古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

「機械・春は馬車に乗って   ・横光利一」

2015-10-08 14:36:22 | 小説の紹介
今日ご紹介させていただく、小説は、横光利一さんの




「機械・春は馬車に乗って」新潮文庫です。




全部で10篇の大正時代から昭和にかけての作品を集め




た作品集です。どの短編も印象深いのですが、特に




「時間」という役者12人が宿に泊まっていて、座長が失




踪して、仕方なく残ったものも逃げだすという、ちょっ




とドタバタも入った感じの作品ですが、これが印象深




いです。「微笑」は狂人というウワサのある男。戦争




はどうなってゆくのかという中で、狂気にさえ縋って




生きる人たちを描いています。




ぜひ、機会があったら、読んでみてください。





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