昭和47年 新潮文庫
古本屋みたいなことをやっていると、いろんな
本が持ち込まれてくる。この本もそうだ。
49年前の本かあ、と何気なくよんでみると、ハ
マってよんでしまった。大して、シチリアとかイ
タリアにはキョーミはないのだが、初期塩野作品
らしく、初々しさもあり、みずみずしい感性に溢
れていて、ステキだ、と思わず、ステキになりたい
ぼくは熟読した。
シチリアと言えば、マフィアでしょうと、マフィア
というエッセーもちゃんとあります。手抜かりはあり
ません。イタリア・マフィア、アメリカ・マフィアと
区別されるそうだが、元々シチリアからの移民だった
ことは、ゴッドファーザーで勉強済みだった。
驚いたのはローマでは2千年前の下水をそのままつか
っているということ。そうじも二千年一度もしていな
いという、ウソでしょう、と思わず。
人生の豊かな味わいに誘うという24のエセー、だと
さ、うーん、マンダム。……合掌。
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