今冬の初雪が大雪となり、各地の高速道路が通行止めになる等、大きな混乱が生じているようだが、雪による大災害が起きないよう願うばかりだ。
降雪、積雪のニュース、映像が届く頃になると 今は帰る家も無い北陸の山村の故郷の雪景色に思いを馳せたり、冬、雪に因む曲等が思い浮かんでくる。
「シーハイルの歌」も そんな曲のひとつだ。
今更になってネットで調べてみると
「シーハイルの歌」は 大正から昭和初期に大ヒットした流行歌、鳥取春陽作曲の「浮草の旅」のメロディーに 戦後 青森県五所川原出身の 林柾次郎が 新しい歌詞を付けて 「シーハイルの歌」としたもので、替え歌なのだという。
昭和30年代から40年代頃には 全国の歌声喫茶等でも 盛んに歌われていた「シーハイルの歌」。ダーク・ダックス等も歌っていて 当時の 若者の愛唱歌にもなっていた。
「シーハイル」とは ドイツ語の 「Schi Helli」、「スキー、万歳!」、スキーヤーの挨拶言葉なんだそうだ。
当時は、歌詞の中の 「ボンジュネ」、「アジャラ」・・等は なんのことやらさっぱり分らないまま なんとなく フランス語っぽくも感じながら 歌ったり聴いていたような気がする。実は 青森県内の山の名前、「梵珠嶺」、「阿闍羅」 だったことを知ったのは ずいぶん後年になってからのことで 「へー!、そうだったの」・・目から鱗になった記憶が有る。
YouTubeに 「シーハイルの歌」を見つけ 早速共有させていただいた。
当時の歌声喫茶のアコーディオン伴奏の大合唱が聞こえてくるような感じがしてしまう。
作曲 鳥取春陽、作曲 林柾次郎、「シーハイルの歌」
シーハイルの歌 五所川原農学校のスキー部歌を歌う緑咲香澄