今冬最強の寒気の襲来で、ここ数日、当地も、最低気温が氷点下になる日が多くなっているが、そんな厳しい寒さの中でも、健気に花を咲かせている植物の一つに、水仙が有る。
散歩・ウオーキングの途中でも見掛けるし、我が家の猫額庭でも咲いている。
春爛漫の候とは異なり、どこか寂しげな風情を感じてしまうが、どうなのだろう。
「水仙」から、思い浮かぶ曲の一つに、「七つの水仙」が有る。
記憶曖昧だが、昭和40年代前半頃だったろうか。ザ・ブラザーズ・フォアの「七つの水仙」が、よくラジオ等から流れていて、そのゆったり、しみじみした曲調が耳に馴染んだものだった。
歌詞の内容が、家も土地もお金も無い貧しい大学生が恋人に七つの水仙を捧げようと詠んだ恋詩だったことを知ったのは、かなり後年になってからのことだが、就職間も無い頃、独身寮で、薄給に喘ぎながら、なんとなく切ない?暮らしをしていた当時の気持ちが、「七つの水仙」の曲調とダブっていたのかも知れない。
今更になってネットで調べてみると、
「七つの水仙(Seven Daffodils)」は、元々、フォークソング・グループ、ウイーバース(The Weavers)が、1957年(昭和32年)に発表した楽曲で、1964年(昭和39年)に、ザ・ブラザーズ・フォア(The Brothers Four)がカバーしてから、大ヒットしたのだそうだ。
そして、「七つの水仙」は、「グリーン・フィールズ」、「遥かなるアラモ」等と並ぶ、ザ・ブラザーズ・フォアの代表曲の一つになっている。
ザ・ブラザーズ・フォアの「七つの水仙」 (YouTubeから共有)