文春文庫 1970年
シャンソンの歌手として生前知られた
石井好子さんの料理に関して書いた前半
とシャンソンのプロモーターとしての
苦労話を披露する後半。おそらく、その
当時では聞きなれぬ珍しい料理や、野菜を
紹介した本書。食いしん坊を自認される作者が
食べてきた逸品を描く。くわしく書かれている
ので実現さえることはできるだろう。ぼくは
やりませんけどね。後半はいろんなシャンソ
ン歌手が出て来る。読むのがやねこかったが、
歌う狂人-シャルル・トルネ、このとんでもない
狂った人を日本に呼んだ苦労話。その他、ダミア、
ジョセフィン・ベーカーについてなどを書いている。
ぼくはどのページを開いてもエディット・ピアフ
以外は存じ上げなかった。シャンソン自体、そん
なに聞く人もいないのかもしれない。
少なくとも、ぼくはあんまり聴いたことないかな。
チーン。
(読了日 2024年5・5(日)22:00)
(鶴岡 卓哉)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます