広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

駅名標

2009-10-12 22:16:21 | その他もろもろ
昨年末に、駅のホームの柱に付いているひらがなで駅名標が縦書きされた板のことを仮に「駅名板」と名付けて紹介した。(ほかにもこちらこちらで取り上げています)ところが、調べてみると、国鉄時代の規定では、横書きで両隣の駅名が記載された看板と同じく、それも「駅名標」と呼んでいたことが分かった。
柱用のものを「第3種」、両隣の駅名が書かれたつり下げ型を「第2種」と呼ぶそうだ。今回は最近見かけたJR東日本各地のものをご紹介。
 
新潟支社の長岡駅新幹線ホームにあった第3種は、首都圏にあるのと同じに見えるが、「か」とローマ字名の間の空いたスペースにデスティネーションキャンペーンのシールが貼ってあった。
幅がぴたりと合っていて、ここに貼るために作ったのだろう。仙台支社の仙台駅でも同じようなシールが貼られていた。文字数が多くて余白がない駅もあるだろうから、貼るために余白を作ったのではなく、空いたスペースの有効活用策として誰かが考えたのだろう。
ちなみに見た限り、秋田支社ではキャンペーンをやっていないこともあるが、シールは貼っていなくて真っ白。ここに蕗とかナマハゲとかリンゴとかスギッチとか地域性のあるマークを付けてもおもしろいのではないだろうか。
 
長岡駅と秋田駅。透明で見にくいですが、ペットボトルで大きさを比べてますが、サイズは同じか?
過去の記事で、首都圏や秋田支社弘前駅のものを見ると、表面に光沢のある板で、文字は肉太(モリサワの「新ゴ」というフォント?)。長岡駅とかなり似ている。
ところが秋田駅のものは、板に光沢がなく、同じ「新ゴ」シリーズと思われるが【16日訂正】新ゴによく似た「ゴナ」という、かなり細身のフォント。上の緑色のラインも細長い。他の駅とは微妙に違っている。
駅の数も多いし、予算とかいろいろあるのだろうし、内容が間違っているとかではないのでいいけれど、前も書いたように、どうせ全社共通にするのなら、とことん同じ規格にしてほしい。

今度は第2種。秋田駅と1つ北隣の奥羽本線土崎駅のもの。
 
一見同じ規格かと思ってしまうが、文字の配置が違っている。秋田駅にも土崎と同じタイプのものもあるはず。土崎のは文字色がグレー?
土崎駅では昼間は消灯しているようだが、この手の駅名標は中に蛍光灯が入っている。
だが、最近、こんなものを見た
新潟支社の羽越本線酒田駅(山形県)
5月頃に盛岡支社一ノ関駅の新幹線ホームにも同じものがあったのを確認している。
写真で伝わるか分からないが、見た感じが蛍光灯と違う。

初めて見た時は、液晶ディスプレイかと思ってしまったがそうではないようだ。従来は明るさにムラがあって蛍光灯の場所が分かったのに、これは明るさが均一で、表面がつるっとしていて白が鮮やかで文字もクッキリしている感じがした(新しいせいもあるだろうけど)。そして本体がやや薄い。

新陽社というメーカーの製品(従来の蛍光灯式も製造していたようだ)で白色LEDを照明にしているようだ。
「環境にやさしいLEDを使用しています」と書いてある
乗り場案内も同じタイプ。これはかなり薄い(上の土崎駅の写真の後ろに蛍光灯タイプが写っている)。
国鉄時代の独特の文字は味があったが、活字になり照明方式が変わったのは時代の流れだろう。駅構内の照明もローソン店内のようにLEDに替えればいいと思うが、安全上必要な照度確保などの問題があるのだろうか。
※LED表示器の続編はこちら
※秋田駅にも設置されました
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする