たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

藤沢周平著 「孤剣・用心棒日月抄」

2019年01月25日 19時42分17秒 | 読書記

図書館から借りていた 藤沢周平著 「孤剣・用心棒日月抄」 (新潮社)を 読み終えた。
先日 読んだ 「用心棒日月抄」の続編、「用心棒日月抄シリーズ」第2作目の作品である。


「孤剣・用心棒日月抄(こけん・ようじんぼうじつげつしょう)」

(目次)
「剣鬼」、「恫し文」、「誘惑」、「凶盗」、「奇妙な罠」、「凩の用心棒」、「債鬼」、「春のわかれ」

中老間宮作左衛門のクーデターにより 東北の架空の小藩の藩政に落ち着きが戻ったかに見えたのも束の間、旧大富丹後家老派の連判状が 大富丹後の甥、大富静馬が持ち出したことが判明、旧大富派残存勢力への対応が不十分になってしまった。
中老間宮は 青江又八郎を強制的に脱藩させ、その連判状を取り戻すように命令を下す。
幕府も 藩の取り潰し材料として 公儀隠密を繰り出して 連判状を狙っており 三つ巴の難しい争いになっていく。
又八郎は 再び 使命を公にすることが出来ない浪人となり 江戸に戻り、前作と同様、裏店に住み 日々の糧を得るため 口入れ屋の相模屋吉蔵の斡旋による人足仕事や用心棒等して暮すことになる。
前作で 又八郎が帰藩の途中に襲われた女刺客佐知は 藩の隠密組織嗅足組の江戸屋敷の頭目だったことが明らかになるが 今作では 大富静馬の行方捜索、連判状奪回に 強力な協力者となって活躍する。 
今作全体、又八郎と佐知の 非情なビジネス的結びつきと 魅かれ合うプライベートな心情が主題になっているように思う。
連判状を懐にして 国許へ帰る又八郎を 千住上宿のはずれでこっそり見送る佐知、それに気がついた又八郎。
「それは どこか胸を苦しくする思い出だった。又八郎は顔をうつむけ ゆっくり足を運んだ」
で 今作は終わっている。
ただし 国許に帰り 妻由亀との平穏な暮らしに戻ることを 許されないであろう剣客、青江又八郎、
佐知との交情も 次作への伏線になっているようで 楽しみになってくる。 

(次作 「凶刃・用心棒日月抄」に つづく)

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豊洲市場と築地場外市場

2019年01月25日 17時50分21秒 | 散歩・ウオーキング

野暮用が出来、先週に続いて 東京都心に出掛けることになりました。
せっかくの機会なので ちょこっと道草をしよう・・・、
と いうことで
昨年2018年10月11日に開場、営業開始した豊洲市場見学と 解体工事中の築地市場、築地場外市場を 巡ってきました。

豊洲市場は 2004年に 「豊洲新市場基本計画」が策定してから 土壌汚染が発覚する等が有り 何度も延期を繰り返しながら 14年の歳月を掛けてやっと完成した市場です。

JR新橋駅ホームから見える駅前、

新交通ゆりかもめ新橋駅から、
レインボーブリッジ、お台場、有明、そして 市場前駅へ

ゆりかもめ車窓からは 新しい大都会東京の風景が楽しめます。
混んでいて 写真撮影は ちょっと無理でした。

東京ビッグサイト

ゆりかもめ市場前駅

水産仲卸売場棟、

とにかく広大、見学コースの一部を巡っただけで 市場前駅に戻り、
ゆりかもめ終点 豊洲駅へ、
豊洲駅から 東京メトロ有楽町線で 月島駅へ、
月島駅から 都営地下鉄大江戸線で 築地市場駅へ、
途中下車です。

1935年(昭和10年)から80年以上に渡り 都民へ安定した生鮮食料品を供給してきた公設の卸売り市場、築地市場は、
昨年10月6日に営業を終了、現在解体工事が行われています。

築地場外市場は 以前と変わらず営業を続けており 観光客も入り混じり 大変な賑わいです。

やっぱり 築地場外市場のような雰囲気の方が懐かしく、いいですね。

今回は 特に買い物の目的も無く 時間の余裕も無く サラッと巡っただけで 
再び 築地市場駅から 都営地下鉄大江戸線で 帰途に付いたのでした。
そんなに歩いたような気がしませんでしたが スマホの歩数計で 約11,000歩、
帰りの電車で 船を漕ぎながら・・・。

 

 

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「ツイスト・アンド・シャウト (Twist And Shout) 」

2019年01月24日 21時58分43秒 | 懐かしいあの曲

「ツイスト・アンド・シャウト (Twist And Shout) 」は 元々 バート・ラッセル・バーンズ作詞、作曲の 1960年代初期に流行したリズム・アンド・ブルースの楽曲だったが ビートルズが カヴァーし大ヒット、以来 代表的なロックンロールナンバーになっているような気がする。

ビートルズ(The Beatles)の 「ツイスト・アンド・シャウト(Twist And Shout)」
YouTubeから共有させていただく。


サラ川

2019年01月24日 09時04分44秒 | 川柳・俳句・五七五

新聞やテレビでも報道されていましたが 1月22日に 第一生命保険が毎年募集している 「サラリーマン川柳(サラ川)」優秀作100句が 発表されました。
優秀作100句は 全国から寄せられた43,691句の中から第一生命保険社員等が選んだ句のようですが さらに 3月15日までの 同社ホームページ上での投票により ベスト10を決め 5月上旬に 改めて発表される予定のようです。
平成最後のサラリーマン川柳、時代の節目を表現した句、最近の潮流を自虐的に表現した句、等々、いずれも川柳の「才能有り」の人達の傑作揃い、
思わず 吹き出してしまったり、有る、有る 頷いてしまったり、上手い、座布団2枚・・と膝を打ってしまったりする句ばかり。
頭カチカチ、ユーモアセンスゼロ、川柳の才まるで無しの爺さん、ただただ 感じ入ってしまいます。

一部ご紹介させていただきます(順不同)

「いい数字 出るまで測る 血圧計」
(毎度 やっています)

「納税で 知らない土地も ふるさとに」
(わが家も 長野県とか 山形県とか 茨城県とか 鳥取県とか)

「病院へ 来ない仲間を 心配し」
(病院仲間?)

「議論無し そだね だけの 役員会」
(そだね・・2018年の流行語)

「前向きに 検討しますと 後ずさり」
(遺憾の意、善処します、二度とこのような・・・)

「ジム帰り かいた汗より 重い酒」
(同類です。「泳いだ後 ビールじゃ 減量ままならず」)

「人事異動 オレの後任 人工知能」
(笑い事でなく そんな時代がやがて・・)

「ジュエリーを 平成最後と ねだる妻」
(平成最後・・・4月までは続きそう?)

「俺四番 野球じゃないよ 風呂の順」
(花の4番打者、今じゃ 最後に入って風呂掃除?)

「飲み会の 日程調整 まず妻と」
(わが家も同じく お伺いを立ててから・・・)

「見える化を したのに見えない 小さい字」
(逆に 字が小さくなって・・・)

「例の件 ありすぎて困る 何の件?」
(あれを、あれして・・・は 似て非なるか)

「顔認証 今では無理な クラス会」
(40年ぶり、50年ぶりじゃ 浦島太郎?)

 

 


振り返り記事 「雪またじ」

2019年01月23日 21時39分54秒 | 暮らしの記録

gooブログから 丁度1年前に書き込んでいた記事が 届きました。
どうやら 昨年の今日は 前日降った雪の片付けをしたようです。

2018年1月23日に記事

 
雪を踏む 感触 恋し 爺散歩
雪が降った翌日の朝には、向こう三軒両隣、誰からともなし スコップで除雪を始めます。日中 あまり陽が当たらない路地のため 車の出入り等で いったん圧雪、凍結してしまうと なかなか溶け......
 

今冬は 今のところまだ 1度も積雪が有りません。

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藤沢周平著 「用心棒日月抄」

2019年01月23日 05時05分28秒 | 読書記

図書館から借りていた 藤沢周平著 「用心棒日月抄」(上)(下) (大活字本)を 読み終えた。
借りてきてから分ったことだが 「用心棒日月抄シリーズ」の第1作目の作品で 続編に 「孤剣・用心棒日月抄」、「刺客・用心棒日月抄」、凶刃・用心棒日月抄」が有る。

 
(大活字本)

「用心棒日月抄(ようじんぼうじつげつしょう)」

(目次)
「犬を飼う女」、「娘が消えた」、「梶川の姪」、「夜鷹斬り」、「夜の老中」、「内儀の腕」、「代稽古」、「内蔵助の宿」、「吉良邸の前日」、「最後の用心棒」

主人公 東北の架空の小藩の馬廻り役百石の武士だった青江又八郎は 家老大富丹後一派の藩主壱岐守毒殺計画遂行の密談を偶然耳にしてしまい 許婚由亀(ゆか)の父親平沼喜左衛門に相談したところ その父親も大富一派に組していて いきなり又八郎に斬りかかってきたため 又三郎は 反射的に 喜左衛門を斬ってしまった。
又八郎は 許婚由亀を残したまま脱藩し 江戸に出て 裏店に隠れ住む浪人となったが 糧を得るため 口入れ屋(人材斡旋業のようなもの)相模屋吉蔵の紹介で 人足仕事や用心棒等をしながら暮している。
国許から差し向けられる 大富一派の追っ手(刺客)と 再三立ち向かうが 梶派一刀流の剣客である又八郎は これを悉く討ち返す。
次第に 赤穂浪士に絡む用心棒が多くなり 赤穂浪士の動向や赤穂浪士吉良邸討ち入りにも 関わってくる。
赤穂浪士討ち入りを見届けた頃には、国許の情勢が大きく変わり 家老大富丹後と対立する中老間宮作左衛門の要請により帰藩し 家老大富丹後上意討ちに加担する。
許婚の由亀は 父平沼喜左衛門の敵である又八郎にも拘わらず 又八郎の祖母と共に 又八郎の帰藩を待っていた。
藩は 中老間宮作左営門の発言力が高くなり 又八郎は 百石、馬廻り役の武士に戻り 由亀と結婚し平穏な日々が続くかと思われたが 家老大富丹後の甥大富静馬と 女刺客佐知の存在が有り 次作への伏線になっている。
藤沢周平作品には 1話完結の短編物も多いが 本シリーズは 長編の時代小説の組み立てになっている。

(次作 「孤剣・用心棒日月抄」に つづく)

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まんまるお月さん

2019年01月21日 19時57分41秒 | 暮らしの記録

夕食後 何の気なしに夜空を眺めたら まんまるお月さんが・・・・・。
そう言えば 1月21日は満月 と どなたかのブログで拝見したような・・・、
ネットで確認してみましたら 「1月21日 14時16分 月齢 15.1 満月」と 有りました。

早速 一眼レフ、望遠レンズを引っ張り出して 何枚か撮ってみましたが、
視力減退爺さん、
毎度のこと、ピントをしっかり合わせられないまま カシャ、カシャ、 
ついでに 市街地の夜景も・・、

