今日は 久し振りの畑仕事で疲労困憊、
午後、横になったらとたん、うつらうつら
一眠りしてしまった。
夕食前の手持ち無沙汰な時間、
古いLPレコードに針を落とし、
ぼーっとしているところだ。
久し振りに リチャード・クレイダーマン。
「リチャード・クレイダーマンのすべて」(全14曲)。
若い頃、山田太一脚本による連続テレビドラマ「午後の旅立ち」のテーマソングで、初めてリチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman)を知り、時代は CD時代直前だった気がするが、どうしてもレコードが欲しくなり買ったものだった。CD時代になってからも、繰り返し繰り返し聴いていて、「午後の旅立ち」「愛しのクリスティーヌ」「渚のアデリーヌ」「星空のピアニスト」等 どの曲を聴いても懐かしい。フランスが生んだピアノの貴公子等と呼ばれていたリチャード・クレイダーマンの代表曲が収録されているが、その内の1曲「母への手紙(Lettre A Ma Mere)」を YouTubeから共有させていただいた。
レコードに添付されている曲目解説によると 「母への手紙(Lettre A Ma Mere)」は リチャード・クレイダーマンのプロデューサーだった オリビエ・トォッサン、ポール・ドゥ・センヌヴィル 共作の楽曲。
どんなに遠く離れていても常に我が子の身を案ずる母親、そんな母親の愛情も時にはうるさく感じてしまうが なにか有った時に最初に想うのは母親の大きな愛情。温かい母親の手をたまらなく懐かしく愛しく想うもので そんな気持ちをつづった手紙をイメージした曲なのだそうだ。
最近になってからのことだが、この曲を聴く時、4年前、2017年11月に永眠した母親のことを想ってしまうようになっている。「母への手紙」ではないが 昭和30年代に実家を離れて以降、母親がこまめにくれた手紙(封書)類が 数年前 押入れの奥から出てきて、タイムカプセルを開けるが如しの気持ちになったものだった。いずれ廃棄処分しなければと思いながら未だ保留になっている。
母からの手紙
気が強く、口やかましかった 若い頃の母親、
北陸の実家解体の際に持ち帰ってきたアルバムの中の写真から・・。