麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

王座が見えてきた!

2006年09月22日 | 東演
 DoCoMo、JT、プジョー、au、アニベスb、KENT、と見開き2頁の広告が続いたあと、ようやく目次が出てくる。片面は広告で♯3まで。
 以後も広告と本編がどっこいの、勿論編集サイドからいえば、パブも込みのレイアウトってことだろうが、なので雑誌自体が重い。それだけ広告収入あって600円? しかも誤解を恐れずいえば「日本男子再生!マガジン」と謳うわりに、前述の誌面構成も含めて、まるで女性誌だ。
 ただ表紙には、偉大な男=王貞治氏の顔がドドンと。

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 一昨日へこんだ話を書いたけれど、20~21日と通し稽古を取りやめて、細かくシーンを洗い直したことにより、グンッと芝居が締まって、いよいよ「頂上」が見えてきました。
 見えてからが、いや見えてきたからこそ、キツいのが山登りなのだけれど…。でもここで、水筒の水を少し口に含んで、気持ちを入れ替えて一歩、一歩、力強く足を踏み出すのだ。

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 表紙を飾る男の出身校は、今夏甲子園を制したが、その栄光のターニングポイントは、大会15日目・決勝の延長11回表一死満塁での“あのプレー”だった。
 スクイズを見切って、わざとワンバウンドを投げた投手と、それを逸らさなかったキャッチャーの、不断の努力の結晶が王座を手中に収めたのだ。
 あの場面に劣らなかったのが、今日の稽古のゲームシーンであった…。
 これまでなかなか馴染まなかったが、今日はピタっと来た! 2日に渡って、繰り返し繰り返し「創った」成果といえよう。
 全体の流れも良かった。衣裳をつけた初の通しという変化も大きく作用した。そんな中、前述のシーンに光明を最も感じた。
 いよいよ“いい芝居”という名の「王座」が見えてきた。

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 女性誌のようだと書いたが「再生」は、単に男だけでなく、価値観も変えるということか? 雑誌の名は「月刊KING」
 その点『大地のカケラ』も、これまでの東演イメージを解体し、新たな世界を切り拓く作品である!
 乞うご期待。
コメント
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