麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

バックステージツアーとカウチポテト

2020年04月16日 | 身辺雑記
◯カウチポテトの章◯

前回の弊ブログをFacebookとリンクする際、
なんのためらいもなく「カウチポテト」と記した。
(ブログ本文ではなく、Fbに添える言として)
ポチッとしたあとで、はて、最近聞かないな~と。

大辞林を引用すれば・・・
【長椅子に横たわってポテトチップスを食べながら
テレビやビデオを見て過ごす人。
〔1980年代に、人とのかかわりを避ける生活様式や
心的傾向を表して用いられた語〕】
・・・と解説されている。

〔 〕内に書かれた生活様式、心的傾向
とまで言うと、大袈裟に感じる。
日本における解釈は、前段の怠惰な態度を指し、
かなりゆる~く使っていたはずだ。
それにしても80年代か……。
最近どころか随分むかしの話なのね。

我ながら、久しぶりに発したワード。
今回、サラッと調べて解ったことがふたつ。
一、アメリカではもっと深い意味を持っていた。
二、日本では「ポテトチップスを摘まむ」の
加工された芋だと多くが認識していたが、
米国では、ソファー(カウチ)に寝そべった姿が
まるでじゃがいも、つまり芋そのものを指していた。
以上。

◯バックステージの章◯

最近、芝居のチラシを眺めていると、
アフタートークやバックステージツアーが
公演に取り込まれていることが多い。

と他人事みたいに語っているけれど、
俳優座も右に同じである。
観客拡大が主たる目的なのは言うまでもなく、
加えて他の要因もあるのだけれど、
それは本題ではないので、今日は、芋……
じゃなくて梨……いや、なし。

昨今の時勢からネット環境を駆使した
「デジ呑み」が盛んらしい。
こどもがいる家では彼らを抱っこして
「かんぱ~い」なんて図があちこちで。
「ミノちゃーん、元気~?」「ミノ、おいちぃ?」と
場の人気をさらうのだろう。
(まだ未経験なので憶測

居酒屋の小上がりに幾つかの家族が集い、
ファミレスよろしく団欒する風景はあったから
前述の図も、その一連とは言える。
が、プライベートをより見せざるを得ない
「デジ呑み」のほうが「新鮮」なのかもしれない。

電脳仮想空間に「ド」が冠されるほどの「素」が
同居するミスマッチ、その面白さ。
そりゃ、数あまたいるYouTuberの中には
「素」で勝負したネタもあったろうけれど、
いわばそれは「作られた素」とも言えるわけで。
言うなれば、ポテトチップスと芋そのものの差違。

さて、開催する側の狙いはさておき。
アフタートークやバックステージツアーに
参加する側は、文字通り「裏側」を
垣間見る楽しみが動機になる。

エンターテイメント系には至らない
地味な演目が多い新劇ではあるが、
夢を売っている自負はあるので、
裏側を見せると言いながら、
一線を引いてしまう心が働いていた。

オンライン飲み会をきっかけに、
演劇界のイベントも、一歩踏み込む選択肢が
・・・あるのかないのか、巣籠りながら考えよう。
コメント
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