当ブログをご覧いただいている方はお気づきかと思うが、僕は企業や行政に対して結構意見を送っている。
郵送料や電話料がかからないからというのもあるが、引き続きその相手先のサービスを利用し続けたいから、少しでもよくなってほしくてのこと。必ず本名とメールアドレスは明記し、「何がどういけなくて」「どう改善してほしいのか」を明確にするように心がけているつもり。
企業や行政に届く声は、苦情などマイナスの感情の意見がほとんどではないだろうか。でも、うれしい経験をした場合は、それを伝えてあげることも必要だと思う。
先日、松江に行った時、路線バスの時刻表の見やすさに感動し、市営バス運転士の気持ちいい接客があったことを記事にした。
それを踏まえて、「分かりやすく、気持ちよく利用できたし、それらは松江市が『市民の足である公共交通』に力を入れてくれていることの現れのようで、“市営バスのなくなった街”である秋田市民としてはとてもうらやましく感じられた。今後とも公共交通を必要とする人の立場での市政とバス運行をしてほしい」などと松江市役所の広聴担当セクションへメールした。よそ者が“外政干渉”している気もしたけれど…
やや間があって(おそらく市長などの決裁があったのだろう)返事が届いた。
問い合わせや苦情ではないから、返事といっても「どうもありがとう。これからも市民や観光客に乗ってもらえるようにがんばるよ。」といった感じの礼状的な文面ではあったが、最後の一文は
また松江市にお越しの機会がございましたら、市営バスでお会い出来ますよう願っております。
お役所らしくなく、柔らかく温かみを感じられる表現ではないでしょうか? うれしくなって、また感動してしまった。
こんなことを書かれたら、また松江市に旅行したくなるし、行ったら絶対松江市営バスに乗らざるを得ない!(僕がバス好きであることを見透かされたのかもしれないが)
「返信例文集」のようなものがあるのかもしれないが、「国際文化観光都市」、縁結びの地、「だんだん」の精神、といった地域性が現れた文章なのだろう。
紹介し忘れていた、松江市営バスの珍しい車両のお話。
屋根上に大きな出っ張りがある「天然ガス自動車」
「CNG自動車」とか「NGV」と呼ばれる天然ガス自動車。屋根の出っ張りはガスタンク。
最近の家庭用都市ガスと同じ、天然ガスで駆動するバスで、ディーゼル車に比べて排出ガス中の有害物質が著しく少ない。ただし専用の供給施設や車両価格・燃費などコスト面はあまり良くない。そのためか、民間事業者で導入することは少ないようで、僕は今まで仙台市・東京都・鹿児島市の各交通局でしか見たことがなく、乗ったこともなかった。
「きれいな排ガス 天然ガス自動車」「地球にやさしい天然ガスをおとどけします!」
松江市にはガス局(市営ガス)もあるためか、積極的に導入しているようで、大型車のおそらく半分弱がCNG車だった。
秋田市にもかつては交通局とガス局が共にあったので(現在はどちらも民間移管)、今も残っていれば秋田にもCNG車が走っていたかもしれない。
初めてCNGバスに乗ってみた。もしかしたらガス臭いかな? などと期待(?)していたがそんなことはなく、ディーゼルのバスと違いは感じなかった。厳密に言えば騒音がやや小さく、黒煙はまったく出ないそうだ。
ガス局がスポンサーでクジラの絵の車体ラッピング広告が施される
撮影のジャマになる軽自動車が来たなーと思ったら、
ガス局の車でこれも天然ガス車
ある意味貴重な2ショットになってしまった。
もちろん、松江市以外の自治体や企業も、誠実に対処してくれる所が多い。だが、残念ながら、秋田県内の某公共交通会社、秋田県庁の某課のように、返事すらよこさない所もある。
そんな所は「お客や納税者・県民あっての企業・行政」、すなわち「お客や県民がいてこその自分の仕事・給料」という意識が欠如していると思ってしまう。もし普通の会社なら、以後そんな会社は利用しなければ済む話だが、公共交通や住む県はそう簡単に変えられるわけがない。だからこそお客や住民の声にしっかり耳を傾けて真摯に対応してほしい。
