古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

岳物語      椎名誠

2019-09-13 15:26:22 | 小説の紹介
集英社文庫   1985年


椎名さんの息子岳くんが十歳になるまでの数年間を描いている。


ってことは、岳ってのはボクと同世代ってことか。通りで、釣り


に夢中になっていく様を描いているのだが、よく岳くんの気持ち


が分かる、かつて、ボクも小五六年のころは近くの庄内古川や


古利根川に行って毎日釣りをしていて、将来は釣り吉三平にな


るんだ、と口癖のように言っていた。



あのころはやってたんだよねえ、釣り。ラーメンも好きだった


しねえ、うん、また今シーズンは京橋川にハゼ釣りに出かけて


みようか、と思う。もう三年近く釣りをしていない。いや、


椎名さんは傑作をものにしたですよ。この岳物語が今まで読んだ


椎名作品の中で一番おもしろかった、と思うのだけど。子供嫌いの


ボクがおもしろかったのだからまちがいんないんじゃねえ?………………


合掌。

                       (鶴岡 卓哉)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あのひと  傑作随想41編 | トップ | 台湾 韓国 香港 逍遙游記... »
最新の画像もっと見る

小説の紹介」カテゴリの最新記事