今朝、山王十字路付近、竿燈大通りから秋田中央道路の地下トンネルが分岐する部分にパトカーが止まって道をふさいでいた。
トンネルに入ろうとする車を進路変更させている
その後、
パトカーの車内からコーンと矢印看板を出して路上に並べている
トンネル内で事故でもあったのだろうか。それにしては交番にいるような小さいパトカー1台に警察官2名だけでちょっと心許ない。目立たなくて車が突進してくるかもしれない。
当ブログで何度か取り上げているが、ここで改めて「秋田中央道路の地下トンネル」について簡単にご説明。
秋田駅東側と西側の官庁街山王を結ぶ、長さ約2.5キロの地下トンネル自動車専用道路。途中に出口専用の分岐もある。
当初、前々知事時代は2車線×2本のトンネルを1500億円で建設する予定だったが、前知事時代にとりあえず1本だけを造り対面通行として2年前に開通。建設費用は700億円、さらに周辺の建物に地盤沈下を引き起こし億単位の補償が行われた。今年6月、現知事がもう1本のトンネルは建設をしないことを決めた。
僕の考えとしては
・必要性を感じない(市内へのアクセス向上と渋滞緩和がこの道路の目的だが、短絡的。他に効果的な対策があるはず)
・「中心市街地の活性化」も道路の目的だが市街地を素通りして逆に衰退化につながる(中心市街地に出口はあるが「入口」がないんだもん当然。しかも出口の横断歩道が廃止されて歩きにくくなった)
・急カーブや傾斜があり、しかも対面通行で危険(今年4月無謀運転の車に衝突された対向車の乗員が亡くなる事故があった)
・一部の県民しか利益を享受しないものに700億円もの県費をつぎ込むのはおかしい。秋田県の財政規模からいって700億って相当な額じゃないの?(国の長良川河口堰だって1500億円“しか”かかっていない。秋田県は400億円だかの財源不足だか何だかそうだがトンネルを掘ってなかったら問題なかったのでは?)
という理由から、この道路には大反対。
それに加えて、何度も紹介している秋田県道の道路管理態勢の下手さ。新しい道路に手一杯で既存の道路をおろそかにしているかのように感じる。700億あったら、「新屋支所前」の看板を新しくして、県道全部をロードヒーティングできる(それはムリかな)かもしれないのに…
できてしまったものはどうしようもないんだけどさ。
【25日追記】この道路は、2008年に社団法人全日本建設技術協会の「全建賞」というのを受賞している。技術的な見地の賞のようで、トンネルの工法などが評価されたようだ(それが原因で地盤沈下したんだけどいいの?)。受賞しようがどうしようが県民には関係ないし、建設に多額の税金が投入されたことは変わらない。
話を戻して、トンネル入口手前の電光表示に
「トンネル内 事故発生」と出ている
中央道路の公式サイトによればこれは「坑口警報表示板」といい、事故の通行止め時に上部が赤点滅して「事故発生」と「進入禁止」を交互に表示するようだ。
※県警管轄の表示板でも通行止めを告知する
サイレンを鳴らした車が近づいてくる。消防車や救急車でなく、パトカーと同じ音だが、警察署と反対方向から来る。現れたのは
秋田県の道路パトロールカー
道路パトロールカーは、道路公団・国交省・県・市などがそれぞれの管理する道路を巡回する車。バンや軽ワゴンを使う所もあるようだが、秋田では地形や雪のためか、最近はSUVという分類のクルマを使う(秋田市はトヨタRAV4だったかな)ことが多いようだ。県のはボロっちいのを見たことがあったが、これは新しそうな車だ。県庁裏に道路維持関係車両の車庫があるが、そこから来たのだろうか。
サイレンを鳴らして走っているのは初めて見た。
反対側から
警察のパトカーの後ろに止まって、「通行止」という看板を立てている。
中央分離帯にゴミ箱みたいな箱が設置されていて、そのフタが開いている。看板は箱の中に格納されているのだろうか。せっかくモノがあるのに、先に到着した警察は立てる権利がないのか、存在を知らないのか。警察にもあらかじめ教えてあげて、どっちか先に到着した方が立てればいいのに。
出口側からまったく車が出てこなくて異様な光景。これでは合流点の信号が無駄だ。
一度場所を離れて、10分もしないうちにまた通りかかると
パトカーも県の車もいなくなっていて、通行が再開されていた
表示板は黄色点滅で「作業中」「走行注意」だから、まだ中で何かはやっているようだ。こちら側に緊急自動車がいないということは、反対側の駅東口側近くで何かあったのだろうか(トンネルの両端では警察も消防も所轄署が異なる)。
道路情報サイトや報道にも出ていないので、大した事故ではなかったようで何より。通行される方は充分注意して運転してください。
なお、中央道路は維持管理や訓練のため、たまに通行止めになるが、今週金曜27日深夜から28日早朝にかけても通行止めになるそうです。
ところで先日の旭北歩道橋の続報。久しぶりに見たら、階段が付いていた。おそらくよそで組み立てた階段を連結したのだろう。
ラーメン屋側も 小学校側も
うまくつないでますな
でも、まだ渡れません。なぜなら
階段が本来の姿でないので
踏面(足を乗せる部分)が凹んでいて、これではつまずいてしまう。これから、この凹みに滑り止めやロードヒーティングを付けて平らになるのだろう。
【12月5日追記】4日に現地を見たところ、まだ階段の工事が行われており、通行できなかった。工期が延びたのか?
【12月11日追記】1月20日まで工期が延びていた。
トンネルに入ろうとする車を進路変更させている
その後、
パトカーの車内からコーンと矢印看板を出して路上に並べている
トンネル内で事故でもあったのだろうか。それにしては交番にいるような小さいパトカー1台に警察官2名だけでちょっと心許ない。目立たなくて車が突進してくるかもしれない。
当ブログで何度か取り上げているが、ここで改めて「秋田中央道路の地下トンネル」について簡単にご説明。
秋田駅東側と西側の官庁街山王を結ぶ、長さ約2.5キロの地下トンネル自動車専用道路。途中に出口専用の分岐もある。
当初、前々知事時代は2車線×2本のトンネルを1500億円で建設する予定だったが、前知事時代にとりあえず1本だけを造り対面通行として2年前に開通。建設費用は700億円、さらに周辺の建物に地盤沈下を引き起こし億単位の補償が行われた。今年6月、現知事がもう1本のトンネルは建設をしないことを決めた。
僕の考えとしては
・必要性を感じない(市内へのアクセス向上と渋滞緩和がこの道路の目的だが、短絡的。他に効果的な対策があるはず)
・「中心市街地の活性化」も道路の目的だが市街地を素通りして逆に衰退化につながる(中心市街地に出口はあるが「入口」がないんだもん当然。しかも出口の横断歩道が廃止されて歩きにくくなった)
・急カーブや傾斜があり、しかも対面通行で危険(今年4月無謀運転の車に衝突された対向車の乗員が亡くなる事故があった)
・一部の県民しか利益を享受しないものに700億円もの県費をつぎ込むのはおかしい。秋田県の財政規模からいって700億って相当な額じゃないの?(国の長良川河口堰だって1500億円“しか”かかっていない。秋田県は400億円だかの財源不足だか何だかそうだがトンネルを掘ってなかったら問題なかったのでは?)
という理由から、この道路には大反対。
それに加えて、何度も紹介している秋田県道の道路管理態勢の下手さ。新しい道路に手一杯で既存の道路をおろそかにしているかのように感じる。700億あったら、「新屋支所前」の看板を新しくして、県道全部をロードヒーティングできる(それはムリかな)かもしれないのに…
できてしまったものはどうしようもないんだけどさ。
【25日追記】この道路は、2008年に社団法人全日本建設技術協会の「全建賞」というのを受賞している。技術的な見地の賞のようで、トンネルの工法などが評価されたようだ(それが原因で地盤沈下したんだけどいいの?)。受賞しようがどうしようが県民には関係ないし、建設に多額の税金が投入されたことは変わらない。
話を戻して、トンネル入口手前の電光表示に
「トンネル内 事故発生」と出ている
中央道路の公式サイトによればこれは「坑口警報表示板」といい、事故の通行止め時に上部が赤点滅して「事故発生」と「進入禁止」を交互に表示するようだ。
※県警管轄の表示板でも通行止めを告知する
サイレンを鳴らした車が近づいてくる。消防車や救急車でなく、パトカーと同じ音だが、警察署と反対方向から来る。現れたのは
秋田県の道路パトロールカー
道路パトロールカーは、道路公団・国交省・県・市などがそれぞれの管理する道路を巡回する車。バンや軽ワゴンを使う所もあるようだが、秋田では地形や雪のためか、最近はSUVという分類のクルマを使う(秋田市はトヨタRAV4だったかな)ことが多いようだ。県のはボロっちいのを見たことがあったが、これは新しそうな車だ。県庁裏に道路維持関係車両の車庫があるが、そこから来たのだろうか。
サイレンを鳴らして走っているのは初めて見た。
反対側から
警察のパトカーの後ろに止まって、「通行止」という看板を立てている。
中央分離帯にゴミ箱みたいな箱が設置されていて、そのフタが開いている。看板は箱の中に格納されているのだろうか。せっかくモノがあるのに、先に到着した警察は立てる権利がないのか、存在を知らないのか。警察にもあらかじめ教えてあげて、どっちか先に到着した方が立てればいいのに。
出口側からまったく車が出てこなくて異様な光景。これでは合流点の信号が無駄だ。
一度場所を離れて、10分もしないうちにまた通りかかると
パトカーも県の車もいなくなっていて、通行が再開されていた
表示板は黄色点滅で「作業中」「走行注意」だから、まだ中で何かはやっているようだ。こちら側に緊急自動車がいないということは、反対側の駅東口側近くで何かあったのだろうか(トンネルの両端では警察も消防も所轄署が異なる)。
道路情報サイトや報道にも出ていないので、大した事故ではなかったようで何より。通行される方は充分注意して運転してください。
なお、中央道路は維持管理や訓練のため、たまに通行止めになるが、今週金曜27日深夜から28日早朝にかけても通行止めになるそうです。
ところで先日の旭北歩道橋の続報。久しぶりに見たら、階段が付いていた。おそらくよそで組み立てた階段を連結したのだろう。
ラーメン屋側も 小学校側も
うまくつないでますな
でも、まだ渡れません。なぜなら
階段が本来の姿でないので
踏面(足を乗せる部分)が凹んでいて、これではつまずいてしまう。これから、この凹みに滑り止めやロードヒーティングを付けて平らになるのだろう。
【12月5日追記】4日に現地を見たところ、まだ階段の工事が行われており、通行できなかった。工期が延びたのか?
【12月11日追記】1月20日まで工期が延びていた。