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藤沢周平著 「消えた女・彫師伊之助捕物覚え」

2019年01月21日 14時17分24秒 | 読書記

図書館から借りていた 藤沢周平著 「消えた女・彫師伊之助捕物覚え」(立風書房) を 読み終えた。
「彫師伊之助捕物覚え」シリーズの 第1弾である。

「消えた女・彫師伊之助捕物覚え」

(目次)
「かんざし」、「やくざ者」、「ながれ星」、「離れの客」、「おうの」、「遠い記憶」、「闇に飛ぶ」、「凶刃」、「春のひかり」

主人公の伊之助は 元 凄腕の岡っ引きだったが、女房が男と駆け落ちした挙句 無理心中してしまった心の痛手から 岡っ引きをやめ、一人暮し、版木彫りの職人になり 職場と裏店を往復する平凡な暮らしをしていたが、
岡っ引きをしていた頃の恩義の有る老親分弥八から 行方不明になっている一人娘おようの捜索を頼まれてしまい 断り切れず 捜索を開始する。
職場彫藤に通いながらも 次第に岡っ引き時代の張りが戻り 定待ち回り同心半沢清次郎等と情報交換しながらも 深みにはまっていく。
十手を持っていない人間に 捜索の難しさが有る。
かぎまわる邪魔者を消そうとする危険が まつわりついてくる。
それでも 伊之助は 岡っ引き時代に培われた読み、カンを駆使し、やわらや拳法で身を守り、およう救出に執念を燃やす。
およう捜索をしていく中 材木問屋高麗屋と工事奉行臼井殿との暗い関係等、緻密かつ複雑に絡み合う人物を 少しづつ洗っていく、門前仲間町等江戸下町を舞台にした ハードボイルド的探偵小説のような感じのする作品である。
最後まで 緊張感が有り 飽きがこない。
何日か掛けて読むつもりでいたが 読み始めたら引き込まれ 一気に読み切ってしまった。

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ピラカンサの実すっからかん

2019年01月20日 16時38分08秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

昨年の晩秋から初冬に掛けては 比較的暖かかったこともあり 周辺の山や畑、川原等に餌となる虫や木の実等が豊富だったせいでしょうか 毎年 師走にはやってきて 庭のピラカンサの実を食べ尽くすヒヨドリやムクドリの群れが 年末年始、未だやって来ませんでした。
ヒヨドリもムクドリも あまり歓迎したい鳥ではありませんが ご馳走が有るのに来ないとなると、
なんとなく 「おかしいな?」と 思ってしまったりします
それが 正月3ヶ日を過ぎた頃から 毎日群れでやってくるようになり 気がつくと すっからかんです。
先日まで 啄ばみ難い 下部の垂れ下がった枝の実が少し残っていましたが それも 全て食べ尽くされました。
ただ 食い散らかした実が 地面にかなり落ちており ここ 2~3日は 地面に降りて 落ちた実を啄ばんでいます。
いよいよ 餌となる虫や木の実が少なくなって ピラカンサの実も貴重な食料になっているんでしょうか。

 

昨年暮れまで有った実、

四方八方に張り出している枝葉、隣家の顰蹙を買っているのではないかと気になりながらも、
ヒヨドリ、ムクドリに 食べ尽くされてから 剪定をするつもりでいましたので、
近日中にはまた ど素人年寄り庭師の出番になります。

芽吹くベニカナメ、

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平泳ぎ中心レッスン

2019年01月19日 22時11分50秒 | スイミング

当地 今日は 最低気温-2℃前後、最高気温11℃前後だったようだが、
風が強く 体感的には かなり厳しい寒さに感じる1日だった。
特に 外出の予定もなく なんとなくボケーっと過してしまったが、
いかん、いかん・・・、
気合を入れ
19時~20時のスイミングクラブ成人クラスレッスン土曜日に出席、
先程 帰ったきた。
1月の第3週目となり 今日は O指導員による平泳ぎ中心レッスン
特に ストローク姿勢、手の位置をチェックされ、
出席者がいつもより少なかった分、一人一人 懇切丁寧に指導された。
レッスン終了後、
今日は居残り、フリーコースで ベテラン女性陣の後ろにくっついて、
クロール 50m×10本、4種目 25m×4本 なんとか泳ぎ切った。
さらに 面倒見の良い超ベテラン女性KOさんを掴まえて? 
背泳ぎのスタート等の手ほどき、アドバイスを受け、
(手取り?、足取り?)
引き上げが かなり遅くなってしまった。
帰ってきてからの遅い夕食、毎度のこと 1杯のビール(格安缶ビール)で、
いい気分になっているところだ。

平泳ぎ・YouTubeから共有させていただいた。

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