広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

晩秋

2009-11-08 19:25:53 | 秋田の季節・風景
ここ数日好天が続いたが、明日以降は雨になるようだ。少しずつ秋から冬に変わっていく。
ケヤキの紅葉も終盤
きれいだった南大通りでもだいぶ落葉している。
千秋トンネル通りのケヤキ並木
道路管理者の秋田市のトラックが来て、歩道の落ち葉を集めていた。車道のような路面清掃車はないだろうし、ここは千秋公園の山の切り通しなので掃除してくれる民家もない。しかも公園の山からも落葉があるから、どんどんたまってしまう。

少し離れた、同じケヤキ並木のATMコーナー。
屋根の掃除中?
屋根が平らだから、ゴミがたまりやすそう。しかも雪国なんだから積雪の対処も必要だ。電熱で溶かしたりしているのかもしれないが、どうせなら三角屋根にすればいいのに(落雪が人や物に当たらないように注意は必要だが)。

サクラも落葉が進む
千秋公園二の丸、大賀ハスが咲いていた胡月池前で何か作業をしている。
 
植木に雪が積もって折れるのを防ぐ「雪吊り」の設置作業だ(昨冬の積雪時)。
1つにつき3人掛かりくらいで設置している。棒を立てて縄をピンと均一に張ってと難しそう。従来のムシロや縄を巻く「雪囲い」の方が楽そう(秋田では雪吊りは一般的でない)。やっぱり雪吊りは見栄え重視なのかな。
後ろの藤棚が黄葉している
一方、イチョウはまだ見頃。イチョウ自体、黄葉の時期に個体差が大きいが、今年はケヤキなど他の樹種ともずれが大きい気がする(他の木が早い)。
新屋地区、美術工芸短大などとして使われている旧国立米倉庫
昨年も遅かった、いちばん手前の木は、今年もまだ緑。
裏へ回って東側に1本だけあるイチョウはきれい


市内のお寺では、
サザンカが咲いていた
秋田ではあまり見かけない木だが、時期的には今頃咲くのだろう。「たき火」の歌詞にも出てくるから。
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千秋公園に響く音

2009-11-07 20:44:09 | 動物・植物
紅葉も終盤の秋田市千秋公園。
木がうっそうと茂り、林を思わせる木立の中の階段を上っていると、金づちで何かをたたいているかのような「コンコン」という音が響き渡った。上の方で工事をしてるのか?
でもやけに響きがいいし、音は林の中から出ていてしかも移動している感じ。通りがかった子供が騒ぐとぴたりと音がやんで、静かになるとまた音がする。
足を止め、耳と目を澄まして木々をじっくり観察すると、
赤丸に注目
※逆光とレンズのズームの限界のため、本記事の写真は写りがとても悪いのでご了承ください。
いたいた
キツツキがくちばしで木をたたいて(ドラミング)している!

秋田のキツツキというと、白神山地で絶滅の危機に瀕している「クマゲラ」を連想してしまいがちで、秋田市中心部の千秋公園にキツツキがいること自体びっくりされる方もいらっしゃるかもしれない。
たしかに千秋公園が自然豊かということもあるが、実は僕は秋田市内の住宅街でも過去2度ほどこの鳥を見たことがある。つまり、これはクマゲラと違って都市部での生活に適した種であるということだ。
乾いた音が公園内にこだまする
これは「コゲラ」という種だと思われる。体長15センチほどで日本最小のキツツキ(ちなみに最大種がクマゲラ)。スズメほどの大きさということだが、もう少し大きく見えた。
メスがやや大きく、オスは後頭部に赤い点がある(今回は逆光で見えなかったのかもしれない。以前見た個体は赤い点があった)そうなので、この個体はメスなのかもしれない。
この後飛んでいった
体が小さい割には縄張りが広く、20ヘクタールにも及ぶという。千秋公園の面積が約16ヘクタールだそうなので、すっぽり入ってしまう計算になる。

別のキツツキの話題
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お寺ネコ大人に

2009-11-06 19:44:41 | 動物・植物
お墓参りに行くお寺にいたネコ。(今年の秋彼岸
お寺のそばを通りかかると、いちばん好奇心旺盛で人懐こかった三毛さんがいた。

木の陰で休んでいたが声を掛けると、立ち上がって「にゃあ」と返事して
 出てきてくれた
前、会ってから1か月半くらいしか経っていないのに、ふっくらした体つきになり、大人(?)のネコらしくなった。お寺さんでしっかり面倒見てもらっているようだ。
顔つきはネコらしくというかトラみたいに堂々としている。と思ったら
 ごろん

よくカメラ目線をしてくれる
人間とカメラのレンズに興味はあるようだが、立ち上がるなどのこちらの動きとカメラのシャッター音に警戒しているようで、最初は一定の距離を置いていた。
たまに「あー」と鳴く
しゃがんでゆっくり近づくと、触らせてくれ、僕の周りをぐるぐる回る。特に僕の手に興味があるらしく、じっと見つめたり匂いをかいだり、うっかりしていると爪を立てられそう。
それにしても
 
しっぽが長くて太い。後ろ姿はキツネみたい。秋田にはしっぽが長くて太いネコは多いが、彼女は特にすごい。
ちなみにしっぽを垂直にぴんと立てるのは甘えたり友好的な気持ち(本来は子猫が母猫にする行為)を示すとのこと。彼女はほとんどずっとしっぽを立ててくれたので、うれしい。
お寺の奥の方からもネコの声が聞こえたので、きょうだいも元気なようす。
 またね
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ランチパック+名物パン

2009-11-05 17:52:51 | 津軽のいろいろ
ヤマザキ「ランチパック」の秋田・青森両県バージョン「フレッシュランチ(秋田ではたけや製パン、青森では工藤パンが製造)」についての記事です。前回の記事を先にご覧になることをおすすめします。

たけや、工藤パンとも(業務提携だかライセンス契約だか詳しくは知らないが)ヤマザキの製品を自社ブランドで製造・販売している一方、自社独自の製品もいくつか製造していて、中には県民に親しまれるロングセラーもある。
秋田・青森両県民にしてみれば、ヤマザキの委託製品か独自製品か区別できないことが多く、僕もいまいち把握できておらず、県外に行った時や県外出身者との会話で戸惑うこともある。
たけやでは「アベックトースト」「バナナボート」「学生調理」、工藤パンでは「ニューカツサンド」「イギリストースト」などがロングセラー独自製品といえるだろう。

今回は「イギリストースト」関係の話。
「イギリストースト」は赤・青・白と床屋のようなラインが入った包装に、山型食パンが2枚入っており、その間に砂糖混じりのマーガリンが塗られている製品。“シュガートースト”に近いかな。
工藤パンの公式サイトには「これほどまでに皆様に愛されたパンがあっただろうか・・・。工藤パンの看板を背負って立つ超ロングセラー。マーガリンとグラニュー糖の絶妙なハーモニーが格別です。」とあるように青森の“県民食”なのだろう。秋田ならば「アベックトースト(マーガリンとイチゴジャムを角型トーストで挟んだもの)」に相当しそうな製品だ。
でも僕は、食パンが好きでなく(小学校の給食にアベックトーストが出た時は、水分が足りなくて四苦八苦して食べた記憶がある)、イギリストーストを食べたことがなかった。

先日、津軽地方のイオン系スーパー「マックスバリュ」に入った。
この店舗は秋田市に本社のある「マックスバリュ東北」が経営しているが、店舗のある地元から仕入れしているらしく、置いてあるパンは工藤パン製(秋田側の店舗ではもちろんたけや製)。
おそらくPOS(商品の管理システム)データは県に関係なく共通だと思われ、レシートには「たけや フレッシュランチ」「工藤 フレッシュランチ」と頭にメーカーが記載される。

フレッシュランチは何種類かあった。定番商品に混じって、目を引いたのは、
フレッシュランチ イギリストースト風 108円安い!
伝統のイギリストーストをランチパック(フレッシュランチ)化した、一種のコラボ商品か?
フレッシュランチ(ランチパック)のパン生地は薄手だから僕でも苦労せずに食べられるから大丈夫と思って購入。
本家イギリストーストを意識した包装で、「フレッシュランチ」の文字が小さく「イギリストースト」の方が大きい。「トーストしてさらにおいしく」と記載されている。昨日紹介したツナサラダには記載されていなかった。
 中味
結構たっぷりのマーガリンの中にグラニュー糖の粒が光る。このバランスなら水分に困らずに食べられそうだが、油っぽく、甘ったるくないだろうかと思った。
ところが食べてみると、意外にあっさり。下手な甘い菓子パンよりあっさりしている。大好きというほどではないが、また食べてもいい。
砂糖はともかく、パンとマーガリンは、考えてみれば食パンの基本。250種以上のバリエーションがあるランチパックだが、ある意味パンの原点に立ち返った商品といえるかもしれない。

日本中で秋田と青森でしか買えない「フレッシュランチ」。それと青森にしかない「イギリストースト」をコラボさせた商品。伝統商品をアレンジしたという面でもおもしろい展開だ。ほかにはどんなラインナップがあるか気になる。
一方の、秋田のたけや版「フレッシュランチ」ではどんなオリジナル商品があるのだろうか。※こちらで紹介しています。

※フレッシュランチイギリストースト風は、2015年にパッケージがリニューアルされた。この記事中ほど参照。
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ランチパック秋田・青森版

2009-11-04 19:55:35 | ランチパック
※以下の内容は、2009年の初回アップ時の事実に基づくものです。2011年あたり以降は、状況が変化しています。(秋田や青森でもヤマザキランチパックが発売されるようになり、特に秋田ではフレッシュランチが消滅)詳しくは、当ブログ「ランチパック」カテゴリーの記事をご覧ください。

山崎製パン(ヤマザキ)の製品で「ランチパック」というのがある。ミミなしの薄手の食パンの間に具材を挟んで圧着したサンドイッチ風パン。1984年発売開始だそうだが、昨年あたりだったか昼食やおやつに食べやすく手頃な製品としてブームになった。僕も好きだがあまり食べる機会がない。
その中味の具材は調理パン的なものからお菓子的なものまで豊富なラインナップ(中味によって分類が「調理パン」、「菓子パン」など異なる)。Wikipediaや愛好家のサイトによれば、基本の具材は16種類だが、地域限定品やヤマザキの各工場で独自に企画したものが多数あり、これまでに発売されたものは250種類以上あるとか。

まずは大阪で購入したランチパックをご紹介。
「富士宮やきそば(調理パン)」と「ぶどう&ホイップ(菓子パン)」
富士宮やきそばは静岡のご当地グルメで、ぶどうの方には大阪府産のぶどう「デラウェア」のジャムを使い、ヤマザキが大阪のイベントなどを支援している旨が記載されているので、両者とも地域限定商品もしくは工場独自製品だと思われる。製造所固有記号によれば、やきそばは京都工場、ぶどうは大阪第二工場製だ。
パッケージには必ず男の子と女の子のキャラクターの中味にちなんだイラストがデザインされている。
ぶどうの包装裏面には「バラエティに富んだ具とふんわりやわらかな食パンのハーモニーが、どなたにも親しまれる人気のひみつ。いつでもどこでも、食事におやつに大活躍のおいしさです。」とあった。

さて、我が秋田県と青森県では「ランチパック」を売っていない!
代わりにそっくりな「フレッシュランチ」という名の商品がある。

実は秋田・青森両県では、ランチパック以外でも「ヤマザキ」ブランドのパンはほとんど流通していない。秋田では「たけや製パン」、青森では「工藤パン」というそれぞれの地元企業がヤマザキと業務提携し、それぞれのブランド名でヤマザキのパンを製造販売しているからだ。全国展開するスーパーやコンビニであっても、秋田・青森県内では原則として地元メーカーブランドのパンが売られている。
従来、「まるごとバナナ」「ダブルソフト」などは、少なくとも秋田の「たけや」では、ヤマザキと同じ製品名で発売されていたはずだが、なぜかランチパックだけは改名して「フレッシュランチ」として発売されている。
最近はヤマザキ以外でランチパックの類似商品を作るメーカーもあるが、「フレッシュランチ」は正式にヤマザキのお墨付きをもらった商品ということになる。
なお、Wikipediaによれば、「たけや製パンでは、ヤマザキランチパック・ピーナッツ(同商品のみライセンス取得している)の他に、「たけや・ランチパック」の名前で数々の独自商品を発売していたが、2007年秋ごろから、ピーナッツ以外は、「フレッシュランチ」に変更している。」とある。よく分からないが、確かに以前は秋田でもたけやが「ランチパック」名義の製品をいろいろ売っていた。秋田では2年前に「フレッシュランチ」化されたということのようだ。

「フレッシュランチ」という同一商品名で発売しているたけやと工藤パンだが、同じ製品なのだろうか。それぞれ秋田・青森各県内でしか買えないため比べる機会は少ないが、偶然比較可能な製品を購入できた。
ランチパックの定番であろう「ツナサラダ」、
 左がたけや版、右が工藤パン版
(値段はイトーヨーカドー弘前店で147円、マックスバリュ東北の秋田県内の店舗で145円だったが、これは両小売店の価格設定の違いかもしれない)
「フレッシュランチ」のロゴは同一だが、それ以外に共通点はまったくない。
たけやは2色印字のやや地味な包装で、女の子のキャラクターが描かれるが製品のイラストはない。トーストしてもおいしいことと製品中の黒い粒はブラックペッパーであることが記載されている。
工藤パンの方はフルカラー包装だが、キャラクターはなく製品の絵が描かれる。「オニオン入りのジューシーなツナサラダをサンドしました」とあるが、トーストやペッパーのことには触れていない。
ヤマザキ「ランチパック」ならキャラクターと製品と両方が描かれているはずだ。

お味はどうか。僕はヤマザキのものは食べたことがない(はず)だし、先に工藤パンのものを食べた時は、後日たけやのものを食べると思わずに食べたから、あまり味の違いを意識していなかった。でも後日、たけやのものを食べると、明らかに工藤パンのとは味が違うことがすぐに分かった。たけやの方がちょっと大人っぽい味というか… どちらがおいしいと単純に言える違いでなく、レシピが別物のような気がする。
 包装裏面を見ても違いは明白
たけやは「惣菜パン」だ。原材料は「ツナフレークフィリング・半固体液状ドレッシング・ツナフレーク・乾燥タマネギ」など。
工藤パンは「調理パン」。原材料は「ツナサラダフィリング」で片付けてしまっており、以下「砂糖・」などと続く。

こちらはたけやの「ハチミツレモン風味」
ツナサラダと同じ女の子がいる。彼女がたけや版フレッシュランチのキャラクターらしい。
袋では「レモンフレーバー入りのハチミツレモン風クリームをサンドしました」と紹介を記載している。
ネットで調べると、ヤマザキのランチパックでも「はちみつレモン風味」という、表記が微妙に違う製品があり、その袋の文言は「レモンフレーバー使用の蜂蜜レモン風味クリームをふんわりパンでサンドしました」。言っていることは同じだが、言い回しが微妙に違う。
そうなると味も大筋は同じだが、微妙に違うように思えて気になる。

【今後の課題(?)】
・両フレッシュランチのバリエーションの調査
 →「横手焼きそば」とか「青森りんご」とかないのか? 以前、たけやでは「塩バターキャラメル」味を発売しており、テレビで紹介されるなどちょっと流行った。
   ※こちらで紹介しています。
・ヤマザキ製品と両フレッシュランチの味の違い
・コンビニで買える商品だと思っていたが、秋田のローソンでは売っているのを見たことがない。なぜ?(単にタイミングが悪いだけ?)

青森ならではの「フレッシュランチ」も買ったので後で紹介します
※12月30日補足:「ランチパック」カテゴリー新設に伴い、本記事など従来のランチパック・フレッシュランチを扱った記事を移動しました。
 ただし、最後↑のリンク先の記事だけは、「イギリストースト」にも触れていることから、津軽カテゴリーに残します。
 ランチパックカテゴリーに絞ってご覧の方もぜひご覧ください。
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農産物出品展示

2009-11-03 17:39:23 | 秋田のいろいろ
種苗交換会主会場の様子です。(前回の協賛会場の記事
種苗交換会の目玉は秋田県内各地の農家が丹精を込めて育てた農作物を出品し審査される「農産物出品展示」。今年は駅東口直結の「秋田拠点センター“アルヴェ”」で行われている。
前に準備・審査風景を紹介したが、その時とほぼ同じ形式で公開されていた。3等賞までに札が付けられ、1等賞には農水大臣賞、知事賞とか新聞社賞とか副賞(?)が付くらしい。以下、展示の一部を順不同で紹介します。

まずは3階より上まで吹き抜けになった、1階「きらめき広場」での展示。報道や他の皆さんのブログでは2階から見下ろした写真が多かったけど、当ブログは
3階から見下ろしてます!
会場外の窓際では各JAが加工品などを売っていたこともあって、そこから花の展示の辺りが混み合っていた。
切り花のダリア。下段の濃い色のが1等賞、その両隣が2等賞
まず、ダリアってこんなきれいな花なんだと実感。うちのジイサンが育てていたのとは違う…
素人目にはどれも甲乙つけがたい。花色も違うから比較しにくい。
見に来ていたおばさん達の知り合いが入賞したらしく「あや~。○○さん2等だねか!(あれ。○○さんが2等じゃない!)」と喜んでいた。
鉢花のシクラメン。中央が1等、その左下が2等。
花付きがよく、姿が整っているのが入賞しているような気がしたが、微妙な差。
トマト
どれもきれいだが、これも入賞したものはなんとなく立派に見える。味も審査対象なんだろか?
リンゴ
華やか
キュウリとミツバ
ミツバはしおれかけている。5日以上室温に置いてあるんだから仕方ない。
ブロッコリー「傷みが激しいため展示を控えました」
モノによっては撤去されてしまったものもある。1週間やっているけれど、会期前半に見に行った方がいいのかも。
「出品物は展示品であり、販売は行っておりません」
そりゃそうだ。でも種苗交換会の本来の目的は、こうして優れた作物を評価し、さらにその種を交換しあうものだったはずだから、欲しがる人がいるのかもしれない。
さらにいろいろある。
飼料
素人にはまったく判定できない。
農産加工品
ハチミツ、お菓子、焼き肉のたれなど様々。いくつかピックアップすると、
大仙市太田地区の「ほし餅」は2等
寒い時期に餅を乾燥させた、“凍り豆腐の餅版”といえる「干し餅」は寒冷地の素朴なお菓子だが、これは秋田県でオーソドックスなタイプ。干し餅の出品は唯一だったと思う。
秋田の農産加工品といえば漬け物。たくさん出品されていた。
「大曲のばっちゃ漬け」ばっちゃはおばあさんの意味。
岩手県や秋田県内陸でよく作る、瓜の中に他の野菜を入れた漬け物のようだ。
「羽後のぢゃっちゃ漬」何種類かあり、これが確か2等か3等になっていた。
これは蕗? に詰めた漬け物だろうか。「ぢゃっちゃ」とは聞いたことがなかったが「漬けもの上手でおしゃべり好きなオバサンのことです」と記載があった。方言なんだろうか? 羽後町の西馬内盆踊りも描かれ、パッケージも凝っている。
このように、収穫物を加工して付加価値を付けたり、地元の食文化を保存し広く紹介することも農業には必要だろう。

広場だけでは収まりきらず、2階奥の多目的ホールでも展示されている。
アルヴェには、秋田駅寄りの西側とNHK寄りの東側にそれぞれエスカレーターがある。うち、東側はきらめき広場の隅と多目的ホール前を結ぶ、位置的に便利なものだが、僕が行った時はなぜか、上りと下りでなく、上り×2台で運行されていた。おかげで2階から再び1階の展示を見るためには、遠回りを余儀なくされた。というか一瞬エスカレーターを逆走しそうになった。通行を制限するほど混雑していなかったし、かえって危険。

2階の展示の方がおもしろいかもしれない。秋田県でこんなものも作っているんだということが分かる。
マスクメロン(アールスメロン)の一種、「秋田甘えんぼ」
沿岸北部の砂地の地域などが産地。
ダイコン
普通の青首もあったが、これは大きいのは横手市産の聖護院大根(京都の伝統野菜)。小さいのは秋田県北部の伝統野菜で「日本一辛い大根」として一部で話題の「しぼり大根」。
ナガイモ

ヤマノイモ。「JAあきた北」管内の大館市産が多いようだ。
真ん中のものが特に大きく、見るからに立派で、それが1等賞になっている。
サトイモ。秋田では「芋の子」と呼ばれ、内陸部では特に好まれる。
種芋との位置関係で「子芋」「孫芋」と分類され、味も違うようで、見ていた来場者も「これは孫芋だから云々」と熱心に観察していた。注意書きもなく、立ち会いの職員も何も言わなかったので、基本的にはむき出しの展示品には手を触れてもいいらしい。
大豆
水田の転作として盛んに栽培され、秋田県の大豆生産量は北海道に次いで2位。ほかに乾燥した枝付き枝豆もあった。
小菊
山形や秋田では、菊の花びらをおひたしなどにして食べるが、それは大きな花。これはタンポポみたいな小菊だから、刺身のつまなどにするのかな。近くにはハーブやキンギョソウの花(いわゆる“エディブルフラワー”=食用の花)が少量出品されていた。
大きな米茄子(これも秋田特産)とキノコの間で存在感を放つのは
炭! 大仙市産が1点だけ出され3等賞。
今でも秋田県内で炭焼きが行われ、それが種苗交換会に出店されているとは驚き。
ちなみに隣のキノコは、ナメコやエリンギもあったが、シイタケが多かった。パックに入ってラップで密封されて展示されていたが、「これだばカワイソだ。穴っこ開けてやらねば(この展示方法はかわいそうだ。穴を開けないと)」と話すおじさんがいた。

芽キャベツ? 青い松ぼっくり?
これはホップ
芳香と苦みの元としてビールに欠かせない原料。日本では北海道・青森・岩手・秋田でしか生産されていない。出品されていたのは横手市と大館市産の「キリン2号」という品種が多かった。
ではこれは?
食用ホオズキ「恋どろぼう」
秋田市の奥羽山脈の裏側、上小阿仁(かみこあに)村の特産でパイや高級チョコなどお菓子に使われている。10点くらい出ていたが、写真のものがひときわ大きく1等賞だった。※一般的なホオズキは有毒なので食べられません!
ホップとホオズキの所で、県外から来た農家の団体さんと思われる方々と居合わせたが、どちらもあまりご存じなかった模様。ホオズキは「クルミだべが?」と言ってご覧になっていた。
その土地ならではの作物を作るのはいいことだが、“知る人ぞ知る産地”よりも「夕張メロン」みたいに地名がブランドになるように育てていくことも必要ではないだろうか。

出品数が特に多かったのが、
葉タバコ
タバコの需要は減っているはずだが、2列を使って展示するほどまだ作られているのか。横手など内陸が産地だと思っていたが、男鹿市などからも出品され、写真の1~3等賞は北秋田市産だった。
それにしても素人には全部同じに見える。出品数の割には見学する人もまばら。
一方、その裏側が見学者でひときわ賑わっていたコーナー。秋田と言えば
水稲(イネ)
こちらも2列を使って、根を含めた株ごと展示され、皆さん熱心に見ていた。「あきたこまち」のほか「ゆめおばこ」など新品種もあった。

品種や栽培環境の違いもあるのだろうが、根がよく張っていればたくさん実が付くというわけでもなさそうで、奥が深い。

改めて秋田県の基幹産業であり、生活に欠かせない食に直結する農業の幅広さを感じた。駅前開催ということもあり、我々一般人(=消費者)の見学者もちらほらいたが、やや分かりにくい。素人目にはただ飾っているだけに見える。
審査基準を明確にしたり、解説を付けたり(産地とか生産量の全国順位)、ホップやホオズキは製品(ビールやお菓子)とともに展示し、さらにそれらを即売するなど、農家以外の人(=消費者)も関心を持って見られるような工夫があってもいいかもしれない(会の趣旨から逸れるかもしれないが)。9年に1度の秋田県最大の消費地・秋田市での開催だったのだから。

それはともかく、この機会に多くの消費者の皆さんにご覧いただきたい。5日正午まで開催されています。
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農業機械展示

2009-11-02 20:35:43 | 秋田のいろいろ
種苗交換会(前回の記事)の中味を見てきました。
初日から昨日までの3日間の来場者数は50万3000人。竿燈まつりの人出が124万人だったから、種苗交換会がいかに大きなイベントか分かる。

その前に、まずは以前は大型バスばかりだった無料の「まちなか循環バス」。昨日と今日は中型バスで運行されていた。多少は効率よくなったが、それでも乗客が少ない。ルートとダイヤの設定、PRがうまくないのではないだろうか。
営業所が違うから使われないと思っていたが、
一部は「三平バス」も使われていた
以前記事にした通り、秋田出身の漫画家・矢口高雄氏の「釣りキチ三平」を描いた中型バス。秋田らしいイベントに秋田のキャラクターでいいじゃない!
でも、相変わらず解説もなければ、映画とのタイアップもない。これも宣伝が下手。最近も「何で秋田のバスに釣りキチ三平が?」っていう旅行記をアップされていた方がいらっしゃいましたよ。(どうもバス会社の社長と矢口氏が旧知だったのが直接のきっかけらしい)
さらに欲をいえば行き先表示がLED式なんだからバス会社名でなく「種苗交換会循環バス」とか「祝・種苗交換会」なんて表示を出したら楽しいのに。LED式表示器はパソコンでデータを作成し、メモリーカードを車両に入れれば簡単に表示を変えられるので、「謹賀新年」なんて気の利いた表示を出すバス会社もある。まあ、このバス会社だからね…


以下は、農業機械展示などが行われた、割山地区の旧秋田空港跡地の「協賛第3会場」のレポートです。
今日は午前中は10℃以下で寒いものの薄曇り。午後からは雨が降り、初雪も観測した。
朝、秋田駅前から無料シャトルバスに乗る。直前に見た先行のバスは立ち客がいなかったが、僕が乗ったバスは通路までほぼいっぱいだった。列車の到着時刻などが関係しているのかもしれない。
僕が見た限りでは、5台のバス(大型1台、中型4台)でピストン輸送していた。僕が乗ったのは運良く大型バス。通路がいっぱいでも余裕がある。すれ違う旧空港から来た中型バスは身動きも取れないほど混んでいる。普段は手持ちぶさたな大型バスの輸送力をこういう時こそ活用してほしい。

車内は夫婦や友達で来た年配の農家の方が圧倒的に多い。農業機械メーカーか何かの人なのかスーツ姿の人もいた。
バスは通町・ニューシティ(日銀前右折)・県庁・臨海大橋・国道7号南バイパスを通って行く。会場目前のバイパスと県道が立体交差(割山跨道橋)する運転免許センター西側の「南浜」交差点への分岐までは順調で20分。そこからが渋滞していてなかなか進まない。
手前が駐車場、奥に会場のテントが並ぶ
会場が見えているのに進まないのはもどかしい。結局500メートルほどを進むのに25分もかかってしまった。
3000台収容の駐車場はびっしり
県外からの観光バスも何十台もいた。「農業機械メーカー+県内の地域名」が表示されたマイクロバスも何台かあった。メーカーが各地のお得意様を招待しているのだろう。
ここは雄物川河口近くの海沿い。春の北朝鮮飛翔体騒動の時に自衛隊が陣取った場所の近くでもある。住宅地が近くまで迫っているが、冬の強風には勝てないのか松林と原野が広く残っている。
風はここにしては弱く、浜辺の風力発電の風車もほとんど回っていない。強風時はさぞかし寒いだろう。
会場は所々水たまりがある
県内各地の食品から中国物産までさまざまな露天が並ぶ。駅前や日赤跡地より賑やかかも。一杯ひっかけたお父さんもいた。
話には聞いていたが、なぜか
「仏壇・石材」コーナーがある
農業機械と並ぶ高額商品だから「ついでにまとめて買っちゃうか」というのを狙っているのか? 多少とはいえお客さんがちゃんといる。
墓石と風車

「植木・苗木市」コーナー
果樹のほか、庭木、菊、球根などがあった。これは農家以外でも楽しめそう。秋田駅でもここで買ったであろう苗を持った人を見かけた。

そしてメイン
「農業機械化ショー」
トラクターや籾すり機など農業機械の展示会。いろんなメーカーがブースを設けておたが、やはり大手が幅を利かせていた。
 
人だかりができていた所ではデモンストレーションが行われていた。
ちゃんとイベントコンパニオンが説明していて、さながらモーターショーのよう。(社員が説明する企業もあった)試乗できるブースもあった。
農家じゃない人にはほとんど参考にならない(せいぜい除雪機くらいか)が、農家と思われる皆さんは熱心に見学や商談していた。

機械化ショーの端の列は、風よけのため厳重に囲われたテントがあり、
「JA○○休憩所」と県内各地のJAの名が表示されていた
おそらく、地元から来た組合員の農家のための休憩所なのだろう。テーブルと椅子があり、折り詰め弁当など食べている方もいた。こういうのを見るとやっぱり農家のための行事なんだなと思った。
風が弱いとはいえ外にずっといると寒くなってきて、中の人たちがうらやましい。
寒いと言えばトイレ。もともとトイレなどない場所だから、3か所に仮設トイレが設けられていた。来場者は男性が多いため、男性用の順番待ちの列が長く、中には松林に行く人も。

そろそろ帰ることにする。シャトルバスは、運行上の時刻表は一応決まっているようだが、渋滞で乱れているし、実際には満員になるまで待って発車という感じに見えた。
来るのは中型バスばかり。これにぎゅうぎゅう詰めで帰るのはちょっと…
実はここからそう遠くない所に、路線バス「割山線」の始発停留所「南浜町」がある。300円以上かかってしまうが、そっちの方がラク。割山線で帰ろうと歩く。
渋滞の中、シャトルバスが来た
ステップにまで人が立っていてギツギツ。乗らなくてよかった。

シャトルバスももっとうまく運行できないものだろうか。
中型車でなく大型車を使ってほしいのと、会場周辺での“シャトルバス優遇”ができないだろうか。シャトルバスだけが出入りできる専用出入口を設けるとか思い切ってパトカーで先導するとか。
「クルマだと渋滞でたいへんだけど、バスならラク」と思ってもらえれば、さらに公共交通へシフトして一層の渋滞解消につながると思うのだけど。

機械展示は行くのも大変だし、農家でない方は行かなくてもいいかな、というのが感想。
後で、本会場の「農産物出品展示」を紹介します。これはなかなか見応えがありました。
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JoppaL閉鎖

2009-11-01 20:10:20 | 津軽のいろいろ
全国各地の地方都市によくある話だが、中心市街地の空洞化とダイエーの経営破綻・撤退に伴い、ダイエー撤退後の空きビルの活用が問題になっている。

秋田市では「秋田ニューシティ」という、秋田経済界を代表する辻グループの企業所有のビルにダイエーがあった。撤退後は食料品スーパーが定着せず、上層階は辻グループの事務所や秋田市中央公民館が入居している。
現在は、テナントが次々に撤退・移転しており、公民館も来年度からは秋田市文化会館内へ移転することになっている。つまり来年度以降、まったくの空きビルになるらしく、おそらくビル自体が解体することになると思われる。築30年ほどだからまだ使えそうではあるが、一民間企業の所有物件だし、時代の変化を考えると仕方ない気もする。


本記事で取り上げるのは、弘前市のダイエーがあったビルのこと。
ビルの新築・ダイエー弘前店開店は、1994年と比較的最近。駅前で幹線道路に面した好立地だと思う。ビルの名は「JoppaL(ジョッパル)」、津軽弁で頑固なことを意味する言葉で、津軽人の精神でもある。※ダイエー時代についてはこの記事参照
「弘前再開発ビル」という弘前市も出資する第3セクターが、隣接する約400台収容の駐車場とともに経営していた。
ダイエー撤退後は食料品スーパーが入居することはなく、ファッション系専門店や書店などがテナントだった。また、市役所の出先窓口、300名収容の市民ホール、信用金庫の支店も入居していた。

会社は2007年に民事再生手続きを申し立てていたが、今年10月2日に経営破綻し、12日で全館閉鎖することを発表。電気代などを滞納していたという。
後に一部店舗は18日まで、市民ホールは25日まで、駐車場は12月3日まで延長して営業することになったとはいえ、市民ホールを予約していてキャンセルさせられた団体もあったようだし、テナントは閉店を余儀なくされたり、もしくは移転先の確保や在庫処分に翻弄させられたようだ。
出資者の弘前市の責任を追及する動きもあるようだ。
閉鎖のお知らせとお詫びの文書
単純に考えても、駅前にあるまだ築15年の新しいビルがもったいない。
 
人口や県庁所在地でないことを考慮すれば、秋田市に比べると活気があるように思われた弘前市中心市街地だが、今後の活用を考えないと、衰退に拍車がかかってしまう。
ダイエー撤退後に外壁が塗り替えられた
先日、僕が弘前に行った時は、各テナントは撤退が終わり、信用金庫の移転作業が行われていた程度で静かになっていた。
※以下の写真は、すべて建物の外から撮影したものです。
ジョッパル来店者用駐車場
「満」表示になっているが、閉鎖されている。
自転車置き場【追記】一番手前の電飾だけ「Jo“o”paL」になってる
ダイエー撤退後も若者向けの店やフードコートがあり、高校生や大学生のお客で賑わい、自転車が並んでいたものだ。
ドムドム・ディッパーダン・オレンジキッチン
いずれもダイエー系列のファストフード店。秋田ニューシティからはダイエー撤退から間もなく、これらもいなくなってしまったが、弘前では残っていたようだ。それだけにもったいない。
全国チェーンの「宮脇書店」
秋田県内では五城目町にしかないが、青森には数店舗あり、ジョッパルの店舗が県内最大規模の書店だったという。弘前市内にはほかにも系列店舗があるが、ジョッパルの店は青森市へ移転する形になったらしい。
正面玄関
開店当時は重々しい自動回転ドアだったが、六本木ヒルズ森ビルの事故を受けて、引き戸の自動ドアに替わった。※この記事末尾に関連する内容あり
テナントの移転を知らせる貼り紙
駅裏の百貨店「さくら野」へ移転する店舗が多いようだ。
かつてのフロアガイド
地階が「改装に付き閉鎖」だったり、紙を貼って隠された店舗が多かったり、経営が楽でなさそうだったのが伺える。
もぬけの殻
看板がそのまま残っているなど、失礼ながら夜逃げしたかのような状況だった。
賑わうジョッパルの様子を描いたイラストが柱にデザインされていた
空しい。
弘前に限らず、秋田も、全国どこの地方都市も、地方が元気になれる時代が来てほしい。

※続きはこちら
コメント (2)
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小さなリンゴの木

2009-11-01 17:54:36 | 津軽のいろいろ
間が空いてしまいましたが、弘前市りんご公園の続きです(前の記事)。
朝露が付いた「スタークジャンボ」
マイナー品種だが、「世界一」より大きくなることがあるようだ。

訪れた時は早生の主力品種「つがる」や「千秋」は終わり、畑の木では「ふじ」「王林」「陸奥(むつ)」などが収穫を待っている状態。
「ジョナゴールド」3個で150円
立ち寄った産直では「ジョナゴールド」や「北斗」が売られていた。ジョナゴールドを買ってみたが、大玉で酸味がさわやかでおいしかった。紅玉(英名ジョナサン)とジョナゴールドの交配でできた品種だから、紅玉譲りの酸味だろう。
スタークジャンボのようにベタっと一色に色づくのでなく、ふじと同じように縞状に着色するのは日本人好みだが、アメリカで作られた品種。※着色の仕方と甘さなど味との関係はありません。
海外品種が日本の気候と日本人の好みにマッチし、現在でもそれなりに作られて流通しているのは、ロングセラー品種といえそう。

昨年も紹介したが、園内には見本園としていろんなマイナー品種を1~数本ずつ植えている。
この品種はまだ“苗木”といった感じの小さな木
元からあった木が枯れてしまい、植え替えたのだろう。マイナー品種となってしまった理由の1つには、日本の気候に適さないというのもあるだろうから、主力品種よりも栽培が難しいのかもしれない。
名札は「旭」。昨年と同じ手書き札だ
昨年紹介した通り、旭はカナダから輸入された品種で、英語名を「McIntosh」という。アップルコンピュータの開発者の1人がこの品種が好きだったため、同社のパソコンが「Macintosh」になった由来の品種。
それにしてもこのやっつけ仕事的な手書きの名札、なんとかならんもんでしょうか…
ほかにも「印度」は盆栽用の小さな名札が下がるだけ。たしか弘前市内の東奥義塾高校に来た外国人教師が広め一時期は主力品種となり、陸奥や王林などの親品種でもあり、津軽と関わりが深く、青森県いや日本のリンゴ史に欠かせない品種のはずだから、ちゃんと説明して多くの人に知ってもらうべきなのに。
輸入新種の「スターキングデリシャス」
こちらも小さな木だが、がんばって1つだけ黄色い実を付けていた。
これは正規の表示板だが、「ス」が消えている。

公園内の通路沿いに直径30センチほどの鉢が置かれている。
盆栽のように仕立てたリンゴ
せいぜい1株5~6個だが、ちゃんと実を着けている。やや小さいけど「ふじ」だろうか。観光施設やイベント会場などに設置・貸出しているはず。
鉢植えリンゴを作ってしまうのも津軽のリンゴ栽培技術の高さを示している。
コメント (4)
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