麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

悲劇喜劇

2006年09月08日 | 東演
 昨日、悲劇喜劇(早川書房)最新号が《謹呈》印つきで劇団に届いた。
 はせさんの書き下ろした『大地のカケラ』が掲載されている。勿論、全文だ!
 グラフ誌の「演劇ぶっく」や、情報誌から脱皮した「シアターガイド」に押されながらも確固たる地位にある演劇専門誌2誌=テアトロと悲劇喜劇。
 老舗の一方に取り上げていただき光栄に思っている。

 映画のキャッチで「見てから読むか、読んでから見るか」ってのがあるが、今回はそれが可能です。ただチラシにも書いているように「謎物語(リドルストーリー)」なので、それを踏まえた行動(?)を望みます

 今日は昼から、とある新聞の日曜版の取材。今週号で文学座の栗田桃子さんが取り上げられている欄に、古田美奈子が登場します。思えば、古田のデビュー作品が『黄昏のメルヘン』(作/矢代静一、演出/越光照光)で、この作品の初演劇団が文学座。
 ちょっとした“符合”である・・・。

“符合”・・・謎解きモノだけに『大地のカケラ』には欠かせないアイテムだ。芝居に限らず、伏線が好きな人は多いと思うが、本作はタンマリと用意されてます。
 きっと一度観ただけでは全部解らないでしょう
 二度、三度と劇場に足を運んでください。
 または、会場でも販売していますので、是非「悲劇喜劇」をお買い求めいただき、読書の秋としゃれ込んでみてください。
 お、うまい具合にタイトルに戻ったゾ。

 ちなみに本作は、喜劇でも悲劇でもなく、見終わって心の底にあったかいものを持って帰っていただける・・・「癒劇」?を目指していて、その山の現在7合目まで来ています。こっからがキツイのだけれど、登山的には、ここからが面白い!
 体には堪えるけれども、生えてる植物の様相が変わり、景色がグッと良くなって「別世界」へと入って行く

 悲劇喜劇1300円
 大地のカケラ(一般)3500円
 それから得る喜び・・・プライスレス

 
コメント (1)
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