広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

はやぶさは秋田に来ますか?

2011-03-03 22:09:31 | 秋田のいろいろ
あさって5日から、東北新幹線の東京-仙台・新青森間に新型車両「E5系」による「はやぶさ」が運行を開始する。
斬新な車両デザイン、最高速度300km/h(近い将来には320km/h)、グリーン車よりさらに上位の「グランクラス」など、目新しいものが多くて注目を集めている。JR東日本も熱心に宣伝を行なっている(12日全線開業の九州新幹線に対抗する意味もあると思うけど)。

僕としては、いつかは乗ってみたいけど、いつでもいいと思っていて、あまり興味はない。
最初は混雑するだろうし、全区間を乗っても「はやて」と10分~数十分しか違わないらしいし、特急料金も少し高いから。
ということで、新ダイヤが載った時刻表を買うことすら忘れていた。


さて、秋田駅北側にある改札口、「メトロポリタン口(メトロポリタン“ぐち”ですよ)」。
東西連絡歩行者通路“Weロード”、アルス(ホテルメトロポリタン)、駅ビル“トピコ”北側と直結し、旧駅舎時代からある北跨線橋に出入りできる構造。昔は北改札口と言っていた。1番線へは一番近い改札口だが、2番線へは遠回りになる。開いている時間は7:25~20:10(ダイヤ改正に連動して変動あり)。改札口の業務はJRの関連会社に委託されている(改札にいるのはおそらくJRからの出向者や退職したOBだと思うが、制服がJRのと異なる)。

以前、積もった雪が融けて水が落ちる“すが漏り”があったのもここだが、今は復旧している。
券売機は2台、電光掲示や自動改札機はない小さな改札口
上の写真右端に、「こまちボード」というコルクボードの掲示板みたいなのがある。
「こまちボード」は、よくスーパーなどにある「お客様の声にお答えします」と同じもの。利用者から寄られた要望・意見などに、「秋田駅サービス推進員」という名義で回答している。
掲示されるのは1~2件で、ある程度経てば別のものに交換されている。
【6日追記】「サービス推進員」とは、JR東日本の「現場第一線の職場での、サービス推進役」らしい。管内の各駅や各運輸区のみならず、保線区(乗り心地を目指すなどの目的)などにもいるようだ。

記入用紙や投函箱は、ここから離れた中央改札口隣のみどりの窓口内にある。だけど、そのみどりの窓口には、この手の回答を示した掲示はなかったと思う。
なんであまり人が通らないこの場所に掲示してるんだろ?


現在貼られているのはこんな質問と回答だった。
「はやぶさ」はいつ秋田に来ますか?
回答(抜粋)「秋田で走行することはございません。
そりゃそうだ。
レールの幅は新幹線と同じでも、トンネル・橋・ホームなどが在来線の幅である“ミニ新幹線”の秋田まで、“フル規格”のE5系が入ることは不可能なんだから。
回答ではみどりの窓口内に「はやぶさ」車内の様子を掲示していることにも触れていた。

鉄道に詳しくない人、興味のない人にしてみれば、「はやぶさデビュー」という宣伝は見聞きしても、それがどんな列車でどこを走るのか分からなくても無理はない。(質問したのだから、興味はある方だったのだろうけど)
あるいは、秋田新幹線の後継車両として試験運転中の「E6系」を「はやぶさの“色違い”?」などと勘違いしてしまったのかもしれない。

回答の中で、車体幅が違うので秋田には来られないこと、はやぶさは来ないけど将来的には連結して一緒に走る新型車両を開発中であることにも触れれば、より理解してもらえそうに思う。
質問を寄せたご本人には、おそらく秋田駅から直接説明して納得してもらったのだろうけれど。
コメント (2)
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駅東団地線誕生

2011-03-02 23:58:54 | 秋田のいろいろ
先日の記事の通り、バス会社の秋田東営業所が3月末で廃止される。
城東消防署経由秋田東営業所線
それに伴い、秋田駅と営業所を結ぶバス路線が廃止されることが予想され、特にある程度の需要があると思われる、秋田駅西口発着の路線(城東消防署経由)の動向が気になっていた。

その路線のバス停に、掲示が出ていた。(もう一方の東口発着の路線は未確認)
「バス路線廃止のお知らせ」
城東消防署経由東営業所線を廃止。
新たに駅東団地までの駅東団地線を運行する。
とのこと。
(公式サイトの時刻検索では「城東経由東営業所線」だったが、ここでは「城東“消防署”経由…」になっている)

略図(主要バス停のみ表示)
青線が東口発着「中央線経由東営業所線」、赤線が西口発着「城東消防署経由東営業所線」

秋田駅西口から来た城東消防署経由の路線は、「東通四丁目」を過ぎると左折して北進し、中央線へ右折、すぐに右折して営業所に着く。
その北進する区間、東小学校と城東中学校の間の道にある唯一のバス停が「駅東団地」。昔は明確に“団地”として開発・分譲されたのだろうが、今は住宅が多くなったので、どこを指して駅東団地というのかは知らない。読み方は「えきひがし」なのか「えきとう」なのか?

駅東団地の次は「秋田東営業所入口(4月からは城東中学校入口)」、その次が営業所。
4月から駅東団地発着になるとすれば、その2つの停留所分が廃止されることになる。

営業所入口までバスを利用する人は、東口発のバスに乗ったほうが便利だから、西口発のバスが駅東団地発着に短縮されても、まず問題はないだろう。
運転本数がどのくらいなのか(ダイヤは今後明らかになるでしょう)、駅東団地で運行を終えたバスはどうやって方向転換するのか(回転地などないはず)は気になる。

そして、駅東団地でぷっつりと路線を切ってしまうのがもったいない気がする。中央線に出て今までと逆に左折し、秋田駅東口へ回る、一種の“環状”運行することはできないだろうか。
西口でも東口でもどちらでもいいから秋田駅に行きたいという利用者は多いだろうから、環状運行すれば乗車機会が増えることになる。
国土交通省への届出などの手間があるのかもしれないけれど。

あと、ややこしくなりそうなのが路線名。
既に「駅東線(“えきひがし【記事末尾参照】”線かな)」があるのだ。
駅東線も旧秋田市営バスから移管された路線で、小型バスで運行される。
秋田駅東口発着。駅から東方向へ進み、中央線の300メートルほど北を並走する細い道を走る。秋大の北光寮前、南団地、秋大附属病院を経由し、大学病院東側の「境田上丁」が終点。
新しい「駅東団地線」とは重なり合わないが、“団地”がつくかどうかだけの違いは紛らわしいと思う。例えば「“城東消防署経由”駅東団地線」と言うなどして意識して区別しないと間違えそう。

※続きはこちら
※駅東団地線の読み方、駅東線などについてはこちら参照
※その後、駅東団地線は2018年9月で廃止された。
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イオンに統一

2011-03-01 23:07:04 | 秋田のいろいろ
今日、3月1日から、イオングループの企業、イオンリテールやマイカルなどが統合され、各社が経営していた総合スーパーのブランドが「イオン」に統一された。
それに伴い、長年親しまれた「ジャスコ」や「サティ」が姿を消した。
※前回の関連記事はこちら
※掲載した写真は、以前撮影したものです。

秋田市内3店舗の様子です。
●イオン御所野店(イオンモール秋田内。旧ジャスコ御所野店)
遠くて行ってられないので、先週、遠くから見た写真です。
楢山・下北手付近から御所野を遠望
屋上のルーフサインが足場とシートで覆われている模様。
おそらく「JUSCO」から「AEON」への更新中。

御所野にジャスコができる数年前までは、秋田駅前にジャスコがあった(今のフォーラスのビル)。
当時の「J」をモチーフにした赤・白・緑のロゴ、「♪ジャスコで逢いましょ」というCMソングが懐かしい。

●イオン土崎港店(旧ジャスコ土崎港店)
秋田市北部の土崎(つちざき)地区の新国道沿いにある。JR土崎駅からは1.2キロほど、秋田中央高校裏手の住宅地に囲まれており、市民には「土崎ジャスコ」、若者には「崎ジャス(ザキジャス)」と呼ばれている。
(以下、一部Wikipediaを参考にしました)
建物の名前は、「土崎ショッピングセンター(愛称・サンポート土崎)」だそうだが、そう呼ぶ人はいないだろう。ショッピングセンター全体を指して「土崎ジャスコ」「崎ジャス」と呼ばれているから。
ここは、「東北製綱」というロープ・ワイヤーやネットを作る企業が(臨海バイパス沿いへ)移転した跡地で、現在も同社が所有している。
【2021年7月15日補足・「東北製鋼」と誤記されるケースが非常に多いが、業務内容がそうであるように「鋼」ではなく「綱」。】
「東北製綱ビル」が正式なの?
核テナントには1979(昭和54)年12月のオープン以来、一貫してジャスコが入っている。
「スクラップ・アンド・ビルド」が方針のイオンとしては、かなりの長寿店舗といえる。東北地方のジャスコでは2番目に古い店舗だそうだ。
2009年末で30周年だった(近くの交差点の看板)
僕は土崎ジャスコに来たのは久々で、じっくり見たのは初めて。
車両の出入口は新国道側(信号機付き)にしかないと思っていたが、東側の狭い市道にもあったとは初めて知った。
市道側
背の高い「JUSCO(先週の時点で)」の看板はどちらも同じ(新国道側には確定申告の垂れ幕があった)。
正面(手前に屋上駐車場へのスロープがあり、全景が見づらい)
屋上のルーフサインは、だいぶ前(イオン統一の発表前)に「AEON」ロゴに更新されており、壁面に「JUSCO」の電光表示があった。

