小学館 1992年
二階建てのバスの景色は素晴らしいですよォ、とその
おばあさんは力説していた。そのおばあさんの捨てる
本のなかにこの本があった。そのおばあさんはこの前、
クルマの免許を返して、バスに慣れてきたらしい。この
前のときは大きなクルマに乗ってきていた。
で、この本の内容だが、シュールギャグといっていいの
だろうか? 一番僕がツボだったのが、石井は両親来て
ないのか、と先生が運動会のとき、弁当をたべている学
生に話しかけてきて。よし、先生が双眼鏡で屋上からお
前がどういう順番でおかずを食い、お茶をすするのかみ
つめていてやろう、といい、遠くの屋上から先生が双眼
鏡で見つめている、っていう四コマ漫画である。えっ?
すべってないでしょ?
なんかよくわからないものもいっぱいあって、感性の塊
みたいな四コマ漫画。
異形の才能を感じてしまった。遅ればせながら。……合掌。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます