸入アサリの表示が「熊本産」に…。
流通ルートのどこかの段階で産地偽装が起きる仕組みだ。
また、スーパーなどの店頭に並ぶまでに複数の業者が介入することもあり、これまで全容を把握するのは難しいとされていた。

■スーパーの店長
スーパーにアサリを卸している業者を取材すると…。

■仕入れ業者
「問屋さんの方から1日から(中国産に)変えてくれと言われたから表示を変えているだけ。突然、全部突然だよ」

この卸売業者の男性は、自分ったいはあくまで中間業者で、取引先の指示で産地の表示変更を行ったと言う。

■仕入れ業者
「Q.産地証明とか産地が分かるようなものは入っている?入っていない。熊本産アサリと書かれた伝票だけ」
「Q.本当に熊本産か分からない?それは分からない」

産地については取引先を信じるしかないという男性。
数日前には、行政から伝票や保管しているアサリの調査も受けたと話し、今後の取引きへの影響を懸念している。

■仕入れ業者
「どうなっていくのかが心配。仕事を真面目にしてアサリだけでご飯食べてここまできたので、どうしたらいいか私たちも分からない」
 
コメント
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