広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

長岡土産

2009-10-05 20:07:52 | 各地お土産・食べ物
今回の山陰旅行の帰り、ケチるために新潟経由としたのは既に記事にした通り。乗り換えの待ち時間があるので、長岡駅でお土産を物色した。新潟、特に長岡の土産物をじっくり見るのは初めてだ。
新潟といえば、酒・米・柿の種(ホワイトチョコでコーティングしたのが意外においしい)など。でも僕は「笹団子」が大好き。あんこの入ったよもぎ餅(草餅)を笹の葉で包んで蒸したもの。越後湯沢駅ではその場でせいろで蒸して売っていたのを見たし、新潟駅や特急「いなほ」の車内販売でも売っている。
今までもおいしく食べていたのだが、(電子レンジで加熱すればいいのだけど)ちょっと固めなのと、個人的にあまり好きでない粒あん入りしか見たことがなく、“こしあん入り笹団子”があればいいけど、それはかなわぬ夢だと思っていた。

長岡駅新幹線改札口横のJRのコンビニ「NEWDAYS」。お土産の品揃えが充実していた。笹団子だけでも何種類もあるほか、餅米を笹で包んで蒸した「ちまき」もあった。ちまきは秋田では「笹巻き」といいエリアによって形(巻き方)が異なるが、長岡のは秋田市周辺と同じ三角形。新潟と秋田両方に笹巻きがあるなら、秋田に笹団子があってもいいのに…

ここの笹団子は5個1セットという売り方が多かった。いくつかのメーカーの商品が並んでいたが、なんと憧れの「こしあん入笹団子」を発見!!
2社あったが、適当に選ぶ。700円
「右門明治堂」という長岡の餅菓子の老舗の商品だ。我慢できずに新幹線の中で食べる。
見た目は標準的な笹団子。中にはこしあんが!
こしあんは予想通りだが、餅が柔らかくておいしい! できたてなのかもしれないが、こんな柔らかくておいしい笹団子は初めて。1つのつもりが、到着ギリギリまでかかって2つ食べてしまった。
2日後の消費期限当日まで置いておいたが、さすがに少し固くなった。
新潟駅でも探してみたが、右門の製品は見つけられず、他社のこしあん笹団子を買ってみたが、よくある固さだった。長岡のNEWDAYSで隣りにあった他社商品も気になるし、笹団子は長岡に限る、かも?
新潟市の笹だんごも悪くない
上越市では笹だんごがパンになった

もう1つ、長岡のお菓子。
松江土産でも書いたが、日本三大銘菓の1つが長岡にあり、やはりNEWDAYSで売っていた(新潟駅などでも購入可)。「越乃雪(こしのゆき)」といい、名前は聞いていたが、どんなものかよく分からなかった。
 
いちばん小さい16個入りで1155円。小さな箱にしては高いが、Suicaでピッと決済してしまう。
1778年に病気の殿様に献上したところ、病が癒え、「越乃雪」の名を賜り、藩御用達の菓子になったそうだ。
消費期限は2週間ほど。原材料は「砂糖(和三盆糖)、餅米、氷砂糖」のみ。和三盆といえば、独特の味わいのある徳島の高級砂糖。創業当初から同じ製糖所のものを使用しているそうだ(昔は北前船で運んでいたようだ)。「壊れやすいので箱の出し入れに注意し、一口で食べるように」との注意書きが入っていた。
 
びっしり詰まっている。表面が粉っぽくなっているし、指で静かにつまむようにして持たないと、崩れてしまうので注意。
和三盆の味もするが、「麦焦がし」のような香ばしい穀物系の味もする。(僕にとっては)甘さがきつくなくていい。食べにくいけど、さすが三大銘菓。

ケチった分をお土産や駅弁購入にほぼ充ててしまった結果となったが、いいものを買えた。これはまた長岡に行って買ってこなくちゃ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする