たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

振り返り記事 「ご招待客?と招かざる客?」

2018年12月26日 23時28分56秒 | 暮らしの記録

gooブログから丁度1年前に書き込んでいた記事が届いていました。

「へー! 去年は もう メジロが来ていたのか」
「ピラカンサの実は、ヒヨドリに食べ尽くされていたのか」

今年は まだ メジロを見かけません。
ピラカンサの実も、まだ残っています。
晩秋から初冬にかけて かなり暖かかった当地、
周辺の山や林、川原に 餌となる虫や木に実等がまだ有って 
わざわざ民家の庭までくることもないのでしょうか。

2017年12月26日の記事

 
ご招待客?と 招かれざる客?
先日 「メジロご一行様、熱烈歓迎?」するために 間に合わせの餌台を設え、毎日 古いミカンを乗せていましたが 翌日必ず無くなっていましたので 多分 メジロか ヒヨドリが 啄ばんでいる......
 

 

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2018年泳ぎ納め

2018年12月26日 21時20分10秒 | スイミング

毎週水曜日と土曜日の19時~20時には
スイミングクラブ成人クラスレッスンが有る。
出来る限り出席・・・を心掛けてはいるものの、
あれやこれや有って 休むこと多し、サボること多し、
それでも なんとか 細く長く 続いている。
今日は 2018年最後のレッスン日、
12月27日~1月3日は 休館となる。
休む(サボる)わけには いかないな・・・、
やおら 重い腰を上げ 出席し 
先程 帰ってきたところ。

今日は N指導員によるバタフライ中心のレッスン、
毎度のこと 基本、基本の繰り返し、
特に 今日は キックの足の位置、目線を注意された。

「バタフライのキック」
YouTubeから共有させていただきました。

2018年の泳ぎ納めとて、
レッスンの最後には
4種目連続 
クロール 50m、背泳ぎ 50m、平泳ぎ 50m、バタフライ 50m、
クロール 100m×2本、
が 有り
トータルでは 多分 1,100m~1,200m
泳いだのだと思う。

十分、十分・・・、
疲れを知らない?60代、70代のベテラン女性陣が、
レッスン終了後も尚
フリーコースで 50m×10本 泳いでいるのを
横目に見ながら そそくさと 引き上げてきた。
程好い疲労感と一杯のビールで、
いい気分になっているところだ。
今年1年間 なんとか続けてこれたが、
気力も、体力も 減退・・、
来年は 果たして?、

 

 

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感謝の気持ちの歳暮とお裾分け納め?

2018年12月26日 16時29分27秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

2018年も あとわずかになり、
今日は 長年無料で畑を使わせていただいている地元の元農家のHさん宅へ 感謝の気持ちの歳暮を届けた。
毎年 この時期に 届けるようにしているが 「清酒1本」と「みかん1箱」に 決めている。
随時 採れ立て野菜を上げたり お返しに栗や柿等をいただいたりの間柄になっており 気持ちの問題、
金額的に多い少ない云々は 無いと思っている。

今日は また 大根、白菜、京水菜、シュンギク、サラダ菜、赤大根等を 収穫。
多分 今年 最後の収穫になる、
早速、 
井戸水を使わせていただいている畑の隣りのMさん宅や
この地に引っ越してきて以来 懇意にしているEさん宅へ
今年最後のお裾分けをした。

午後には 今年最後の治療予約の歯医者へ。
治療は 年明けも 継続となるが、
年末にするべきことが ひとつひとつ終わり ほっと一息、
あと あれと・・、これと・・、

 

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振り返り記事 「年の暮 笑って終わりに したいなあ」

2018年12月25日 19時04分16秒 | 川柳・俳句・五七五

gooブログから 丁度1年前に書き込んでいた記事が 届きました。

2017年12月25日の記事

 
年の暮 笑って 終わりに したいなあ その1

公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」が 2001年に 設立20周年を記念してスタートした 「シルバー川柳」の募集と入選作品発表、毎年 楽しみにしている一人なんです。今年も 9月に......
 

 

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夕景

2018年12月25日 17時01分43秒 | 散歩・ウオーキング

夕方 ちょこっと出掛けましたが、帰る途中、日没、
西の空が 綺麗に焼けていました。
今夜も 冷え込み厳しそう・・、

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諸田玲子著 「幽恋舟」

2018年12月25日 08時08分37秒 | 読書記

つい数年前まで 時間的、精神的に余裕等無く、読書の習慣等まるで無かった類だが、仕事(自営業)を完全にやめてからは 自分の時間がたっぷり出来たことも有り、
最近では徐々に 「読書」も ライフスタイルのひとつになりつつ有るような気がしている。 
ただ 記憶力減退の後期高齢者とて 読んでも読んでも 直ぐに忘れてしまう。
半年前に読んだ本を うっかりまた図書館から借りてきて 読み始めて気が付く等も数回有り 困ったものだ。
そこで 老脳の記憶の補助にもなってくれるブログに 書き留め置くことにしている。
読んだ本の記録、確認にもなるし、作者、作品の類別にも役立つ。 
相互読者登録している数多の方々の中には 素晴らしい「読書録」的ブログも有り、大いに参考にさせていただこうと思っている。

図書館から借りていた 諸田玲子著 「幽恋舟」(上)(下)を 読み終えた。
「大活字本」である。
「大活字本(大活字版)(大活字図書)」とは 弱視者(低視力者、高齢者等)にも読みやすいように 文字の大きさや行間を調節して 大きな活字で組み直した本のことで 当然 分冊になったり 値段も割高になるため 主に 障害者や高齢者施設や公共図書館等で所蔵される類になっていると思われる。
細かい文字列を追って なかなかページが進まない「文庫本」等に比して 「大活字本」は ページを捲るスピード感が俄然違い、一気に読み切れるような気がしてしまう。

  (大活字本)

諸田玲子著 「幽恋舟(ゆうれんぶね)」

主人公は 禄高1700石の旗本で 代々無役の寄合衆の杉崎家の当主 杉崎兵五郎、47歳
房総へ往来する船舶を監視する中川舟番所勤務を任じられているが、泰平の世が続き 形骸化し退屈極まり無い職場。
7年前に妻を亡くし、2人の娘を嫁がせ、嫡男に 舳之助がいる。何の心配もないかわり 気持ちの張り合いもない日々。
夜勤交代時間前、「まもなく明六だ」、眠気と必死に戦っていた兵五郎が 小名木川の航行がまだ許されていない夜明け前に、
舳先に十七、八の娘を乗せた平田船が通過して行くの見たことから 物語が始まる。 
目をこすり、夢か幻か 幽霊舟にも見えたが 魂を抜かれた思いで停止出来なかった。同僚は本気にしない。
兵五郎は、身分を越えて親しく付き合う御家人で 町奉行定廻り同心、大島哲之進に打ち明け、情報収集を依頼する。
次の夜勤に就いた兵五郎は 久々に虎視眈々と監視、激しい風の中 朝方と同じ平田舟が舳先の提灯を消して 漕ぎ進んできた。
「おい そこの舟、止まれ」、追跡すると、娘(たけ)が川の中に身を投げた。これを助け 事情が有りそうな 娘たけと従者つるを自分の屋敷に連れもどり養生させるが たけの出生の秘密や意外な事実が次第に明らかになって行き、ある藩のお家騒動の渦中にまで巻き込まれ 兵五郎も刺客に襲撃されたりする。
47歳の兵五郎17歳のたけ、歳の差30歳の双方の想い、恋心が 物語の展開の主題になっているような気がするが 最終 拾参の章、拾四の章では 一転 武士者時代小説に見られる 激しく緊迫した斬り合い場面もある。
「お鳥見女房シリーズ」、「日月めぐる」で 諸田玲子氏の作品に魅力を感じているが 「幽恋舟」も 期待を裏切らない作品だと思った。

 

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振り返り記事 「いざ歌え、いざ祝え」

2018年12月24日 19時15分16秒 | 暮らしの記録

gooブログから 丁度1年前に書き込んでいた記事が 届きました。
すっかり忘れていましたが そう言えば・・・、

2017年12月24日の記事

 
ウィーン少年合唱団(vienna boys choir)

いざ歌え、いざ祝え / ウィーン少年合唱団(vienna boys choir) ...
 

 

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あさのあつこ著 「かわうそ・お江戸恋物語」

2018年12月24日 11時33分19秒 | 読書記

図書館から借りていた あさのあつこ著 「かわうそ・お江戸恋物語」(祥伝社)を 読み終えた。

あさのあつこ著 「かわうそ・お江戸恋物語」

(目次)
その1 恋の病にゃ薬は効かぬ、
その2 浮世の生き方、
その3 想いの行きつく先は、
その4 恋や恋、
その5 巡る定めの冬月夜、
その6 嘘と真の間には、
その7 迷い縺れる恋の糸、
その8 泣いても叶わぬ恋闇か
その9 恋をせんとて生まれけん、
その10 恋は咲く花、散る定め、
その11 お江戸の恋の定めとは、
その12 お江戸恋語り、

主人公は 江戸本所深川六間堀町の太物問屋「あたご屋」の跡取り娘 お八重(17歳)、
母親を亡くしたものの、父親の重蔵と祖母の久利、伯母のお竹、お付女中になったおちか(16歳)に囲まれて、何不自由なく幸せな日々を送っていたお八重だが ある日 伯母のお竹の見舞いに行った帰り道、ならず者にいちゃもんをつけられ、助けてくれた 「川獺」と名乗る男に出逢った瞬間から 人生が一変することになる。
余りにも極端過ぎるが 世間知らずのお八重は 素性も分らぬ男「川獺」に 初めての恋に落ちてしまったことから物語が始まる。
「恋しい人に会いたい」一心で 突っ走るお八重、
「川獺」の正体も分らないまま 一途に信じ続けるお八重、
乙女の強烈な恋心の描写は 物語の最後まで続くが、
お八重は 行く先々で起きる事件、不穏な影に巻き込まれていく。
そんなお八重のもとに 岡っ引の仙五郎親分が現れることになる。
仙五郎親分は 「剃刀の仙」と呼ばれるほどの切れ者、凄腕の岡っ引。
「あらまっ」が口癖のお付女中のおちかとの なんともたわいない会話で始まる物語であるが
後半は ミステリーっぽくなり 最終の 仙五郎親分の解き明かしで お八重も読者も納得することになる。
盗人集団「川獺の政次」と「川獺」グループのどんでん返しで 決着がつくが、
仙五郎親分は どちらにも 上の上、さらに上の者が絡んでいたとほのめかす。
闇の集団、「必殺仕事人」をも 想わせる。
いつか、きっと・・・、
23歳になったお八重は店を切り盛りしながら 江戸を離れて行った「川獺」を待ち続けるところで 物語は終わる。
なんとも 軽いタッチながら 裏の裏の世界まで組み込んだ構成等 山場も有り 一気に読める作品だと思った。

 

 

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もういくつ寝ると・・・、

2018年12月24日 09時52分02秒 | 暮らしの記録

2018年(平成30年)も 残すところ1週間になり・・・、、
平成時代最後の歳末ということで いささかの感慨を覚える今日この頃。
毎年 この時期になると 新聞等でも 1年間を振り返り 「今年の重大ニュース(十大ニュース)」とか 特集記事が多く見られるようになりますが、日本漢字能力検定協会の2018年「今年の漢字」にも 「災」が選ばれたように 今年は 全国各地で 大きな自然災害が発生し 今尚、ご不便、ご苦労されておられる方々が有る歳末、
大小さまざま被害に遭われた方々にとっては 「災害」が 大きな出来事の筆頭ではないかと思います。



では わが家、わが身にとって 今年はどんな年だったのだろうか?、
ブログに書き込んできたあしあとを辿って 振り返ってみました。
幸い 大きな自然災害の被害にも遭わず 些細な出来事しか浮かび上がってきませんが、
これも 2018年(平成30年)の ひとつのまとめ、
自分用の備忘録として、書き留めておこうと思います。

想定外の出費が有りました。
◎相次ぐ家電の故障(寿命・修理不能)、買い替え、
 洗濯機、ブルーレイ・ディスク、オーブン・トースター、インジェクト・プリンター、シェイバー、等々)
◎親族親戚の葬儀法事で4回も新幹線で帰郷、
 母親の一周忌法要、相次いだ叔父の葬儀法要で 香典、交通費、宿泊費で大出費

家計費の節減取り組み。
◎減車、
 これまで 長年 車2台の暮らしをしてきましたが 不便になること覚悟の上、3月 1台を手放し(廃車)しました。

些細な出来事、
◎認知機能検査・高齢者講習・運転免許証更新、
 後期高齢者とて いずれ免許証返納を視野に入れながらも更新、慎重、安全運転に徹していきます。

◎抜歯、
 残っている歯の内 右下の歯が ついにダウン。また1本 自分の歯を失った年となりました。

◎次男単独来日逗留、
 運転免許証更新手続き等を兼ねて 1週間逗留。

◎卒業以来初めてクラス会出席、
 もう 最初で最後になるかも知れない?という思いもあって・・・・、

1年を通じて 前年とほぼ変わらず出来たこと等
◎野菜作り・畑仕事(無理せず、出来る範囲で・・・)
◎スイミングクラブ成人クラスレッスン出席(細く長く、マイペースで・・・)、
◎周辺の低山歩き(八重山、景信山城山高尾山陣馬山、鉄砲木ノ頭三国山・・・)
◎日帰りや1泊2日の小さな旅(亀戸七福神巡り、小田原曽我梅林、水沢観音伊香保榛名箕郷、犬吠崎佐原、行田古代蓮・・・)
◎年1回の経過観察検査通院、月1回の検査通院等(大きな変化無し)

こんな些細なことしか浮かび上がってこない2018年(平成30年)でしたが、
身体に爆弾を抱えている後期高齢者としては 御の字の年だったと言えるのかも知れません。

 

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堺屋太一著 「三人の二代目」

2018年12月23日 08時46分52秒 | 読書記

図書館から借りていた 堺屋太一著 歴史小説 「三人の二代目」(講談社)(上)(下)を やっと、やっと、やっと 読み終えた。
記憶力、気力、視力減退の爺さん、長編小説は 敬遠していたはずなのに、つい手を伸ばして 読み始めてしまったもの。
上杉景勝、毛利輝元、宇喜多秀家、三人の二代目の生涯と とりまく時代の激しい変遷を同時進行的に描かれている長編小説。
歴史の勉強をするが如く 前後の関連を読み返しながら 読み進めなければならず、正直 疲れ果ててしまった。
つい最近まで 読書の習慣等まるで無かった爺さん、
もちろん 堺屋太一氏の作品を読むのも初めてのこと。
元通産官僚、元経済企画庁長官、元内閣特別顧問、元内閣官房参与・・・等という略歴を持つ 小説家、作家 堺屋太一氏には、
「油断!」、「団塊の世代」、「峠の群像」等々、現代小説、歴史小説等 数多の著書が有る。 

  「三人の二代目」(上)(下)

堺屋太一著 「三人の二代目」

(目次)
(上)「北の異変」、「選択と集中」、「義か利か」、「赤い知恵・黒い知恵」、「それぞれの春」、「天下の形勢」、「天秤(てんびん)傾く」、「新たな戦局」、「改革は難しい」、「鬼が出た」、「戦(いくさ)に是非なし」、「天下布武(ふぶ)大戦略」、
(下)「天変人異」、「業火の後」、「二代目の覚悟」、「天下分け目の水無月(みなづき)」、「天秤(てんびん)の分銅」、「待つことの勇気」、「新しい天下」、「天下の形」、「天下統一」、「偽りの日々」、「問題の人」、「決断の秋(とき)」、「生き残る戦い」、

 

天正6年(1578年)3月9日の昼下がり 越後春日山城の陣屋で 出陣前の上杉景勝(24歳)
お館上杉謙信が 卒中で倒れたことを聞き、「何、お館様が・・・」、
驚きの声を発する場面から物語が始まっている。
即 生涯妻子を持たなかった偉大な領主 上杉謙信の跡目争いが発生することになる。
上杉景勝は 謙信の姉(仙桃院)の子供(謙信の甥)、
(謙信の姉は 嫁いだ坂戸城主長尾政景が溺死したことで未亡人となり 謙信が引き取り春日山に住まわしていた)。
跡目候補には もう一人、景勝の姉(謙信の姪)の婿 上杉景虎(前小田原城主北条氏康の七男)がいる。
(謙信から 自身の名「景虎」まで与えられたいた)。
景勝は 「御館の乱」で 景虎を討ち 上杉二代目となるが 母親仙桃院(謙信の姉)には頭が上がらず なにかとお伺いをたてる。
領地内での反乱、越中、信濃、上野等 四方との戦い、信長や秀吉との確執、豊臣末期、五大老に名を連ね、家康と敵対し、和睦し 江戸時代に入り 米沢30万石を保ち続けた。
古希を超えた母親仙桃院にして 「先代の謙信公は稀代の英傑と言われたが 生涯に得た領地は やっと60万石、景勝そなたはその半分を保てれば上出来でしょう」と言わしめ 「なるほど」と景勝は頷く。まさに 生き残る戦いが続いたのだ。



物語は 同時進行で 二人目の二代目毛利輝元を描き出す。
毛利家は 「三本の矢」で知られているように 毛利元就が 毛利隆元、吉川元春、小早川隆景、三頭体制を敷いていたが 長男隆元が急死、元就は その子供輝元(元就の孫)を跡継ぎし 後見役になった。
8年後には元就が死去、20歳代の輝元が名実 お館になった。 
元々 決断力に欠ける輝元、小早川隆景、吉川元春という叔父の存在があって、力量有る専務に ぼっちゃん育ちの社長が 右往左往している、優柔不断な二代目として描かれている。
豊臣末期、五大老の一人となったが 専横極める徳川家康阻止の旗頭になり、関が原の戦いの総大将となった毛利輝元に対し、
家康は 「捕縛した石田三成らは極刑に処す。そうであれば 敵軍総大将に就いた毛利殿に何の咎めもなしとは参らぬ」と 言い渡した。
中国八ケ国123万石から37万石になった毛利家、髪を落とし 名を宗瑞と改めた輝元は その後再建に取り組み 戦国大名が半数以上消え去る中で生き抜いた。

三人目の二代目、宇喜多秀家の物語は 天正6年(1578年)3月23日、上杉謙信が死んでから10日経っている備前岡山城本丸奥座敷から始まっている。
城主宇喜多直家(50歳)とお福(30歳)の子 八郎(6歳)は 教育ママ、母親お福の完璧なレールに素直に乗って、豊臣末期の五大老の一人となり やがて 時運に巻き込まれ、関が原の戦い後は 休復と改め 島津家の庇護を受け 大隅に仮寓、
家康の裁きで 久能山に幽閉され さらに八丈島に流刑となり、明暦元年(1655年)、関が原の戦いに関与した全てが死に絶えた後まで生き、長寿を全うした。
イメージとしては 素直な子供、さわやかなイケメン青年、物事の裏を読めない真面目人間。
休復が幸せだったのは 「太閣を一度も裏切らなかったこと」との誇りを持ち続けたことと、愛妻豪姫の全き愛情を得ていたこと。
と作者は 述べている。
八丈島には 満足そうな表情をした休復の木像が有るのだそうだ。

随所に 作者堺屋太一ならではの 現代の企業経営、人事等に例える記述もあり 「フム、フム」頷いたりしてしまう。
情報収集、情報分析、微に入り細の戦略、等々、
ボリュームが多き過ぎて 読み切るに やや梃子摺る作品だと思われた。

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