鳥にも疎い爺さん、子供の頃から目の当たりにしていた スズメ、ツバメ、カラス、ハト位は、パッとみて直ぐに分かるが その他の野鳥については、実際に見ても 以前は、ことごとく「君の名は?」だった。
それが ブログをやるようになってからのこと、数多の方々の鳥の写真等を見て、次第に興味関心が湧き、散歩・ウオーキング途中、やたら写真を撮ってきたり、教えて貰ったり、自分で調べたりして、少しずつ分かる鳥が増えてきている。ただ、一度分かっても、そのそばから忘れてしまう老脳。ネット等から参照した情報を、記憶力減退老脳に代わる記憶補助として、ブログ カテゴリー 「爺さんの備忘録的鳥図鑑」に 書き留め置こう等と思っているところだ。鳥に詳しい方からは 「なーんだ、そんな鳥も知らなかったの?」と笑われそうだが 爺さんにとっては新知識、新情報、備忘録的鳥図鑑になる。
每年、周辺の山や川原、雑木林や畑地等に、草木の実や虫等が少なくなる12月下旬頃になると、決まって猫額庭に姿を見せるメジロ(目白)の番がいることに気が付いたのは、もう10数年前だったろうか。それまでは、メジロさえも、じっくり眺めたことも無く、名前は知っていても、実際にはどんな鳥なのかも、よく知らなかった類だったが、その愛くるしさにメロメロになり、以後、目の前で見えるように、出窓の前の植え込みに餌台を設え、ミカンやキウイの実を用意、「メジロ様ご夫妻熱烈歓迎!」の意を表している。ただ 毎度のこと、それを目ざとく見つけやってきて、「メジロ様予約席」を 我が物顔に占拠する鳥がいる。ヒヨドリ(鵯)である。
室内からメジロ(目白)の写真を撮ろうとカメラを構えている前で、堂々と大口を開け、あっという間に平らげてしまう。たまらず、窓ガラスを「ドン!、ドン!」、脅かすと飛び去るが、近くに退避するだけで、またやってくる。時には 威嚇するがごとく 「ギャー!、ギャー!」。睨まれもする。
招かざる鳥、ヒヨドリではあるが、お陰で? 鳥の写真の中では 一番写真が多いかも知れない。
ヒヨドリは 散歩・ウオーキングの途中でも あっちこっちにやたらいる鳥・・・、
「なーんだ、ヒヨドリか」・・・・だが、
ネタの無い日は モデルになってくれる。
ヒヨドリ(鵯)
スズメ目、ヒヨドリ科、ヒヨドリ属
形態 全長 25cm~28cm、
頭部から胴体は灰色、頬に褐色の部分が目立つのが特徴。
頭部の羽毛は他の部分より長く、冠羽状になっている。
翼や尾羽は灰褐色。
分布 日本、台湾、中国南部 等
日本ではどこでもよく見られる野鳥、珍しくもなんとも無い野鳥だが、
世界的には局地的に生息しており、
わざわざ ヒヨドリを見にやってくるヨーロッパ人やアメリカ人が
いるのだそうで 目から鱗・・である。
生態 本来 秋に人里に出てきて越冬し、
春には山地に戻って繁殖する冬鳥だったが
最近では、人家の庭木等でも営巣、
都市部でも繁殖する留鳥になっている。
柿等果物、キャベツ、カリフラワー、ホウレンソウ等の農作物を
群れで食害する野鳥として、あるいは鳴き声がやかましいとして、
歓迎されない面もある鳥である。
鵯の こぼし去りぬる 実の赤き 蕪村
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