たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い写真から蘇る思い出の山旅・その10

2022年05月02日 17時54分10秒 | 山歩記

これまでやたら撮ってきた写真が、外付けHDに大量に溜まってきており、時々、その気になって、不要、無用写真を大胆に削除しながら、散歩、旅行、山行・・・等のファイルに仕訳分類整理を進めているところだが、懐かしい写真を見掛けると手が止まってしまい、そんな古い写真を引っ張り出して、ブログネタにしているという次第である。


その10 「蓼科山(たてしなやま)」

今から19年前、2003年5月24日に、長野県の蓼科山を訪れたことが有った。まだまだ自営業を続けていた頃で、時間的、精神的、経済的に余裕が無く、夫婦で旅行等はおろか、草花や鳥等に興味関心を持つこと等もままならなかった頃だったが、忙中閑あり、土曜日、思い立って、気晴らしドライブを兼ね、日帰りで出掛けたものだった。蓼科山には、その何年か前にも、妻と次男と三人で訪れており、2回目の蓼科山だったが、実は、双子山山行のつもりで向かったものの、蓼科山7合目登山口の先で、林道が通行止めだったため、急遽、蓼科山に切り替え、山頂へピストンするあんちょこ山旅となったのだった。何故か、若い頃から、登りたい山リストの上位に上げていた蓼科山だったが、なかなか機会が無く、高齢になってやっと2回実現、気力体力減退の今となってはもう、遠い思い出の山となってしまっている。当時はまだ、デジカメを持っておらず、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)で撮り、プリントしていた写真がアルバムに貼って有って、後年、スキャナーで取り込んだ数枚が外付けHDに残っており、引っ張り出し、記録メモを見ながら、記憶を炙り出しているところだ。

(歩行ルート・歩程等)
蓼科山7合目・蓼科神社一の鳥居・駐車場→馬返し→天狗の露地→ザンゲ坂→将軍平→蓼科山山頂→(往路を戻る)→将軍平→ザンゲ坂→天狗の露地→馬返し→蓼科山7合目・蓼科神社一の鳥居・駐車場、(標準歩行所要時間=約3時間)

その日、自宅を5時半頃出発したようだ。中央自動車道の諏訪ICから、国道152号線(大門街道)、白樺湖、蓼科高原、夢の平林道へと、新緑、白樺林、カラマツ林の快適なドライブ、
渋滞がほとんど無かったようで、午前9時頃には、蓼科山7合目・蓼科神社一の鳥居・駐車場に到着したようだ。道路の両側に、40~50台駐車可能スペースが有り、トイレも有り。軽い朝食を取り、9時半頃に、スタートしている。

蓼科山7号目登山口

馬返し          天狗の露地

 

北斜面の登山路、予想外に残雪有ったが、
アイゼン装着の必要性は 無かったようだ。

将軍平から望む蓼科山山頂

蓼科山荘前で休憩

急峻な山頂直下にも残雪有り

11時頃、蓼科山(標高2,530.2m)山頂に着いたようだ、

昼食タイム

蓼科神社奥宮
石がゴロゴロ、独特な蓼科山山頂風景、

12時頃には、山頂を出発、往路を戻り、13時30分頃、蓼科山7合目・蓼科神社一の鳥居・駐車場に帰着したようだ。


(参照)
深田久弥著 「日本百名山」
「蓼科山」(抜粋)

古い本によると、浅間山を北岳、蓼科山を南岳と呼んで、この二山を東信州の名山としている。両方とも円錐形の恰好のいい山だから、昔の人の好尚にかなったのだろう。中仙道を下って北佐久の岩村田あたりまで来ると、千曲川の谷を差しはさんで、相対立したこの二山が旅人の眼を惹くのである。(中略)。名山であるから古くからいろいろな呼び名がある。昔は、立科と書かれていた。諏訪から望むと、完全な円錐形をしているので、諏訪富士とも呼ばれた。蓼科山は円錐形上にさらに円錐丘を戴いた複火山であって、富士に模されるのは実はこの円錐丘である。この円錐丘は、なかなか傾斜が急峻で、山頂に近いところでは三十二度ある。少し下っても、二十八度を示している。
   草枯丘いくつも越えて来つれども
     蓼科山はなほ丘の上にあり
と歌った島木赤彦の見たのも、この円錐丘であった。(中略)。島木赤彦に誘われて、「アララギ」の歌人たちは、蓼科高原を訪ねて、秀れた多くの歌を残した。
   信濃には八十(やそ)の高山ありと云へど
     女(め)の神山(かみやま)の蓼科われは   伊藤左千夫
   蓼科はかなしき山とおもひつつ
     松原なかに入りて来にけり          斉藤茂吉
中でも左千夫の絶唱であるところの
   さびしさの極みに堪へて天地(あめつち)に
     寄する命をつくづくと思ふ
は、やはりこの高原にあっての感動であった。(中略)。もう20年も前、秋の初め私は一人で大門峠から蓼科牧場へ行き、そこの牧場事務所で泊めてもらい、翌朝頂上へ向かった。(中略)。頂上は一風変わっている。大きな石がゴロゴロころがっているだけの円形の広場で、中央に石の祠が一つあるきり(現在は小屋が出来たそうである)。秋風に吹かれながら、石ばかりの頂上で私は、一時間あまり孤独を味わった。(後略)


 


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2 コメント

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Unknown (ひろし曾爺1840)
2022-05-03 08:12:47
◆👴◆たけじいさん・お早う御座いま~す!
💻何時もお越し頂きコメントや👍を有難う御座います。
(^_-)-☆今日も元気でGWの後半を多いに楽しみましょ~!
☆彡今日も素敵な情報を有難う御座いました!👍&👏で~す。
*👴*今日も投稿してますので宜しくお願いします!
🔷それではまた👋・👋!
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ひろし曾爺1840さん、おはようございます (takezii)
2022-05-03 09:47:12
有難うございます。
当地、今日は快晴です。
これから、お抱え運転手?、
あっちだ、こっちだ、走り回る1日になりそうです。
返信する

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