毎日新聞 9月18日(火)22時19分配信
『札幌市東区の中古書店で09年、倒れた本棚の下敷きになり、3年近く意識不明の重体だった市立中学2年の鈴木愛菜さん(13)=同区=が18日午後、札幌市内の医療施設で亡くなった。父敦博さん(47)によると、17日に容体が急変したという。北海道警札幌東署は司法解剖し死因を特定する。
敦博さんは18日、「綱渡りの状態が続いていたが、いつか目覚めると信じていた。まさか亡くなるなんて思わず、今は頭の中が真っ白だ」とショックを隠し切れない様子で話した。
事故は09年10月13日に起きた。中古書店「デイリーブックス」の木製本棚(高さ約210センチ、奥行き約30センチ)3列が倒壊し、小学5年だった愛菜さんが崩れた本で胸を強打。近くにいた姉の愛梨さん(17)も軽傷を負った。愛梨さんによると、事故直後、愛菜さんは「息できる?」と聞くと「できない」と答えていたが、次第に声が小さくなり意識を失ったという。
入院先には両親がほぼ連日通い、手足のマッサージを続けた。昨年3月の小学校卒業時には、担任教諭が入院中の愛菜さんの枕元で卒業証書を読み上げた。在籍中学校には一度も座っていない机と椅子がある。
道警は今年1月、当時の実質経営者(41)と元店長の男性を業務上過失傷害容疑で書類送検。札幌地検は6月「本棚倒壊を防止すべき注意義務を怠った」として元経営者を同罪で在宅起訴し、元店長を起訴猶予とした。公判期日は決まっておらず、地検は今後、業務上過失致死傷罪への訴因変更を請求するとみられる。 消費者庁はこの事故をきっかけに、棚を設置する際の安全指針を策定した。【円谷美晶、遠藤修平】 』
本当に運が、悪かったと言えます。古本屋も本棚が倒れて下敷きになると予見出来たのでしょうか。彼岸前に亡くなられた鈴木愛菜さんの御冥福を心からお祈り申し上げます。大地震もいつ起こるか分かりません。古本屋さんも地震で、本棚が倒れないような安全対策が必要です。この前静岡県の地震で本棚が倒れ本の下敷きになり亡くなった女性もいました。今や日本も電子書籍時代です。国立国会図書館の本を使いやすい便利な端末機で、自由に分野を問わずに無料で、本が読める時代が来ないかなと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます