たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」(再)

2020年12月24日 15時17分37秒 | 懐かしいあの曲

今年も 残すところ1週間余り、
あっという間に また 1年が過ぎ去ってしまった。
加齢と共に 時の過ぎ行く速さが加速しているような錯覚さえ覚え、愕然としてしまう。
クリスマスも 無縁の老夫婦だが、
今日は クリスマス・イヴ、
若い頃に聴いていた数々の音楽が 思い浮かんでくる。
1971年(昭和46年)に 反戦歌として ジョン・レノンオノ・ヨウコ作詞・作曲で発表された楽曲、「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった) Happy X'mas(War Is Over)」もその1曲。
初めて聴いたのは いつ、どこでだったか等 記憶にないが 
いつからか心に沁みて脳裏に焼き付いてしまい、
毎年 この時期になると聴きたくなってしまう。
今年も YouTubeから共有させていただいた。

ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」

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川柳で笑って忘年令和2年 「シルバー川柳」傑作選 その4(再)

2020年12月24日 09時19分37秒 | 川柳・俳句・五七五

公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が 2001年に 設立20周年を記念してスタートさせた「シルバー川柳の公募と入選作品の発表」。毎年9月の発表を楽しみにしている類で、「入選作品」を 当ブログ上でご紹介することについても 同協会のご承認をいただいている。
新型コロナウイルス感染拡大第三波が急加速し、忘年会、新年会も中止、旅行、帰省も自粛、各種イベントも取り止め、縮小・・・、迎える年末年始は 過去に経験したことのないようなさびしいものになりそうだが、せめて 川柳で笑い飛ばして 年を越したいものだ。
川柳の達人達の傑作、何度でも笑えてしまう「シルバー川柳」、改めて 
過去の入選作品の中から 独断と偏見、お気に入り作品を ご紹介させていただくことにする。

川柳で笑って忘年令和2年

(ネットから拝借無料イラスト)


街鏡そっと猫背の老い伸ばす (女性・69歳)

一日は長くて一年矢の如し (女性・61歳)

その昔惚れた顔かと目をこすり (女性・76歳)

転んでは泣いてた子が言う転ぶなよ (女性・44歳)

無病では話題に困る老人会 (男性・74歳)

いたわりも耳が遠くてどなりごえ (女性・81歳)

優先席座って行き先山歩き (女性・66歳)

古希になお叱ってくれる母が居る (男性・73歳)

万歩計歩数のびるが距離のびず (男性・65歳)

驚いた惚れる(ほれる)と惚ける(ぼける)は同じ文字 (男性・82歳)

定年後引き算ばかり上手くなり (男性・77歳)

居れば邪魔出掛けりゃ事故かと気をもませ (女性・77歳)

あの世ではお友達よと妻が言い (男性・64歳)

来生も一緒になろうと犬に言い (女性・56歳)

限界だ元号三つの歳計算 (男性・55歳)

この墓も入居間近とよく磨く (男性・56歳)

遺言を書いた安堵長生きし (男性・83歳)

年寄りに渡る世間は罠ばかり (男性・63歳)

医院前紅葉マークの展示場 (女性・77歳)

食事会薬でしめておひらきに (男性・79歳)

足腰を鍛えりゃ徘徊おそれられ (男性・68歳)

(つづく)

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鵲の 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

2020年12月24日 06時41分29秒 | 懐かしい小倉百人一首

昨年、書棚に詰め込まれていた古い書籍、辞書等を大胆に整理処分したことが有ったが、その際に、多分、長男か次男かが学生時代に使っていたものに違いない、文英堂の「小倉百人一首」(解説本・参考書)が目に止まった。パラパラと ページを捲ってみたところ、なかなか詳しく、分かりやすく、子供の頃、正月になると、必ず家族でやっていた「百人一首かるた取り」を思い出して懐かしくなり、「今更、向学心?」なーんてものではなく、ブログネタに?、頭の体操に?等と思い込んでしまい、処分せず、以後座右の書にしてしまっている。「小倉百人一首」は、奈良時代から鎌倉時代初期までの百人の歌人の歌を、藤原定家の美意識により選び抜かれた秀歌であるが、時代が変わっても、日本人の心情が呼び起こされるような気がする。
今年も残すところ1ケ月、師走に入り、初冬から本格的な冬を迎える。「小倉百人一首」で、季節を詠んだ歌の中では 「冬」を詠んだ歌は非常に少なく、一般的には、6首のみとされているようだ。「雪」や「霜」、「白」等という文字が含まれている歌が多く、「冬」の印象的な風景が詠まれているという。今回、「冬」を詠んだ歌を取り上げてみることにした。

(ネットから拝借画像)


百人一首で「冬」を詠んだ歌 その6

鵲の 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける

出典
新古今集(巻六)

歌番号

作者
中納言家持(ちゅうなごんやかもち)

歌意
(1)
見上げると 天の川のかささぎが渡したといわれる橋のあたりは
霜がおりたように白い。もうすっかり夜が更けたことよ。
(2)
宮中の御橋のあたりに置く霜が白い。
ああ夜も更けてしまったことよ。


注釈・補足

「鵲(かささぎ)」
カラス、尾長鳥に似た鳥、
中国の伝説では 七夕の夜に翼を並べて 
  牽牛と織姫の橋渡しをする鳥。

歌意には 二つの解釈が有る。
一つは 宮中の階(きざはし)を「かささぎの渡せる橋」と
例えて詠んだものとする解釈、
もうひとつは、七夕伝説を 冬の夜空にも見える天の川から連想した、
神秘的な気分を詠んだものとする解釈。
後者の解釈を重視した方が良いと考えられる。
いずれも 冬の夜更けに対する詠嘆の気持ちが強く表現されている。

中納言家持=大伴家持(おおとものやかもち)
「万葉集」編集の中心的人物。
万葉集後期の代表的歌人。
三十六歌仙の一人。
作歌数は 470首、
古今風、優美、繊細な歌が多い。
父親は 大伴氏の統領、大伴旅人(おおとものたびと)
中納言は 大臣・大納言に次いで国政を司どる重要なポスト。

川柳 

かささぎの橋を越えると天の原
    百人一首で 歌番号6「かささぎの・・」の次、歌番号7は
    「天の原・・・」(阿倍仲麿)で その順番のことと
大空の散歩を掛けた 洒落た句。


参照・引用
小野谷照彦著 解説本「小倉百人一首」(文英堂)


「百人一首で「冬」を詠んだ歌」・・(おわり)
   

 

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