デューク・エリントンとカウント・ベイシー。言わずと知れたビッグバンドの大御所ですね。どちらも30年代から自己のバンドを率い、数多くのジャズメンをバンドから輩出してきました。音のタペストリーとでも言うべき緻密なアンサンブルのエリントン楽団に対し、強力なリズムセクションが生み出すパワフルなサウンドのベイシー楽団。スタイルは異なれど、両者がビッグバンドジャズの東西の横綱であることに異論を挟むジャズファンは皆無でしょう。今日ご紹介する「ファースト・タイム!」はその2つのビッグバンドが共演した最初で最後の録音。時は1961年7月、大手会社コロンビアだからこそ実現した贅沢な企画ですね。
この組み合わせ、何よりメンバーが凄い。エリントン&ベイシーの2大巨頭はもちろんのこと、両楽団の生え抜きのソロイスト達がずらりと顔を揃えています。全員の列挙はしませんが、主要メンバーだけでもキャット・アンダーソン、レイ・ナンス、サド・ジョーンズ、ソニー・コーン(以上トランペット)、ポール・ゴンサルヴェス、ジミー・ハミルトン、フランク・フォスター、フランク・ウェス、バド・ジョンソン(以上テナー)、ジョニー・ホッジス、マーシャル・ロイヤル(以上アルト)、ハリー・カーニー、チャールズ・フォークス(以上バリトン)、ローレンス・ブラウン、ルー・ブラックバーン、クエンティン・ジャクソン(以上トロンボーン)。もちろん、「Mr.リズム」ことリズム・ギターのフレディ・グリーンも全曲でリズムを刻んでいます。
収録曲は全8曲。特にお薦めは、冒頭のエリントン作曲の爆発的な“Battle Royal”と続くサド・ジョーンズ作曲の美しいバラード“To You”。前者はスインギーなピアノに乗せて10人を超えるホーン奏者が火の出るようなソロの応酬を聴かせてくれますし(最後のキャット・アンダーソンのハイノートが強烈!)、後者は分厚いオーケストラのアンサンブルにより幻想的な音世界が繰り広げられます。他ではエリントン楽団の“Take The A Train”、ベイシー楽団の“Corner Pocket”“Jumpin' At The Woodside”等定番の曲がそれぞれの楽団のソロイスト達の演奏で楽しめます。ビッグバンド愛好者はもちろんジャズファンなら一度は聴いておいて損のない一枚ですね。
この組み合わせ、何よりメンバーが凄い。エリントン&ベイシーの2大巨頭はもちろんのこと、両楽団の生え抜きのソロイスト達がずらりと顔を揃えています。全員の列挙はしませんが、主要メンバーだけでもキャット・アンダーソン、レイ・ナンス、サド・ジョーンズ、ソニー・コーン(以上トランペット)、ポール・ゴンサルヴェス、ジミー・ハミルトン、フランク・フォスター、フランク・ウェス、バド・ジョンソン(以上テナー)、ジョニー・ホッジス、マーシャル・ロイヤル(以上アルト)、ハリー・カーニー、チャールズ・フォークス(以上バリトン)、ローレンス・ブラウン、ルー・ブラックバーン、クエンティン・ジャクソン(以上トロンボーン)。もちろん、「Mr.リズム」ことリズム・ギターのフレディ・グリーンも全曲でリズムを刻んでいます。
収録曲は全8曲。特にお薦めは、冒頭のエリントン作曲の爆発的な“Battle Royal”と続くサド・ジョーンズ作曲の美しいバラード“To You”。前者はスインギーなピアノに乗せて10人を超えるホーン奏者が火の出るようなソロの応酬を聴かせてくれますし(最後のキャット・アンダーソンのハイノートが強烈!)、後者は分厚いオーケストラのアンサンブルにより幻想的な音世界が繰り広げられます。他ではエリントン楽団の“Take The A Train”、ベイシー楽団の“Corner Pocket”“Jumpin' At The Woodside”等定番の曲がそれぞれの楽団のソロイスト達の演奏で楽しめます。ビッグバンド愛好者はもちろんジャズファンなら一度は聴いておいて損のない一枚ですね。