種苗交換会(前回の記事)の中味を見てきました。
初日から昨日までの3日間の来場者数は50万3000人。竿燈まつりの人出が124万人だったから、種苗交換会がいかに大きなイベントか分かる。
その前に、まずは以前は大型バスばかりだった無料の「まちなか循環バス」。昨日と今日は中型バスで運行されていた。多少は効率よくなったが、それでも乗客が少ない。ルートとダイヤの設定、PRがうまくないのではないだろうか。
営業所が違うから使われないと思っていたが、
一部は「三平バス」も使われていた
以前記事にした通り、秋田出身の漫画家・矢口高雄氏の「釣りキチ三平」を描いた中型バス。秋田らしいイベントに秋田のキャラクターでいいじゃない!
でも、相変わらず解説もなければ、映画とのタイアップもない。これも宣伝が下手。最近も「何で秋田のバスに釣りキチ三平が?」っていう旅行記をアップされていた方がいらっしゃいましたよ。(どうもバス会社の社長と矢口氏が旧知だったのが直接のきっかけらしい)
さらに欲をいえば行き先表示がLED式なんだからバス会社名でなく「種苗交換会循環バス」とか「祝・種苗交換会」なんて表示を出したら楽しいのに。LED式表示器はパソコンでデータを作成し、メモリーカードを車両に入れれば簡単に表示を変えられるので、「謹賀新年」なんて気の利いた表示を出すバス会社もある。まあ、このバス会社だからね…
以下は、農業機械展示などが行われた、割山地区の旧秋田空港跡地の「協賛第3会場」のレポートです。
今日は午前中は10℃以下で寒いものの薄曇り。午後からは雨が降り、初雪も観測した。
朝、秋田駅前から無料シャトルバスに乗る。直前に見た先行のバスは立ち客がいなかったが、僕が乗ったバスは通路までほぼいっぱいだった。列車の到着時刻などが関係しているのかもしれない。
僕が見た限りでは、5台のバス(大型1台、中型4台)でピストン輸送していた。僕が乗ったのは運良く大型バス。通路がいっぱいでも余裕がある。すれ違う旧空港から来た中型バスは身動きも取れないほど混んでいる。普段は手持ちぶさたな大型バスの輸送力をこういう時こそ活用してほしい。
車内は夫婦や友達で来た年配の農家の方が圧倒的に多い。農業機械メーカーか何かの人なのかスーツ姿の人もいた。
バスは通町・ニューシティ(日銀前右折)・県庁・臨海大橋・国道7号南バイパスを通って行く。会場目前のバイパスと県道が立体交差(割山跨道橋)する運転免許センター西側の「南浜」交差点への分岐までは順調で20分。そこからが渋滞していてなかなか進まない。
手前が駐車場、奥に会場のテントが並ぶ
会場が見えているのに進まないのはもどかしい。結局500メートルほどを進むのに25分もかかってしまった。
3000台収容の駐車場はびっしり
県外からの観光バスも何十台もいた。「農業機械メーカー+県内の地域名」が表示されたマイクロバスも何台かあった。メーカーが各地のお得意様を招待しているのだろう。
ここは雄物川河口近くの海沿い。春の北朝鮮飛翔体騒動の時に自衛隊が陣取った場所の近くでもある。住宅地が近くまで迫っているが、冬の強風には勝てないのか松林と原野が広く残っている。
風はここにしては弱く、浜辺の風力発電の風車もほとんど回っていない。強風時はさぞかし寒いだろう。
会場は所々水たまりがある
県内各地の食品から中国物産までさまざまな露天が並ぶ。駅前や日赤跡地より賑やかかも。一杯ひっかけたお父さんもいた。
話には聞いていたが、なぜか
「仏壇・石材」コーナーがある
農業機械と並ぶ高額商品だから「ついでにまとめて買っちゃうか」というのを狙っているのか? 多少とはいえお客さんがちゃんといる。
墓石と風車
「植木・苗木市」コーナー
果樹のほか、庭木、菊、球根などがあった。これは農家以外でも楽しめそう。秋田駅でもここで買ったであろう苗を持った人を見かけた。
そしてメイン
「農業機械化ショー」
トラクターや籾すり機など農業機械の展示会。いろんなメーカーがブースを設けておたが、やはり大手が幅を利かせていた。
人だかりができていた所ではデモンストレーションが行われていた。
ちゃんとイベントコンパニオンが説明していて、さながらモーターショーのよう。(社員が説明する企業もあった)試乗できるブースもあった。
農家じゃない人にはほとんど参考にならない(せいぜい除雪機くらいか)が、農家と思われる皆さんは熱心に見学や商談していた。
機械化ショーの端の列は、風よけのため厳重に囲われたテントがあり、
「JA○○休憩所」と県内各地のJAの名が表示されていた
おそらく、地元から来た組合員の農家のための休憩所なのだろう。テーブルと椅子があり、折り詰め弁当など食べている方もいた。こういうのを見るとやっぱり農家のための行事なんだなと思った。
風が弱いとはいえ外にずっといると寒くなってきて、中の人たちがうらやましい。
寒いと言えばトイレ。もともとトイレなどない場所だから、3か所に仮設トイレが設けられていた。来場者は男性が多いため、男性用の順番待ちの列が長く、中には松林に行く人も。
そろそろ帰ることにする。シャトルバスは、運行上の時刻表は一応決まっているようだが、渋滞で乱れているし、実際には満員になるまで待って発車という感じに見えた。
来るのは中型バスばかり。これにぎゅうぎゅう詰めで帰るのはちょっと…
実はここからそう遠くない所に、路線バス「割山線」の始発停留所「南浜町」がある。300円以上かかってしまうが、そっちの方がラク。割山線で帰ろうと歩く。
渋滞の中、シャトルバスが来た
ステップにまで人が立っていてギツギツ。乗らなくてよかった。
シャトルバスももっとうまく運行できないものだろうか。
中型車でなく大型車を使ってほしいのと、会場周辺での“シャトルバス優遇”ができないだろうか。シャトルバスだけが出入りできる専用出入口を設けるとか思い切ってパトカーで先導するとか。
「クルマだと渋滞でたいへんだけど、バスならラク」と思ってもらえれば、さらに公共交通へシフトして一層の渋滞解消につながると思うのだけど。
機械展示は行くのも大変だし、農家でない方は行かなくてもいいかな、というのが感想。
後で、本会場の「農産物出品展示」を紹介します。これはなかなか見応えがありました。
初日から昨日までの3日間の来場者数は50万3000人。竿燈まつりの人出が124万人だったから、種苗交換会がいかに大きなイベントか分かる。
その前に、まずは以前は大型バスばかりだった無料の「まちなか循環バス」。昨日と今日は中型バスで運行されていた。多少は効率よくなったが、それでも乗客が少ない。ルートとダイヤの設定、PRがうまくないのではないだろうか。
営業所が違うから使われないと思っていたが、
一部は「三平バス」も使われていた
以前記事にした通り、秋田出身の漫画家・矢口高雄氏の「釣りキチ三平」を描いた中型バス。秋田らしいイベントに秋田のキャラクターでいいじゃない!
でも、相変わらず解説もなければ、映画とのタイアップもない。これも宣伝が下手。最近も「何で秋田のバスに釣りキチ三平が?」っていう旅行記をアップされていた方がいらっしゃいましたよ。(どうもバス会社の社長と矢口氏が旧知だったのが直接のきっかけらしい)
さらに欲をいえば行き先表示がLED式なんだからバス会社名でなく「種苗交換会循環バス」とか「祝・種苗交換会」なんて表示を出したら楽しいのに。LED式表示器はパソコンでデータを作成し、メモリーカードを車両に入れれば簡単に表示を変えられるので、「謹賀新年」なんて気の利いた表示を出すバス会社もある。まあ、このバス会社だからね…
以下は、農業機械展示などが行われた、割山地区の旧秋田空港跡地の「協賛第3会場」のレポートです。
今日は午前中は10℃以下で寒いものの薄曇り。午後からは雨が降り、初雪も観測した。
朝、秋田駅前から無料シャトルバスに乗る。直前に見た先行のバスは立ち客がいなかったが、僕が乗ったバスは通路までほぼいっぱいだった。列車の到着時刻などが関係しているのかもしれない。
僕が見た限りでは、5台のバス(大型1台、中型4台)でピストン輸送していた。僕が乗ったのは運良く大型バス。通路がいっぱいでも余裕がある。すれ違う旧空港から来た中型バスは身動きも取れないほど混んでいる。普段は手持ちぶさたな大型バスの輸送力をこういう時こそ活用してほしい。
車内は夫婦や友達で来た年配の農家の方が圧倒的に多い。農業機械メーカーか何かの人なのかスーツ姿の人もいた。
バスは通町・ニューシティ(日銀前右折)・県庁・臨海大橋・国道7号南バイパスを通って行く。会場目前のバイパスと県道が立体交差(割山跨道橋)する運転免許センター西側の「南浜」交差点への分岐までは順調で20分。そこからが渋滞していてなかなか進まない。
手前が駐車場、奥に会場のテントが並ぶ
会場が見えているのに進まないのはもどかしい。結局500メートルほどを進むのに25分もかかってしまった。
3000台収容の駐車場はびっしり
県外からの観光バスも何十台もいた。「農業機械メーカー+県内の地域名」が表示されたマイクロバスも何台かあった。メーカーが各地のお得意様を招待しているのだろう。
ここは雄物川河口近くの海沿い。春の北朝鮮飛翔体騒動の時に自衛隊が陣取った場所の近くでもある。住宅地が近くまで迫っているが、冬の強風には勝てないのか松林と原野が広く残っている。
風はここにしては弱く、浜辺の風力発電の風車もほとんど回っていない。強風時はさぞかし寒いだろう。
会場は所々水たまりがある
県内各地の食品から中国物産までさまざまな露天が並ぶ。駅前や日赤跡地より賑やかかも。一杯ひっかけたお父さんもいた。
話には聞いていたが、なぜか
「仏壇・石材」コーナーがある
農業機械と並ぶ高額商品だから「ついでにまとめて買っちゃうか」というのを狙っているのか? 多少とはいえお客さんがちゃんといる。
墓石と風車
「植木・苗木市」コーナー
果樹のほか、庭木、菊、球根などがあった。これは農家以外でも楽しめそう。秋田駅でもここで買ったであろう苗を持った人を見かけた。
そしてメイン
「農業機械化ショー」
トラクターや籾すり機など農業機械の展示会。いろんなメーカーがブースを設けておたが、やはり大手が幅を利かせていた。
人だかりができていた所ではデモンストレーションが行われていた。
ちゃんとイベントコンパニオンが説明していて、さながらモーターショーのよう。(社員が説明する企業もあった)試乗できるブースもあった。
農家じゃない人にはほとんど参考にならない(せいぜい除雪機くらいか)が、農家と思われる皆さんは熱心に見学や商談していた。
機械化ショーの端の列は、風よけのため厳重に囲われたテントがあり、
「JA○○休憩所」と県内各地のJAの名が表示されていた
おそらく、地元から来た組合員の農家のための休憩所なのだろう。テーブルと椅子があり、折り詰め弁当など食べている方もいた。こういうのを見るとやっぱり農家のための行事なんだなと思った。
風が弱いとはいえ外にずっといると寒くなってきて、中の人たちがうらやましい。
寒いと言えばトイレ。もともとトイレなどない場所だから、3か所に仮設トイレが設けられていた。来場者は男性が多いため、男性用の順番待ちの列が長く、中には松林に行く人も。
そろそろ帰ることにする。シャトルバスは、運行上の時刻表は一応決まっているようだが、渋滞で乱れているし、実際には満員になるまで待って発車という感じに見えた。
来るのは中型バスばかり。これにぎゅうぎゅう詰めで帰るのはちょっと…
実はここからそう遠くない所に、路線バス「割山線」の始発停留所「南浜町」がある。300円以上かかってしまうが、そっちの方がラク。割山線で帰ろうと歩く。
渋滞の中、シャトルバスが来た
ステップにまで人が立っていてギツギツ。乗らなくてよかった。
シャトルバスももっとうまく運行できないものだろうか。
中型車でなく大型車を使ってほしいのと、会場周辺での“シャトルバス優遇”ができないだろうか。シャトルバスだけが出入りできる専用出入口を設けるとか思い切ってパトカーで先導するとか。
「クルマだと渋滞でたいへんだけど、バスならラク」と思ってもらえれば、さらに公共交通へシフトして一層の渋滞解消につながると思うのだけど。
機械展示は行くのも大変だし、農家でない方は行かなくてもいいかな、というのが感想。
後で、本会場の「農産物出品展示」を紹介します。これはなかなか見応えがありました。