麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

クラウドファンディング最終報告を兼ねて

2020年04月20日 | 俳優座
何度か、このblogでも書いてきた
クラウドファンディングが4月15日に終わり、
89人のサポーターの皆様から
409,500円の支援を受けることができました。

改めて御礼申し上げます
また目標額を大幅に上回ったことも
重ねてご報告申し上げます。

台本等すでに用意できている製品は
翌16日からリターンを始めておりますが、
本番を撮影したDVDの編集が鋭意制作中
映像を含むコースを希望された方は
今しばらくお待ちくださいませ。

以上、今日はこれで書くことは終了です。



さて、以下は駄文。
個人的には初体験だった「クラファン」。
昭和世代の私には「無尽講」が連想された。
無尽(むじん)や頼母子(たのもし)、
あるいは頼母子講とも呼ばれる金融形態は
総じて「講」と呼ばれている。

鎌倉時代の『貞永式目追加法』にも記される
庶民の相互扶助のことで、江戸時代には大衆化。
明治以降は、営業を目的とした無尽業者もでき、
信金や相互銀行に至る(…かなり説明を省いています)
のだが、ここで言うのは、これら大規模な講ではなく、
近所や職場の仲間内で行う小規模なものだ。

親父がおかんに「今日は講だから」と家を出る日は
泊まりを意味していた。
月々一定額を納める会合は、集まって呑む方に重心?
と今になれば思わないでもないのだが、
子供の頃は「父が何か悪事に手を染めている」と
結構真剣に心配していた。

実際、江戸時代には無尽を賭博化した
「取退無尽(とりのきむじん)」が
陰富とともに禁制となるなど
際どさを内包したシステムを幼心に見抜いたか?

以上、相違点のほうが多いことは知った上で
「講」の話を少々……。

さてさて。
文中に登場した信用金庫。
統一キャッチフレーズは「Face to Face」。
94年から随分長く続いている。
演劇もまさにFace to Faceの芸術……。

時節に敏感な企業が、企画から稽古、公演まで
全てをオンライン上のZoomで行うと
発表したところがあるかと思えば、
ある行政は、映像配信に対して、
その出演料及びスタッフ費を補助する準備に
入っていたりもする。

言葉では言い尽くせない窮状だから、
嬉しくもあるのだけれど・・・
「演劇のFace to Face」の
一日も早い「復活」をただただ願うばかり。
コメント
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