入口のドアは「昭和のスーパー」っぽい古めかしいものだったが、中はそれなりに手が入っていて、今風のイオンっぽくなっていた。
とはいえ、どことなく、いずれも現在は閉店・解体された、ジャスコ大館店やジャスコ本荘店(跡地がマックスバリュ本荘中央店)を彷彿させるような店であるとも言える。

小型の店だが、その大きさの割には、賑わっている。
駐車場への出入りも多いし、歩いて来る人もかなり多く感じた。ただし、お客の年齢層は高め(ついでにお店の従業員の方々も)。食品売り場のお菓子なんかも、どことなくお年寄り向けの品が多いような気がした。アットホームな雰囲気で、高齢のお客さんが気軽に商品の場所や入荷予定を尋ね、店員さんも丁寧に答えていた。
長年に渡り土崎の人たちに親しまれて来たのが分かる店内だった。(もちろん若いお客もいるし、一般的な品揃えが大部分です)

店の外にこんな表示が、
「ここの欅(ケヤキ)のお知らせです」
開店時から植えられていたケヤキの木に、倒木の危険があったため、2009年に伐採したことを告げていた。

上述の通り、新国道側以外の店舗の3面は住宅地。
こんな小さな出入口もあった
これより先にカートを持ち出さないように告げる看板があった。
「イオン土崎港店」名義を先取り!(先週の撮影です)
逆にいえば、これ以外は「ジャスコ土崎港店」のままだった。
今日からはどうなってるだろう。

●イオン秋田中央店(旧秋田サティ)
他地域のサティでは、看板類の「AEON」への更新工事がされているそうだが、秋田サティは、
その気配なし
全国一斉に工事するのは難しいのだろう。
でもまさか、3月1日になっても「SATY」表示が堂々と出ているとは思わなかった。

秋田市営バスの段階的民間移管の時は、交通局から民間へ譲渡された車両の塗装変更が間に合わない年があった。その場合、市章を外し、社名を書き換えただけで、あとは市営バスの赤い塗装のままの車両がしばらく走っていたものだった。(詳細は後日、秋田市営バスカテゴリーの記事で)
こんな風に(正面中央の白い丸が市章の跡)
これと同じように、応急的に「SATY」を隠すとかすると思っていたけれど…

秋田放送と秋田テレビのローカルニュースでは、イオン統一のニュースを取り上げており、秋田中央店の映像が映っていたようだ。
僕も行ってみた。発見・感想は、
・2月28日は準備のため、2時間早い21時で閉店。
・ホームページは前日22時頃過ぎの段階で閉鎖。(イオンリテールのサイトの対応ページへのリンクがある)
・サティ時代は前日22時頃には翌日の折り込みチラシがアップされていたが、イオンリテールでは、当日にならないと見られず、不便。
・今日の「火曜市(サティは火曜得々市から改称)」のチラシは、秋田市内3店舗それぞれ別。ただし、扱い商品や価格はほぼ同じ。1つにまとめた方がコストも宣伝効果もよさそうだが。
・今日の段階では特別に安いセールとかはやらなかった。週末にでもやるのかな。

・店内はサティ時代とほとんど変化なし。制服、店内BGM、案内板などのロゴ(上からシール貼り)が変わった程度か。レシートのロゴはもちろん変更済み(FAX番号とURLが記載されるようになった)。
・商品構成も特に変化なし。牛乳が1円安くなっていた!

・これは2月中からだったが、たぶん店内用の買い物カゴが新しくなった。以前のと色は同じで、「AEON」のロゴが入っている。
持ち手の手に当たる部分が丸みを帯びて手になじみやすくなった気がする。だけど持ち手自体の動き(開閉)がちょっと重い・渋いような気もする。
・一方、カートのロゴはまだ「SATY」のまま。(ごく一部「MYCAL」のもあった)

【13日追記】カートが「AEON」に変わっていた。8日に行った時はまだSATYだった気がするのだが。屋上サインは変更なし。

・テナントのミスタードーナツ「秋田サティショップ」は、「秋田南ショップ」に変わっていた(公式サイトより)。秋田のミスドはフランチャイズで地元企業がやっているのだが、一種独特の命名を好む印象がある。


現状では、まだ「イオンに統一された」とは感じられない状況だった。バス停の名前は4月1日から新店名に合わせたものになるが、その店自身の看板の変更がそれより後になったりして…
我々お客に新しい名前が浸透していくのはまだ先になりそう。
※関連記事はこちら
※続きはこちら
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