たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

爺さんの備忘録的蝶図鑑 その14 「ナミアゲハ(並揚羽)」

2021年10月16日 13時58分46秒 | 爺さんの備忘録的昆虫図鑑

子供の頃から、「アゲハチョウ(揚羽蝶)」という蝶名は、聞いたり、使ったりしていたが、数年前までは、蝶等にも、まるで興味、関心無く、目にも止まらず、詳しい名前も知らず分からずのままの爺さんだった。「アゲハチョウ」にも、いろいろな種類、名前が有ることに気が付いたり、知ったのは、つい最近のことのような気がする。
これまでも、畑地等で撮ったアゲハチョウの写真を、やたらブログにも挿入してきたが、「キアゲハ(黄揚羽)」と「ナミアゲハ(並揚羽)」の見分け方も分からずだったので、中には、間違った名前で書き込んでいたことも有ったかも知れない。
先日、ネットや図鑑等で調べて、「キアゲハ」、「ナミアゲハ」の違いを初めて知り、「なるほど・・・・」と納得、これからは、なんとか同定出来そうではあるが、しばらく見掛けないでいると、たちまち、「えーっと、えーっと、あれだよ、あれ・・、なんだったけ?」、咄嗟に思い出せなくなる老脳。記憶補助ツール、ブログ・カテゴリー「鳥、昆虫」に、書き留め置くことにする。蝶に詳しい方からは 「なーんだ、そんな蝶も知らなかったの」と笑われそうだが、蝶に疎い爺さんには、新情報、新知識。「爺さんの備忘録的蝶図鑑」にはなる。


ナミアゲハ(並揚羽)

アゲハチョウ科、アゲハチョウ属
特徴 成虫の前翅長は 4cm~6cm
   「キアゲハ(黄揚羽)」とよく似ているが、
   前翅のつけ根が黒ずんだ縞模様になっており、全体的に黒い部分が多い。
   日本各地で、最もよく見られるお馴染みのアゲハチョウで、
   一般的に 単に 「アゲハ」、「アゲハチョウ」と、呼ばれている蝶
分布 中国、台湾、朝鮮半島、、日本等 広く分布している。
生態 成虫は 4月~10月頃、都市郊外、農村、人家の周辺、草原、畑等
   日当たりの良い場所で見られる。
   花から吸蜜、水たまりや湿地で吸水する。
   冬は 蛹で越冬する。


2016年8月25日、畑の周りに蔓延っているキバナコスモスで吸蜜するナミアゲハ

2017年5月16日、畑地の地面に止まっていたナミアゲハ

2017年9月3日、畑地で見掛けたナミアゲハ

2021年8月26日、畑地の地面に止まっていたナミアゲハ


「ナミアゲハ(並揚羽)」と「キアゲハ(黄揚羽)」の違い、
遠目では 見分けが付かない感じがするが
前翅のつけ根の模様の違いで、見分けられる。

「ナミアゲハ」           「キアゲハ」

 


「美鈴湖讃歌」(再)

2021年10月16日 08時19分37秒 | 詩・エッセイ

7年も前、2014年7月4日、
「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に書き込んでいた記事を、
コピペ、リメイク(再編集)してみた。


「美鈴湖讃歌」(再)

記憶から完全に喪失していた物が、最近、不要雑物身辺整理中に出てきた。若かりし頃、若気の至りで、書きなぐっていたと思われる詩の類である。不揃いの便箋やレポート用紙等に、バラバラと走り書きしたような代物で、色褪せてカビ臭い茶封筒に詰まっていた。そのまま、ゴミ箱行きにすれば良さそうな物だが、数十年ぶりに目にして、タイムカプセルを開けるが如く、ある種、感動さえ覚えてしまい、全てを捨て去る前に、「青春の思い出の欠片」として ブログに書き留め置こう等と考えてしまった。今の爺さんには、気恥ずかしく、冷や汗が出るような、ぞっとするような、拙劣な詩の類ばかりだが、恥じも外聞もなく、そのまんま・・・・。

その中に「美鈴湖讃歌」と題した詩(もどき)が有り、「昭和40年1月20日」の日付が記されている。「美鈴湖(みすずこ)」で思い出せるのは、学生の頃、一度、当時、松本市郊外に在住していた親戚を訪ねたことが有り、さほど歳の差の無い若い叔母(母親の異母妹)と意気投合し、一緒に、「美鈴湖」に行った記憶である。冬のことで、それまでスケート等とは、まるで縁が無かった学生だったが、山の上の湖「美鈴湖」に案内され、生まれて初めて、スケート靴を履き、おっかなびっくり、へっぴり腰で、湖上を滑った思い出である。叔母とはいえ、若かった二人、ちょっぴり恋慕の情も有ったのか、デート気分で浮かれていたような気もする。そんな「美鈴湖」の印象を、旅の感傷と妄想で、詩にしたのかも知れない。その叔母も、後期高齢者で 今尚、松本市街で健在である。
「美鈴湖」は 長野県松本市郊外、美ヶ原への玄関口の一つにある、標高1,000mの人造湖。農業用かんがい水確保のため、古くから築かれていた、ため池「芦の田池」を改良し、昭和28年に「美鈴湖」と改称された湖なのだそうで、現在でも観光スポットになっている。

白銀の北アルプス

「美鈴湖讃歌」

夏 緑濃き 山影映し
湖畔に 小鳥のさえずりを聞き
爽やかなり 朝を迎えん
烈しき 天を仰ぎ見て
湖上に 浮かぶ たのしさや
友は 美ヶ原を駆け来たり
しばし 疲れを忘るるところ
青き 水面に 風清し

冬 松本市街を 眼下に眺め
白銀の北ア連峰と 相対し
美しき 銀盤を敷く
若人は その上に踊り
若人の影 乱舞して
湖(うみ)と山とを 滑り来て
名残惜しみて 振り返る
静かなり 美鈴 湖畔

(昭和40年1月20日)