郵送料や電話料がかからないからというのもあるが、引き続きその相手先のサービスを利用し続けたいから、少しでもよくなってほしくてのこと。必ず本名とメールアドレスは明記し、「何がどういけなくて」「どう改善してほしいのか」を明確にするように心がけているつもり。
企業や行政に届く声は、苦情などマイナスの感情の意見がほとんどではないだろうか。でも、うれしい経験をした場合は、それを伝えてあげることも必要だと思う。
先日、松江に行った時、路線バスの時刻表の見やすさに感動し、市営バス運転士の気持ちいい接客があったことを記事にした。
それを踏まえて、「分かりやすく、気持ちよく利用できたし、それらは松江市が『市民の足である公共交通』に力を入れてくれていることの現れのようで、“市営バスのなくなった街”である秋田市民としてはとてもうらやましく感じられた。今後とも公共交通を必要とする人の立場での市政とバス運行をしてほしい」などと松江市役所の広聴担当セクションへメールした。よそ者が“外政干渉”している気もしたけれど…
やや間があって(おそらく市長などの決裁があったのだろう)返事が届いた。
問い合わせや苦情ではないから、返事といっても「どうもありがとう。これからも市民や観光客に乗ってもらえるようにがんばるよ。」といった感じの礼状的な文面ではあったが、最後の一文は
お役所らしくなく、柔らかく温かみを感じられる表現ではないでしょうか? うれしくなって、また感動してしまった。
こんなことを書かれたら、また松江市に旅行したくなるし、行ったら絶対松江市営バスに乗らざるを得ない!(僕がバス好きであることを見透かされたのかもしれないが)
「返信例文集」のようなものがあるのかもしれないが、「国際文化観光都市」、縁結びの地、「だんだん」の精神、といった地域性が現れた文章なのだろう。
紹介し忘れていた、松江市営バスの珍しい車両のお話。
屋根上に大きな出っ張りがある「天然ガス自動車」
「CNG自動車」とか「NGV」と呼ばれる天然ガス自動車。屋根の出っ張りはガスタンク。
最近の家庭用都市ガスと同じ、天然ガスで駆動するバスで、ディーゼル車に比べて排出ガス中の有害物質が著しく少ない。ただし専用の供給施設や車両価格・燃費などコスト面はあまり良くない。そのためか、民間事業者で導入することは少ないようで、僕は今まで仙台市・東京都・鹿児島市の各交通局でしか見たことがなく、乗ったこともなかった。
「きれいな排ガス 天然ガス自動車」「地球にやさしい天然ガスをおとどけします!」
松江市にはガス局(市営ガス)もあるためか、積極的に導入しているようで、大型車のおそらく半分弱がCNG車だった。
秋田市にもかつては交通局とガス局が共にあったので(現在はどちらも民間移管)、今も残っていれば秋田にもCNG車が走っていたかもしれない。
初めてCNGバスに乗ってみた。もしかしたらガス臭いかな? などと期待(?)していたがそんなことはなく、ディーゼルのバスと違いは感じなかった。厳密に言えば騒音がやや小さく、黒煙はまったく出ないそうだ。
ガス局がスポンサーでクジラの絵の車体ラッピング広告が施される
撮影のジャマになる軽自動車が来たなーと思ったら、
ガス局の車でこれも天然ガス車
ある意味貴重な2ショットになってしまった。
もちろん、松江市以外の自治体や企業も、誠実に対処してくれる所が多い。だが、残念ながら、秋田県内の某公共交通会社、秋田県庁の某課のように、返事すらよこさない所もある。
そんな所は「お客や納税者・県民あっての企業・行政」、すなわち「お客や県民がいてこその自分の仕事・給料」という意識が欠如していると思ってしまう。もし普通の会社なら、以後そんな会社は利用しなければ済む話だが、公共交通や住む県はそう簡単に変えられるわけがない。だからこそお客や住民の声にしっかり耳を傾けて真摯に対応してほしい。